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不動産会社の口コミを侮るのは危険!重要性や参考にされやすい投稿、増やす方法を紹介

記事公開日:2022/09/22

最終更新日:2024/01/11

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「集客率が落ちてきた」「広告・宣伝費を抑えたい」などの課題を抱える不動産会社は、口コミの活用を検討してみましょう。口コミはユーザーによる感想・評価などを指す言葉ですが、企業にとって侮れないものとなってきました。うまく活用することで、集客率や注目度、売上アップなどに繋がります。

今回は、口コミの重要性や企業選びの参考にされやすい投稿について解説します。口コミの投稿数を増やす方法にも触れているので、集客・マーケティング力アップを考えている方は参考にしてみてください。

不動産会社選びで参考にされる口コミの重要性と特徴

まずは、不動産会社選びにおいて、ユーザーから参考にされる口コミの特徴について解説します。さらに、企業にとってなぜ口コミが重要なのか、各特徴から重要性についても見ていきましょう。

参考にされる口コミ①:ネガティブな口コミ

口コミにネガティブな内容が含まれている場合、ユーザーは信憑性の高さを感じて不動産会社選びの参考にする可能性があります。ポジティブな口コミばかりの場合、「企業関係者の投稿ではないか」と疑われるおそれがあり、信憑性がないと判断されかねません。

つまり、賛否両論のある口コミは、企業選びにおける判断基準として利用されるということです。口コミをうまく活用できれば、広告やWEBサイトなどでは伝えられない「リアルな魅力」を発信する効果に期待できます。

参考にされる口コミ②:具体的に記載されている口コミ

具体性のある口コミはユーザーから評価されやすく、不動産会社選びにおける判断基準として利用されます。具体的な口コミは、一般的に以下のようなものが挙げられます。

<具体的な口コミの特徴>
  • 日時が明確
  • 接客態度やサービス内容がわかる
  • シチュエーションが記載されている

上記を踏まえて、以下2つの文例から口コミが他のユーザーに与える影響について見ていきましょう。

<口コミの文例>

A
すごく丁寧で店員さんの感じが良かった。

B
○月○日○○時頃に伺いました。入店時は気持ちの良い挨拶をしてくれたり、私のライフスタイルに合った物件を考えてくれたり、非常に丁寧な印象です。内見時は各物件のデメリットも踏まえて説明してくれたので、信用できるお店だと実感しました。

AとBを比較すると、Bの方が利用時の状況(シチュエーションや印象、メリットなど)を理解しやすいことがわかります。店舗を利用したことのないユーザーもイメージを共有しやすいため、口コミはユーザー目線のマーケティングにも効果を発揮します。

参考にされる口コミ③:最近投稿された口コミ

最近投稿された口コミは情報としての鮮度が高く、ユーザーにとって参考にしやすい情報源のひとつです。古い口コミの場合、サービス内容や店舗の雰囲気などが現在と異なる可能性があります。つまり、口コミの信憑性は投稿日によっても左右されるということです。

また、口コミの投稿頻度が高い場合、企業発信の情報(SNSやWEBサイトなど)よりも鮮度の高い情報が集まるケースも少なくありません。新規顧客の獲得にも繋がるため、口コミは企業にとっても侮れない情報源といえるでしょう。

参考にされる口コミ④:同年代・同性が投稿した口コミ

同年代・同性の口コミが多ければ多いほど説得力が増します。たとえば20代前半の女性をターゲットにしている商品の口コミで、20代前半の女性が「若い女性のスタッフがいて話しやすい」といった内容の口コミがたくさんあれば、新規のユーザーに大きな安心感を与えられます。

一方、ターゲットから外れた年齢層・性別の方による口コミが中心となると、「自分にマッチしていない」と判断されかねません。口コミの内容を操作することは叶いませんが、ターゲットユーザーへ的確にアプローチしつつ、口コミが投稿されやすい環境づくりに努めるのが重要といえます。

参考にされる口コミ⑤:口コミに対する返信内容

口コミに対する返信内容は、企業への信頼・信用にも繋がる重要なポイントです。ユーザーが口コミをチェックする際、企業・店舗側からの返信内容も目に入ってきます。「口コミへの返信がない」「対応が雑」といった場合、ユーザーへネガティブな印象を与えてしまうおそれがあります。

しかし、文章から伝わる態度や姿勢にも気をつけて対応することで、ユーザーとの信頼構築も可能です。口コミはユーザーと接点を持てるプラットフォームにもなりうるので、良好な関係構築が実現すれば集客アップ・収益アップに期待できます。

