記事公開日:2021/12/15
最終更新日:2023/11/16
賃貸仲介営業マンは第一印象が重要で、髪型や服装などに気を配る必要があります。なかでも髪型はその人の個性が出やすく、特に気をつける必要があるものの、「結局どんな髪型にすればいいの?」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、賃貸仲介営業マンの理想の髪型について、好印象を与えるおすすめの髪型やNGな髪型などを男女別に解説していきますので、ヘアスタイルのことで悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
※下記の関連記事では賃貸営業で成功するためのコツをまとめてますのでこちらもチェックしてみてください。
目次
賃貸仲介営業マンは初対面のお客様に会う機会が多いため、第一印象がとても大事になります。もちろん、既存のお客様に対しても常に好印象を与えられるように配慮する必要があり、個性が強すぎる髪型は敬遠されがちです。大事なお客様を不快にさせないよう、まずは髪型で押さえておきたい5つのポイントをご紹介します。
相手に好印象を与えるポイントは清潔感です。お客様にとって、商談内容や話し方以前に目に入るのは賃貸仲介営業マンの「見た目」です。不潔な印象を与えてしまうと、せっかくの商談もうまくいかなくなってしまうでしょう。
清潔感を演出するために、寝癖をしっかりと直すのは、基本中の基本です。ボサボサな髪のままではだらしない印象を与えてしまうため、スタイリング剤などを使って清潔感のある髪型にセットしましょう。
しかし、スタイリング剤の使いすぎには注意が必要です。スタイリング剤には油分が含まれているものも多く、使いすぎるとまるで髪を洗っていないような仕上がりになってしまいます。自分の髪質に合ったスタイリング剤を選び、適量を使ってセットするようにしましょう。
賃貸仲介営業マンの髪型には適した長さがあります。例えば男性の場合、全体的に短めの長さで、耳にかからない程度の長さが理想です。また後ろ髪も長すぎると清潔感がなくなりますので、ワイシャツの襟にかからない程度の長さにそろえる、襟足を刈り上げるなど、なるべく短く整えておくのがおすすめです。
女性の場合、肩よりも長い髪型は、下を向いたときなどに顔にかかって暗い印象を与える場合があります。肩より長い場合はヘアゴムなどで1つにまとめることで、清潔感や明るい印象を与えることができます。女性の場合は、特に顔まわりの髪を整えておくと清潔感のある印象となります。
また、男女ともに前髪の長さには注意しましょう。目にかかるぐらいの長さがあると、暗い印象を与えてしまいます。前髪は短くするか、おでこを出すようなセットにするとスッキリとした印象になります。
匂いは第一印象に影響を与えるため、ドライシャンプーやヘアミスト、整髪料などで対策しましょう。心理効果の1つに「プルースト効果」と呼ばれるものがあります。これは匂いを嗅ぐことで、過去の記憶が呼び起こされる現象です。
不快な匂いはネガティブイメージを連想される恐れがあり、第一印象へも悪影響を与えかねません。匂いの印象は人によって異なるため、香りが強すぎないナチュラルな匂いを意識しましょう。
髪色は、仕事への誠実さや、仕事ができる賃貸仲介営業マンなどの印象を持ってもらうためにも重要な要素です。心理効果には「ハロー効果」と呼ばれるものがあります。見た目の印象に合わせて、他の特徴・能力も評価される現象です。
派手な髪色はネガティブな印象を持たれやすいほか、本来関係のない仕事における能力の有無も判断されかねません。賃貸仲介営業は、刹那的な側面もあります。一度ネガティブな印象を持たれてしまうと、後から挽回できないかもしれません。
「信頼できないかも」「この人に案内してもらって大丈夫?」といった不安を与えないよう、無難な髪色(黒色など)を意識しましょう。
清潔感だけではなく、適度にオシャレな印象を与えることも必要です。たとえば、短い前髪が良いからといって、あまりにも短いとやや幼い印象を与えてしまいかねません。適度なオシャレさがある髪型は、相手に好印象を与えます。
男性も女性も、アナウンサーの髪型を参考にするのがおすすめです。アナウンサーは基本的に、万人受けする髪型を心がけています。男性は、黒髪短髪で自然な形でスタイリングしていますし、女性も落ち着いた髪色で好印象を与える髪型をしています。賃貸仲介営業マンのヘアスタイルに困ったときは是非チェックしてみてください。
