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不動産業界でTwitter公式アカウント活用が着目されている理由とは?おすすめ機能や事例など徹底解説

記事公開日:2022/08/11

最終更新日:2024/01/11

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企業の公式Twitterアカウントは多種多様なユーザーから注目され、実践的なマーケティング手法のひとつとして利用されています。不動産業界でもTwitter公式アカウントの活用が活発化され、各企業が独自の運用方法で人々の注目を集めており、認知度の向上や売上アップに繋げている企業も少なくありません。

今回は、Twitter公式アカウントが不動産業界で着目され始めた理由について解説します。今日からでも公式アカウント作成に向けて動き出せるよう、Twitterのおすすめ機能や活用事例なども併せてチェックしてみてください。

Twitter公式アカウントとは

Twitter公式アカウントとは、本物である「認証」を受けたアカウントのことです。著名人や注目を集める企業などのアカウントが本物であると認証されれば、ユーザーからの信頼を得られます。認証されると「認証バッジ(青いマーク)」が与えられ、本物のアカウントであると一目でわかります。

ただし、どの企業でも認証を受けられるわけではありません。以下の条件を満たしつつ、正式な手続きを踏む必要があります。

<公式アカウントとなるための主な条件>
  • 著名なアカウントであること
  • アクティブであること(過去6ヶ月以内にログインしている)

手続きに関しては、本人確認ができる書類や公式のWEBサイト・メールアドレスなどが必要です。これらのハードルを乗り越えることで、公式アカウントとして活動できます。

Twitterの公式アカウント活用が不動産業界で注目されている理由

不動産業界でTwitter公式アカウントが着目されている理由は主に4つあります。

<公式アカウントが着目される理由>
  • タイムリーに情報を届けることができる
  • ハッシュタグ検索機能でユーザーにアプローチできる
  • より密接な関係の構築を築くことができる
  • 投稿の拡散力が高い

次項で詳しく見ていきましょう。

タイムリーに情報を届けることができる

Twitterの魅力はタイムリーに情報を届けられる即時性です。各ユーザーのタイムラインには多種多様な情報が、おおよそ時系列で流れてきます。ユーザー側から見ると「今」の状況を手軽に素早く手に入れられるため、企業側もタイムリーな情報を届けやすくなります。

たとえば、新商品・サービスの発表や時事ネタに絡ませた広告などを発信することで、興味・関心のあるユーザーを効率的に集めることも可能です。

ハッシュタグ検索機能でユーザーにアプローチできる

ハッシュタグ検索機能により、ターゲットユーザーへピンポイントにアプローチできます。ハッシュタグとは、特定のキーワードやトピックを分類できる機能です。

たとえば、特定のキーワードの前に「#」をつけて投稿すると、検索結果に表示されやすくなります。ハッシュタグのついたキーワードをクリックするだけでも関連する投稿が一覧表示されるため、ユーザーは気になる情報を短時間で検索可能です。

また、ターゲットユーザーに知ってほしい情報へハッシュタグをつけておけば、潜在顧客へのアプローチもできます。複数のキーワードへハッシュタグをつけて、認知度拡大や新規顧客獲得を目指しましょう。

より密接な関係の構築を築くことができる

Twitterはユーザーと相互にコミュニケーションが取れるため、より密接な関係構築も目指せます。コミュニケーションを取るには以下の方法が挙げられます。

<ユーザーとコミュニケーションを取る方法>
  • リプライ(返信)
  • DM(ダイレクトメッセージ)

各機能の詳細については後述しますが、上記の方法でユーザーと手軽にコミュニケーションが取れます。特にリプライはツイート画面から送信できるので、コミュニケーションへのハードルをユーザーに感じさせません。

またTwitterであれば、ユーザーが投稿する商品・サービスへの感想にもリアクションできます。ユーザーからの質問にも個別対応できるため、一方的な広告・宣伝より密接な関係構築が可能です。ユーザーと企業の距離感が縮まれば、エンゲージメントやブランドロイヤリティ向上などに期待できます。

投稿の拡散力が高い

Twitterは投稿の拡散力が高く、自社を知らないユーザーにもアプローチできます。Twitterには「リツイート」や「いいね」という機能があり、これらの機能により投稿は拡散されます。

拡散された投稿は自社のフォロワー以外にも表示されるので、商品・サービスの認知度拡大も可能ですが、必ずしも拡散されるわけではありません。情報の拡散を狙う場合は、以下のポイントを意識してみましょう。

<情報拡散を狙うポイント>
  • 業界情報を含めて投稿する
  • 広告や宣伝に偏らない
  • 「拡散希望」という単語を添える
  • 投稿のタイミングを見極める(終業後や週末など)

Twitterは情報収集用のツールとしても利用されるため、ニュース系の投稿は拡散に期待できます。また、ユーザーの疑問を解決するような内容を意識するとより興味を持ってもらいやすくなります。そして、ユーザーがTwitterをチェックする時間も意識しつつ投稿を続けられれば、拡散力のある情報発信が可能です。

Twitter公式アカウントで活用する主な機能

ここからは、Twitter公式アカウントを利用するうえで活用する、主な機能を6つ紹介していきます。各機能を活用して、顧客獲得や認知度拡大を目指しましょう。

おすすめ機能①:投稿(ツイート)