不動産会社に対する口コミを増やすには

不動産会社への口コミを増やすには、ユーザーが投稿したくなるような環境づくりを行わなければなりません。ここからは、口コミを増やす具体的な方法を紹介していきますので、口コミを集客やマーケティングなどへ活用する際は参考にしてみてください。

口コミを増やす方法①:接客態度や店内の清潔感を意識する

スタッフの接客態度を見直す、店内を清潔に保つなどして、思わず口コミを書きたくなるような店舗づくりを目指しましょう。ユーザーが口コミを投稿する行動原理のひとつは、「感動・興奮」といったポジティブな気持ちであり、期待と現実のギャップが大きければ大きいほど人は行動したくなるものです。

また店内が清潔であれば、写真付きで投稿してもらえるかもしれません。昨今は写真・動画などに特化したSNSもあり、写真を撮って拡散するユーザーも増えてきました。口コミを広めるには、気軽に写真撮影ができる環境づくりも大切です。

口コミを増やす方法②:口コミ投稿画面へアクセスしやすくする

口コミ投稿画面へスムーズにアクセスできるよう、店舗内に二次元バーコードを設置してみましょう。店舗へ来店するユーザーは、必ずしも口コミの投稿経験があるわけではありません。口コミを投稿する方法がわからないユーザーもいるため、誰でも簡単にアクセスできる仕組み化が必要です。

具体的には、客席にPOPを設置する、チラシに投稿用の二次元バーコードを貼り付けるなどが挙げられます。もし不動産営業マンなら、物件の説明や案内の後、口コミの投稿を直接お願いする方法も有効です。時間をかけて徐々に増やしていき、「口コミを見た他のユーザーが自ら投稿する」といった好循環を中長期的に作っていきましょう。

口コミを増やす方法③:口コミに対する特典を用意する

口コミに対する特典を用意することで、ユーザーが自発的に口コミを投稿する効果に期待できます。ユーザーが口コミを書くのは、「自分が体験して感動したことを他のユーザーへ伝えたい」というポジティブな気持ちからきていることがほとんどです。つまり、企業側が一方的に口コミをお願いしたとしても、行動へ繋がらないおそれがあります。

そのため、口コミそのものに付加価値を付け、ユーザーが自発的に行動しやすい環境を作ることも重要です。特典やキャンペーンなどは話題性を作りやすく、ユーザー同士で共有もできます。口コミが拡散されれば多くのユーザーの目に留まり、集客率アップ・売上アップに繋がるかもしれません。

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やってはいけない口コミに関するNG行為

口コミによるマーケティングや集客を行う際は、企業としての倫理観を保ち続けなければなりません。次項から具体的なNG行為について解説していきますので、口コミが逆効果にならないためにも理解しておきましょう。

NG行為①:自作自演を行う

口コミの自作自演は、法律に抵触するリスクがある他、口コミサイトの規約に違反することも珍しくありません。法律に関して、「景品表示法第5条」には優良誤認表示の記載があります。この優良誤認表示とは、実際の商品・サービスよりも著しく優良であることを示す表示のことを指します。

たとえば、「他社よりも優れている」「○○不動産の方が優良物件は多い」など根拠のない自作自演の口コミを投稿した場合、優良誤認表示となるおそれがあるため注意が必要です。企業としての信頼を落とす行為でもあるため、自作自演による口コミは避けましょう。

また、口コミサイトの規約で自作自演がNG行為と明記されている場合、規約違反でアカウント凍結となる可能性もあります。口コミの自作自演は企業・店舗にとって不利益に繋がる行為なので、集客やマーケティングなどへ活用する際は事前に基本のルールを押さえておくようにしましょう。

NG行為②:良い口コミを書いてもらうように頼む

良い口コミを書いてもらうよう、企業側が投稿者へ依頼することもNGです。たとえば、以下のようなケースがNG行為として該当します。

<口コミを依頼するケース>
  • 著名人などのインフルエンサーに報酬を支払って口コミ・レビューなどの依頼をする
  • 専門業者へ口コミ投稿を依頼する
  • 自社の関連業者に感想を盛り込んだ口コミを依頼する

上記のようなケースでは、広告や宣伝という文言を記載せず、単なる感想として投稿されることがほとんどです。しかし、これはステルスマーケティング(ステマ)と呼ばれる手法で、企業としての信頼を損なうリスクがあります。