ここからは好印象を与える髪型について、より詳しくご紹介します。まずは、男性の髪型について見ていきましょう。
黒髪は、誠実で真面目という印象を与えます。男性営業マンの基本は黒髪で、明るい茶髪、金髪などの染髪は避けたほうが良い髪色となります。明るい髪色はどうしても軽い印象を与えてしまいがちで、髪を染めることを禁止している会社も多くあります。白髪の方も、染めるのであれば黒が基本でしょう。
暗めの色であれば許可している会社もありますが、特に年配のお客様が多い場合は、暗めの茶髪であってもあまり良い印象を与えません。信頼される賃貸仲介営業マンという印象を持ってもらうには、会社の規則に関わらず黒髪にするのがおすすめです。
先ほど「適度なオシャレさも必要」とお伝えしましたが、強めのパーマや長すぎる髪は、派手な印象を与えてしまうため賃貸仲介営業マンの髪型としてはおすすめできません。
男性が気をつけたいポイントとして、耳まわりと襟足が挙げられます。耳まわりや襟足を短く切りそろえておくと、スッキリ見せることができ、清潔感のある印象を与えることができます。また、そうすることで毎朝のセットも楽になります。
襟足や耳まわりを刈り上げて、スッキリさせている方も少なくありません。ただし、やりすぎてしまうと不自然になりかねないので、なるべくソフトに刈り上げるのが重要です。自然な感じのツーブロックにしてみても良いでしょう。
前髪の長さには特に気をつける必要があるでしょう。おでこが見える髪型は表情がわかりやすく、相手に安心感を与えることができます。前髪の長さは特に相手の印象を左右するもので、「前髪の長さで成約率が変わる!」と言っている方も少なくありません。
おでこが見える前髪にすると、清潔感や爽やかな印象を与えられるだけではなく、知性や自信があるようにも見えます。なるべくおでこを出すように意識してセットしましょう。
また、古くからおでこを出すと仕事運や人気運、金運など運気がアップするとも言われています。賃貸仲介営業マンにとって運気も大事な要素の1つなので、スランプ気味な方は一度試してみてはいかがでしょうか。
スタイリング剤は寝癖を直すためだけに使うという人も多いですが、上手に使ってセットしないとだらしない印象になってしまいます。髪質によっては、朝は比較的まとまっていた髪も、時間が経つにつれて広がったりパサパサになったりと、不潔な印象になる恐れがあるでしょう。また、ボリュームがない髪型も頼りないイメージを与えてしまいます。
しかしスタイリング剤の種類によっては、ベタついて逆効果な場合もあります。髪型や髪質に合ったスタイリング剤を選ぶのが重要ですが、自分で選ぶのが難しい場合は信頼できる美容師の方に相談してみましょう。
ここからは、女性の営業職の方におすすめのヘアスタイルについて解説していきます。
男性と女性では、好印象につながる基準が少々違います。髪の色や長さなど、男性にはないポイントがいくつかあるため、1つずつチェックしてみてください。
女性の場合も、信頼感のある印象を与えるなら基本は黒髪がおすすめです。ただし女性の場合、髪の長さによっては黒髪だと重い印象を与える場合もあります。そのため、明るすぎないナチュラルな茶髪はOKというケースも多いです。
髪の長さや自分の雰囲気に合わせて髪色を決めることが重要です。信頼できる美容師に営業職であることを伝えたうえで、自分に合うカラーはどんな色か相談してみましょう。
顔まわりをスッキリさせると顔色や表情も明るく見え、相手に好印象を与えます。そこで、お辞儀などをする際、髪で顔が隠れないように、ヘアピンなどを使って留めるてことをおすすめします。また顔まわりをスッキリ見せるために、耳にかけるヘアスタイルにしてみてもよいでしょう。
サラサラした長い髪に憧れる方も多いのではないでしょうか。しかし営業職の場合、あまりにも長い髪は商談でお客様に書類を見せる際などに邪魔になってしまう恐れがあります。なるべく邪魔にならないよう、ロングヘアの方はヘアゴムなどで1つに束ねておくようにしましょう。
具体的には、肩より長く、お辞儀をした際に顔が隠れる場合には束ねておくのがおすすめです。派手になりすぎない範囲で、モノトーンのヘアアクセサリーなどでアレンジを楽しむのも適度なオシャレさがあって良いでしょう。
また、長い髪はどうしても傷みがちです。傷んだ髪は1つにまとめていても清潔感が損なわれてしまうため、ヘアケアをしっかりと行い、艶のある髪を維持しましょう。
