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ワイシャツの正しいアイロンのかけ方とは?忙しい営業マンにおすすめの時短テクニックも紹介

記事公開日:2022/02/09

最終更新日:2023/11/16

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不動産業界だけでなく、ほとんどの業界の営業マンはワイシャツの着用が求められます。お客様と接する機会の多い営業マンは特に身だしなみに気を配る必要があるため、ワイシャツもきれいに着こなさなければいけません。

今回は、ワイシャツを着こなすために必要な正しいアイロンのかけ方を解説します。時短テクニックも紹介するので、ワイシャツをきれいにしたいと悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

営業マンは身だしなみが重要!シワだらけのワイシャツは相手に悪印象を与える

ビジネスシーンにおいて、身だしなみに気を配ることは最低限のマナーです。特に、初対面の人に好印象を与えるためには身だしなみが重要です。第一印象は最初の6秒間で決定されると言われているため、どんなに人の良い営業マンでも、身だしなみが整っていなければ第一印象が悪いものになってしまうおそれがあります。

髪型や肌の状態などの他、スーツを着る機会の多い営業マンは、ワイシャツのシワの有無もチェックしましょう。ヨレヨレのワイシャツを着てしまうと、お客様からの信頼を損ねてしまうおそれがあります。特に不動産などの高額商材を扱う場合、営業成績や給与に大きく関わってくるので、身だしなみについては普段から意識しておく必要があると言えます。

ワイシャツのアイロンがけに必要な3つの準備

ワイシャツの着こなしには、こまめなアイロンがけが重要です。ワイシャツのシワを伸ばすことで、ピシッときれいに着こなすことができます。ここからは、ワイシャツのアイロンがけに必要な3つの準備を紹介していきます。

アイロンがけに使うアイテムを用意する

まずはアイロンがけに必要なアイテムを準備しましょう。以下のアイテムがあれば、問題なくアイロンをかけることができます。

アイロンアイロンがけのマストアイテム
アイロン台ハンディタイプの場合は不要
アイロン用シワ取り剤細かいシワまできれいに取る
アイロン用のり剤袖や襟部分ののりづけに使う
霧吹きワイシャツが乾いている場合
当て布家にある薄い綿素材の生地でも代用可能

アイロン用シワ取り剤以降のアイテムは、必ずしも揃える必要はありません。よりきれいにアイロンがけをしたい場合、あるいは乾いているものやデリケートなものをアイロンするときは準備しておきましょう。なお、当て布に関してはさまざまなものが販売されていますが、薄い綿素材の生地であれば、家にあるものでも代用可能です。

アイロン表示に従って温度設定をする

ワイシャツをはじめ、多くの衣服には洗濯表示がついており、そこにはアイロンの温度も記載されています。適切な温度でアイロンをかけなければ、ワイシャツにダメージを与えてしまうかもしれません。アイロン表示は、以下のように温度ごとにわかれています。

旧表示新表示旧表示新表示旧表示新表示
表示方法●●●●●
目安温度80〜120℃〜110℃140〜160℃〜150℃180〜200℃〜200℃
生地・素材アクリル/アクリル系ポリウレタン/ポリプロピレン綿/毛/ナイロン/ビニロン/ レーヨン/キュプラ/アセテート/ポリエステル綿/麻/レーヨンポリノジック
当て布あった方が良いあった方が良いなくても良い

旧表示・新表示関わらず、アイロンマークにバツマークがついている場合、アイロンに適した衣類ではありません。また当て布は、洗濯表示のところにあるアイロンマークの下に波線があれば使用します。

ワイシャツを霧吹きで湿らせる

乾いた布ではきれいにシワを伸ばすことができません。特にシワが伸びやすいのは半乾きの状態なので、霧吹きを使ってワイシャツを湿らせることがポイントです。

一部のアイロンについているスチーム機能も便利ですが、水分子が小さいスチーム機能だけでは、ワイシャツの繊維の奥まで湿らせることができない可能性もあります。もしスチーム機能を使う場合、出力を下げすぎないように注意してください。霧吹きは近所の100円ショップなどで手に入るので、まずは一度霧吹きを使ってみることをおすすめします。