良い口コミは多くのユーザーの目に留まり、今後の集客に繋がります。しかし、「口コミを依頼する」という行為は「ユーザー目線」という口コミの本質が失われる行為です。企業はもちろん、ユーザーにとっても不利益となってしまうので、インフルエンサーに口コミを投稿してもらうように依頼するのはやめましょう。

NG行為③:反撃的な返信を行う

ネガティブな内容の口コミであっても、企業側は反撃的な返信を行ってはいけません。口コミへの返信は、ユーザーとの信頼関係を構築できる大切な施策のひとつです。もし反撃的な返信をしてしまうと、上記のようなポジティブな効果が得られない他、口コミを見た他のユーザーにもネガティブな印象を与えてしまいます。

以下に、具体的な例文(接客に対する指摘を受けた場合の返信)をご紹介しますので、口コミへの返信を行う際は参考にしてみてください。

<口コミへの返信例>

先日は当社をご利用いただき、誠にありがとうございます。この度は私共の配慮が至らず、○○様にはご不快な思いをさせてしまいました。大変申し訳ございません。

ご指摘していただいた内容は店舗スタッフ全員に共有し、○○の改善に向け、××することで解消しております。ご満足いただけるようスタッフ一同改善に努めてまいりますので、今後もご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

返信のポイントは、ユーザーの声に耳を傾け、感謝と謝罪の意を述べることです。さらに、原因と対策についても触れておくと、他のユーザーに対しても安心感を与えられます。

また、口コミの内容が口コミサイトの規約に違反している場合、削除依頼を申し出ることもできます。どのようなケースにおいても反撃的な返信はせず、正しい対処を意識しましょう。

悪意ある口コミが書かれにくい「ふどサーチ」を活用するのもひとつの手

口コミによる集客やマーケティングを実施する場合は、悪意ある口コミが書かれにくい「ふどサーチ」の利用も検討してみてください。ふどサーチとは、口コミ・評判から不動産会社が探せる新しいカタチの集客サービスです。主なサービス内容を見ていきましょう。

<ふどサーチの主なサービス内容>
  • 口コミや評判から自社の魅力を発信できる
  • 一般ユーザーはもちろん、第三者機関と連携した独自調査の口コミも掲載される
  • 一般ユーザーはSMS認証された人のみ
  • 外部の口コミサイト(Googleマイビジネスなど)との連携が可能
  • 店舗問合せ(LINEやメール、電話)や来店予約、一括見積もりなども可能
  • 各店舗の特徴も細かく発信可能

ふどサーチは物件広告だけに囚われず、企業・店舗の魅力を具体的に発信できるサービスです。各種機能や初期費用などが無料であり、気軽に試すことができるのも魅力です。

<ふどサーチのおすすめポイント>
  • 不動産会社が正しく評価される(サービス内容や接客レベルなど)
  • ユーザー目線で企業や店舗の魅力が発信できる
  • 無料で利用できる
  • 来店後の反響が把握できる

ふどサーチのお申し込み方法

ふどサーチの申し込み方法は次のとおりです。

<ふどサーチの申し込み方法>
  • 専用フォームから申し込み
  • 必要事項を入力・送信(社名や担当者名、メールアドレスなど)
  • 管理画面のログイン情報が送付される
  • 管理画面より店舗情報を登録
  • 申し込みから最短5営業日に登録情報の掲載開始

手順は上記の5ステップで完了します。店舗情報では特徴や営業時間だけではなく、在籍スタッフの詳細まで登録できます。スタッフを指名して来店してもらうこともできるため、情報は具体的かつ詳細に入力しましょう。

ユーザーの口コミを活用して集客アップを図ろう

口コミには、ユーザー目線で企業・店舗に関する情報が多数掲載されており、口コミの投稿率が高ければユーザーはタイムリーな情報をキャッチできます。口コミによって問合せの数やアクセスの数が変わってくるので、たかが口コミだからと侮らず、ユーザーが投稿しやすい環境づくりを行い、今後の集客やマーケティングなどへ活用しましょう。

また、どの口コミサイトを利用すべきか悩んでいる場合は「ふどサーチ」を検討してみてください。無料で利用できる機能が豊富に搭載されており、不動産会社に特化したサービスとして多くの企業・店舗に導入されています。

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CHINTAI JOURNAL編集部

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CHINTAI JOURNAL編集部は、営業活動に役立つ情報や業務効率化するための工夫をはじめとして、賃貸仲介業務に「おもしろさ」と「ライフハック」を提供します。

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