ここからは、男性賃貸仲介営業の方におすすめの髪型を4選ご紹介します。
トップ営業マンを目指すには、商談内容や営業トークも大事ですが、まずは見た目の清潔さが重要です。特に賃貸仲介の営業は、お客様の年齢が幅広いため、万人受けするような髪型である必要があります。是非チェックしてみてください。
7:3スタイルは、一昔前は典型的なサラリーマンの髪型というイメージでしたが、今は万人受けする爽やかな髪型として定着しています。一口に7:3スタイルといっても、長さやセットの仕方でさまざまな印象を与えることができます。ベリーショートの7:3スタイルは爽やかな印象ですし、オールバックの7:3スタイルはデキる営業マンという雰囲気を出すことができます。
ショート×ナチュラルは爽やかな印象を与えます。直毛でセットしにくい場合は、アイロンで毛先に動きを出したり、ニュアンスパーマをかけたりするのもおすすめです。あまり作り込みすぎないナチュラルな感じがスッキリとした印象を与えます。
ベリーショートはワックスなどで毛先に遊びを持たせると、爽やかでオシャレな雰囲気に仕上がります。毎朝のセットが楽になるので、セットが苦手な方にもおすすめです。また、ベリーショートは知的な印象を与えるため、信頼できる賃貸仲介営業マンというイメージにもなります。
ツーブロックは、サイドや襟足に段差のある髪型のことです。耳まわりがスッキリすると同時にオシャレ感がアップします。賃貸仲介営業マンはもちろん、他の業種の営業マンにも向いている髪型といえるでしょう。
ツーブロックにしておけば、髪が長い部分だけセットすればよくなるため、毎日のスタイリングも楽になります。スーツにも合い、幅広い年代に好まれる髪型とも言われています。
女性賃貸仲介営業の方におすすめの髪型を4種ご紹介します。万人受けしやすい髪型で、ネガティブな印象を持たれるリスクを減らしましょう。
ロングやミディアムヘアの場合、与える印象を変えやすいポニーテールがおすすめです。ポニーテールは結ぶ位置によって印象が変わるので、具体例をいくつか見ていきましょう。
<結ぶ位置の違い>
賃貸仲介営業はお客様からの信頼を得るため、安心感を与える必要があります。ポニーテールの位置が高すぎると幼い印象を与えてしまうので、中部~下部が無難です。自身の見た目や年齢のバランスも考慮しつつ、適切な位置を選びましょう。
ミディアム以上の長さがあれば、ストレートヘアもおすすめです。ストレートヘアは、清楚・シャープなどの印象を与えやすく、あらゆるフォーマルな職場で活躍します。
ただし、ストレートヘアはケア方法を間違えると、だらしない・不衛生といったネガティブな印象を与えかねません。以下のポイントを意識して、日頃から丁寧なケアを行いましょう。
<ストレートヘアのケア方法>
ミディアムヘアの方は、ゆるく巻いたワンカールヘアにもチャレンジしてみてください。ワンカールヘアは清楚で柔らかい印象なので、お客様へ不快感を与えにくく、初対面でも受け入れられやすい髪型です。さらに、ワンカールヘアはスタイリングによって印象が変わるため、フォーマルはもちろん、休日はカジュアルスタイルにも変えられます。
また、くせ毛に悩む人にもワンカールヘアはおすすめです。ヘアアイロンで矯正できるくせ毛であれば、営業職でも多少のカールは許容されます。
ショート~ミディアムヘアの人は、片サイドをピンで留めたスタイルがおすすめです。ショート~ミディアムヘアの場合、お辞儀をした際に髪が顔にかかりやすくなります。マナー違反ではありませんが、少しでも明るい印象を与えられるよう、片サイドをピンで留めてみましょう。
耳を出すだけでもスッキリとした印象になり、「見た目が暗い」「表情がわかりにくい」といった印象を防げます。ただし、ピンは正面から見えない位置に留めるよう注意してください。お客様からピンが見えてしまうと、幼い印象を与える恐れがあります。
賃貸仲介の営業担当として信頼してもらえるよう、細かい箇所まで配慮しましょう。
ここでは賃貸仲介営業マンにとってNGな髪型をご紹介します。一般的に避けたほうがよいと言われているため、自分の髪型と比べながらチェックしてみてください。
個性強めのパーマは、プライベートではオシャレな印象を受けますが、営業マンの髪型としては避けたほうが無難です。
とくに賃貸仲介の営業マンはお客様の年齢層が幅広く、さまざまな方を相手にするため、万人受けするような髪型にしておく必要があります。個性的なパーマに驚かれるお客様も少なくないため、なるべくなら避けておきたい髪型といえるでしょう。
