記事公開日:2022/03/17
最終更新日:2022/11/01
「高い営業成績を収めたい」「営業マンとしてもっと活躍したい」といった人は、褒め言葉の「さしすせそ」を身につけることがおすすめです。トップ営業マンは上手に褒め言葉を使い、商談を成功に導きます。
今回は、誉め言葉の「さしすせそ」について解説します。例文や注意点、実際に使えるシーンなどを解説するので、最後まで目を通すと実践でも活用できる誉め言葉が習得可能です。
まずは、褒め言葉の基本的なところから押さえていきましょう。
目次
成績トップの営業マンは仕事だけでなく、相手の「褒め方」まで心得ています。相手を褒めるというのは、会話の調子を上げたり、緊張感をほぐしたり、商談をスムーズに進める効果が期待できます。
トップ営業マンは相手を自然に褒められるので心の距離を縮めやすく、商談の成功率も高いです。トップ営業マンを目指す人は、「褒める」というテクニックの習得にも注力しましょう。
トップ営業マンの褒め言葉は「さしすせそ」から成り立っています。言葉の意味や使い方を見ていきましょう。
単語 | 意味・例文 |
さ | ・さすがですね ・最高ですね |
し | ・知らなかったです。 |
す | ・すごいですね ・素敵です ・素晴らしいです |
せ | ・センスがありますね |
そ | ・そうなんですか |
「さ」は「さすがですね」「最高ですね」など、相手の会話に共感しつつ賞賛するときに使います。上から目線にならず、自然に使いやすい言葉です。
「し」は「知らなかったです」など、相手を褒めた理由を伝える言葉として使います。褒め言葉に信憑性を持たせ、本心から話していることを伝えられます。
「す」は「すごいですね」「素敵です」「素晴らしいです」など、ストレートに相手を褒めるときに使います。相手の使ったワードや表現を交えると、話を理解して褒めていることをアピールできます。
「せ」は「センスがありますね」など、相手のスキルや感性といった、これまで積み重ねてきたことを褒めるときに使います。この言葉は相手に興味があることを示せますが、持ち物などを褒めてしまうと「物」に対する褒め言葉になるので注意しましょう。
「そ」は「そうなんですか!?」など、相手の話に驚嘆して褒める際に使います。過去の大変だったできごとや努力してきたことなどを褒めるときに使うと、相手に興味がある・理解を示していることをアピールできます。
営業トーク中に「さしすせそ」を使う前に、ここから解説する注意点をチェックしておきましょう。「さしすせそ」は、使い方を間違えると逆効果になってしまう恐れがあります。
気持ちを込めて相手を褒めなければ、自分の感情が伝わらないので注意しましょう。褒め言葉は「とりあえず使っておけばいい」というものではなく、自分の感情をより相手に伝えやすくするための言葉です。
以下の点に注意して、褒め言葉の効果が発揮できるようにしましょう。
心理学上、人は視覚情報・聴覚情報・非言語情報(見た目や表情など)から会話の意図を一致させ、理解するとされています。つまり、褒め言葉を使っていても気持ちがこもっていなければ、こちらの意図は相手に伝わらない可能性があるということです。
言葉に合わせて抑揚や表情などを変え、あらゆる感覚にアプローチするつもりで褒め言葉を使いましょう。
「本心から褒めている」ということを伝えるには、第三者に対して褒め言葉を使うことも意識しましょう。営業トーク中に褒め言葉を使っても、「ビジネス目的で褒めている」と考えられるかもしれません。ネガティブなイメージを持たれる可能性があるので、第三者に対しても褒め言葉を使い、「本心から相手を褒める人」という認識を持ってもらうことが大切です。
たとえば雑談の最中に「以前、○○様にもお世話になりまして、本当に助けられました」と第三者に向けて褒め言葉を使います。このような使い方であれば、褒め言葉に真実味が出て、好印象を得られる可能性があります。
褒め言葉を乱用すると、馬鹿にしている印象を与えてしまうので注意しなければなりません。以下のような褒め方は逆効果となってしまう可能性があるのでチェックしておきましょう。
褒められた側が嬉しく感じるのは、経験や成果、感性などが認められたときです。どんなことに対しても褒め言葉を使ってしまうと「嘘を言っているのでは」と疑われてしまう恐れがあるので注意してください。