ワイシャツをシワなく綺麗に仕上げる!アイロンがけの手順とかけ方

アイロンをかける画像

ワイシャツをシワなく仕上げるには、適切な手順と方法を知る必要があります。アイロンがけのポイントは、狭い部分から広い部分に向かってあてることです。広い部分からアイロンをかけてしまうと、狭い部分をかけているときに折れて新たなシワを作ってしまう可能性があるので注意しましょう。

ワイシャツのアイロンがけは、以下の順番で行うようにしてください。

  1. 袖口
  2. 身ごろ

ここからは、それぞれの部位のシワを取る方法を詳しく解説していきます。

➀「襟」をアイロンがけする

人の目につきやすい襟元は、特にきれいな仕上がりが求められる箇所と言われています。

シャツは裏側に向けて、両端から中央に向かってアイロンを動かし、裏側が終わったら表側も同じように行いましょう。このとき、生地を引っ張りながらアイロンをあてるときれいに仕上がります。

シワが伸びにくい場合は、それぞれ2回ずつかけましょう。顔に近い襟元は特に他人から見られやすいすいところなので、念入りにアイロンをかけてください。

②「肩」をアイロンがけする

丸みを帯びている肩の部分は、アイロンをかけすぎてしまうと潰れるおそれがあります。ポイントは、丸みを残しながらシワを伸ばしていくことです。

アイロン台の先端を使うと、丸みをキープすることが可能です。アイロン台にワイシャツを置き、平らに広げた箇所にアイロンをあてます。このとき、襟を立てておくと邪魔になりません。

左右の肩へのアイロンがけが終わったら、肩と襟の境目にもアイロンをあてるのを忘れてはいけません。アイロンの先端を使いながら、細かく動かしていきましょう。

➂「袖口」をアイロンがけする

ボタンがついていてやりにくい袖口ですが、名刺や資料を見せる際に目につく部分でもあります。難しい箇所ではありますが、きれいな仕上がりを目指してアイロンがけを行いましょう。

まずは袖のボタンをすべて外して、内側をめくった状態でアイロン台に置きます。そして、袖口の裏側を端から中央に向かって動かしていきましょう。襟と同じように、生地が厚くなっている部分を引っ張るとかけやすいです。

裏側が終わった後は、同様に表側もアイロンをかけていきます。左右の袖口どちらも同じ工程を繰り返しましょう。

④「袖」をアイロンがけする

袖口のボタンがついている部分を上に向け、軽く伸ばした状態でアイロン台に置きます。アイロンをかける前に手でシワを伸ばしておくと、きれいに仕上げることができます。

アイロンは、袖口から肩の方向に向かって動かし、片手で引っ張りながらアイロンを動かしていきましょう。細かい部分もありますが、そのときはアイロンの先端を使うときれいにシワを取ることができます。袖口の手前の部分や、脇の部分も忘れずにアイロンをかけましょう。

⑤「身ごろ」をアイロンがけする

広い身ごろにシワがあれば目立ってしまうため、丁寧なアイロンがけが求められます。身ごろのような範囲が広い部分は、数ヶ所に分けてアイロンがけをしていきます。まずは正面右側からあてていきましょう。

アイロンをあてたい部分をアイロン台に置きますが、このとき、アイロン台の角と肩を合わせるのがポイントです。まずは脇下を、縫い目の上から下に向かってアイロンをかけます。脇が終わった後は、正面右側全体にアイロンがけをしますが、やりづらいボタンの間もアイロンの先端を使って丁寧にかけていきましょう。

正面左側・背面・裏面の3箇も、同じ手順でアイロンがけをしていきます。正面左側のボタンホールがある部分には、胸ポケットがあるワイシャツがほとんどです。ポケット周りは、下から上、外から内にアイロンを動かすのがポイントです。ボタン部分と同じように、アイロンの先端をうまく使ってみてください。

➅ハンガーに掛けて干す

上記の5ステップでアイロンがけは完了ですが、アイロンが終わった後はハンガーにかけて干しておきましょう。アイロン直後は熱や湿気が残っている状態のため、すぐに畳むとたたみジワができてしまうおそれがあります。アイロンの熱と湿気が取れるまではハンガーにかけ、重力を使ってさらにシワを伸ばしていきましょう。