男性の場合、一般的にデキる営業マンは黒髪というイメージがあります。誠実で真面目な印象を受ける黒髪に対し、茶髪や金髪はどこか軽い印象を与えてしまいがちです。女性においても派手な髪色は避け、髪を染めるときは落ち着いた茶色などにしておくのがおすすめです。
男性のロングヘアは、営業職にとっては避けるべき髪型です。また、ロングヘアは髪に触れる機会も多くなり、落ち着きのない印象や清潔感のない印象を与えてしまう恐れもあります。
坊主頭は特に問題はないのでは?と思われがちですが、営業において、あまりにも短すぎる坊主頭は避けるべき髪型です。五厘刈りのような坊主頭はお客様を怖がらせてしまう恐れがあり、あまりおすすめできる髪型とはいえません。ベリーショートぐらいの長さは残しておきましょう。
ナチュラルな髪型は爽やかな印象を与えますが、ナチュラルなセットとノーセットでは意味が大きく違います。ノーセットの場合、朝は整っていても午後あたりから徐々にボサボサになってくるものです。ボサボサな髪型は不潔な印象を与えますので、スタイリング剤を使ってまとめることをおすすめします。
賃貸仲介営業マンが、髪型にこだわるべき3つの理由を解説します。「とにかく髪型を整えればいい」という動機だけでは、自分に合わない方法で身なりを整えてしまうかもしれません。
理由を知り、自分には何が足りないのかを理解することが重要です。
髪型を整えるだけでもお客様からの第一印象が良くなり、希望条件のヒアリングや物件案内などを円滑に進められます。第一印象はそのまま残り続けるとされており、これを「初頭効果」と呼びます。
初頭効果とは、最初に受けた印象が強く残ってしまい、その後のコミュニケーションでも最初の印象を引きずってしまう現象です。たとえば、以下2つのパターンを比較した場合、どちらが好印象かを考えてみましょう。
<初頭効果の例>
上記の場合、1番目の方が清潔な印象を最後まで残すため、好印象を与えることが可能です。賃貸仲介営業マンは、最初のヒアリング~契約締結まで顧客対応が続きます。髪型は目に入りやすく、第一印象として残りやすいポイントです。最後までお客様に信頼してもらうためにも、髪型の第一印象は特に意識しましょう。
髪型を整えるだけで、コミュニケーションを通じた安心感や信頼感を得やすくなります。髪型と安心・信頼の関係性は、メラビアンの法則で説明できます。
メラビアンの法則とは、視覚情報と聴覚情報を一致させることで、こちらの意図を正しく伝えられるという心理的な法則です。メラビアンの法則によると、人がコミュニケーションを取るときは、以下の割合で情報を受け取るとされています。
<情報の受け方>
つまり、どれだけ丁寧に顧客対応を行ったとしても、見た目が伴っていなければ、内容を十分に伝えられない可能性があります。信頼関係はコミュニケーションから生まれるため、お互いが情報を過不足なく受け渡せるよう、髪型にも注意を配りましょう。
髪型を整えることで、結果的に成約率・受注率アップにつながる可能性もあります。お客様は複数の不動産会社を比較検討し、希望条件に合う賃貸物件を紹介してもらった不動産会社と契約します。
希望条件に合う賃貸物件を提案するには、徹底したヒアリングを行わなければなりません。しかし、信頼関係を築けていない場合、お客様は安心して話せないため、ニーズを掘り下げられない恐れがあります。
前述してきたように、髪型は信頼関係を築くための重要な要素です。「この人なら安心できる」「ぜひこの人に物件探しを手伝ってもらいたい」と思ってもらえるよう、清潔感や適度なオシャレさなどを意識しましょう。
もちろん髪型を整えるだけで、必ず成約率・受注率アップにつながるとは限りませんが、チャンスにつながる努力を惜しまない気持ちが大切です。
賃貸仲介営業マンは第一印象が重要で、髪型1つで相手に与える印象が大きく変わります。成約率をアップさせるためにも、日々のヘアスタイルに気を配る必要があるといえるでしょう。
また、デキる営業マンは誠実な印象を与える髪型を意識しつつ、自分らしさが出るような工夫もしています。スタイリング剤をうまく使い、髪型にアクセントを出すことによって、個性と清潔感の両方を併せ持つヘアスタイルにすることができるので、さまざまなヘアスタイルを試しながら自分に合ったものを見つけてみてください。
下記2本の関連記事もチェックすると好印象・信頼感アップにつながります。
記事へのコメント | |