ワイシャツにアイロンがけする際の2つのポイント

上記で説明した6つのステップでシワのないワイシャツを着ることができますが、2つのポイントに気をつけるとさらにきれいなアイロンがけが叶います。アイロンがけをするときは、以下の2点に注意してください。

ワイシャツを軽く引っ張りながらかける

アイロンをかける際は、アイロンを使っていない手で軽くワイシャツを引っ張りましょう。ワイシャツを引っ張らないままアイロンがけをすると、変な場所にシワが入ってしまうおそれがあります。

また、アイロンの近くではなく、できるだけ遠い場所を引っ張るのがポイントです。生地全体を伸ばすことができる上に、やけどの心配も少なくなります。生地感が厚い場所は、少し力を入れてシワを伸ばしてください。

アイロンはまっすぐ動かす

アイロンを動かすときは、必ずまっすぐ動かしましょう。アイロンを曲線的に動かすのは、無駄なシワを入れてしまう原因になるからです。アイロンの尖っていない方に力を入れると、アイロンをスムーズに滑らせることができます。

またアイロンは、往復ではなく一直線にかけた方がきれいに仕上がります。アイロンがけは直線で一方向が基本の動作だということを頭に入れておきましょう。

アイロンがけを楽にする、洗い方・干し方のコツ

アイロンがけを楽にするためには、ワイシャツの洗い方と干し方も重要です。洗濯の後のシワが少なければ、その分アイロンにかける時間を減らすことができます。ここからは、シワを少なくする洗濯物の洗い方・干し方を解説していきます。

洗濯時はネットを使用し、脱水は短めに設定する

シワや型崩れを防ぐために、ワイシャツは小さく畳んで洗濯ネットに入れます。複数のワイシャツを洗濯する場合、1個の洗濯ネットに対し、ワイシャツ1枚が基本です。畳むときは、汚れた部分を外側にしておきましょう。

洗濯ジワは、脱水するときの強い動きが原因でつくことが多いです。そのため、ワイシャツを洗濯する際は脱水時間を短めに設定しましょう。また、柔軟剤には洗濯ジワの防いでくれる効果もあるので、状況に合わせて使ってみてください。

脱水後はできるだけ早く取り出し、シワを伸ばしてから干す

ワイシャツを濡れたまま放置しておくとどんどんシワになってしまうため、脱水後はできるだけ早く取り出すのがおすすめです。

洗濯機から取り出した後は、ワイシャツの肩部分を持ち大きく上下に振りましょう。その後に手でシワを伸ばしながら軽く畳みますが、このときに手のひらで数回叩くと小さなシワも取れやすくなります。また、襟や袖口の部分を整えておくと、型崩れするのを防ぐことができます。

忙しい営業マンには、防シワ性の高い「形態安定シャツ」がおすすめ

綺麗なシャツの画像

これまでご紹介した内容から、「ワイシャツのアイロンがけは時間と手間がかかる」と不安に感じている人も多いのではないでしょうか。特に忙しい営業マンにとっては、アイロンがけをする時間が取れないことも少なくありません。

そんな忙しい営業マンには、防シワ性のある形態安定シャツがおすすめです。形態安定シャツとは、薬品や樹脂・熱を使って防シワ性を向上させたシャツのことです。従来のワイシャツと比べてシワがつきにくいため、洗濯後にアイロンをかける手間を省くことができます。

ほとんどの形態安定シャツは速乾性も兼ね備えているため、出張の際にも便利です。忙しくてアイロンがけの時間が取れない人は、形態安定性表示を見ながらワイシャツを選んでみてください。

ワイシャツのアイロンがけをマスターして、売れる営業マンになろう!

清潔感があるワイシャツは、初対面の相手にも好印象を与えることができます。アイロンをかけてシワを伸ばしておくことで、営業成績がアップするかもしれません。

アイロンがけは狭い襟や肩から、広い身ごろの順番に行うのがポイントです。今回ご紹介したポイントや洗い方・干し方を取り入れることで、よりきれいなアイロンがけが叶います。清潔感を保つためにも、ワイシャツは常にきれいにしておきましょう。

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CHINTAI JOURNAL編集部

この記事を書いた人

CHINTAI JOURNAL編集部は、営業活動に役立つ情報や業務効率化するための工夫をはじめとして、賃貸仲介業務に「おもしろさ」と「ライフハック」を提供します。

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