「投稿(ツイート)」とは、Twitterに公開されるメッセージのことです。内容はテキストだけでなく写真や動画、リンクなども含まれますが、このテキストは最大140文字までしか投稿できないため、内容を吟味しましょう。

不動産会社の場合、以下のような内容で投稿するとユーザーの興味・関心を引きやすくなります。

<投稿の例>
  • 珍しい物件やおもしろい街の情報
  • 自社関連の企画やイベントの情報
  • 住宅情報とは関係のない日常的な情報

不動産関連の情報発信に加え、エンタメ寄りの内容も投稿することで、ユーザーの目を留められる可能性があります。自社のホームページや企画・イベントのURLなどを貼り付けておけば、ユーザーのサービス利用を誘導することも可能です。

仮に不動産に関連しない情報であっても、企業や自社キャラクターのイメージに合わせた内容であればユーザーを引きつけられます。季節や時事ネタなどを絡めつつ日常的な内容を投稿し、自社のイメージづくりに繋げることも可能です。

投稿機能の特徴を以下にまとめてみたので、利用する際は参考にしてみてください。

<投稿機能の特徴>
  • テキスト以外の内容(写真や動画、GIFなど)も投稿できる
  • 投稿に返信できるユーザーを絞れる
  • ハッシュタグを使い、拡散力を高められる

おすすめ機能②:リツイート

「リツイート」とは、特定の投稿を他のフォロワーと共有する機能です。また引用リツイートという機能もあり、こちらを使うと自分のコメントも含めてリツイート(元のツイートが自分の投稿に埋め込まれる)できます。

不動産会社の場合、キャンペーンに関する投稿を行いリツイートしてもらいましょう。たとえば、「リツイートした人を対象に抽選で○○名様にキャッシュバック」といった内容の投稿を行います。リツイートにより日本中のTwitterユーザーへ情報が拡散されれば、キャンペーン参加者の母数アップに期待できます。

定期的にキャンペーンを発信できれば、新規フォロワー獲得も可能です。これにより、自社の認知度拡大や潜在顧客獲得などにも繋がります。

以下にリツイート機能の特徴をまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

<リツイート機能の特徴>
  • ボタン1つで情報が拡散される
  • リツイートする人のコメントも添えられる
  • 自分の過去のツイートもリツイートできる

おすすめ機能③:スペース

「スペース」とは、音声を使ってユーザーとリアルタイムで会話できる機能です。テキストでのコミュニケーションとは異なり、その場で質疑応答や会話を楽しめるため、企業とユーザーの距離感をより縮められます。

不動産会社であれば、不動産に関連する疑問・質問をリプライで受け付けながら、スペースで順次回答するといった使い方ができます。あらかじめトーク内容を絞って告知しておけば、特定のターゲットに絞ったコミュニケーションも可能です。

スペースの特徴をピックアップしてみたので、これらを参考にしながら利用してみてください。

<スペース機能の特徴>
  • 音声を使ってユーザーとコミュニケーションが取れる
  • ユーザーは誰でもスペースに参加可能
  • ホスト(発信者)はユーザーに発言権を与えることができる

おすすめ機能④:リプライ(返信)

「リプライ(返信)」とは、投稿に反応・返信する機能です。ボタン1つでリプライを送信可能なため、ユーザーは企業側の投稿へ気軽に質問・相談などができます。やり取りの内容は公開されるため、よりオープンなコミュニケーションが叶います。

不動産会社の場合、リプライで質問・問合せ対応などが可能です。たとえば、賃貸物件探しのノウハウやコツに関する投稿を行い、それに対する質問・問合せに対して回答します。親しみやすさとレスポンスのスピードを意識することで、ユーザーに親近感や安心感を与えられます。

下記にリプライ機能の特徴をまとめましたので、参考にしながら使ってみてください。

<リプライ機能の特徴>
  • ユーザーはボタン1つでリプライが送れる
  • 手軽にユーザーとコミュニケーションが取れる
  • やり取りの内容は公開される

おすすめ機能⑤:いいね

「いいね」とは、投稿に対して興味・関心があることを示す機能です。いいねされた投稿はより多くの人の目に留まるため、リツイートのような拡散能力にも期待できます。

リツイートとの違いは自身の気持ちを表現するか否かで、ツイートは拡散、いいねは興味の度合いを示します。いいねする際はハートのアイコンをタップするだけであり、手軽に自分の気持ちを表現できるのが魅力です。

不動産会社の担当者であれば、関連企業のイベント情報やユーザーの投稿などへいいねをつけましょう。たとえば、自社サービスを利用して賃貸物件を見つけたユーザーがいた場合、その投稿にいいねをつけます。いいねはユーザーと交流しつつ、ポジティブなリアクションを拡散できるメリットもあるため、コミュニケーションを活発化させて自社ブランドや商品・サービスへの注目度・イメージアップを図りましょう。

以下にいいね機能の特徴をまとめましたので、実際に使う際は参考にしてみてください。

<いいね機能の特徴>
  • 手軽にポジティブな気持ちを表現できる
  • ユーザーとのコミュニケーションツールになる
  • リツイートのような拡散力もある

おすすめ機能⑥:ダイレクトメッセージ(DM)

「ダイレクトメッセージ(DM)」とは、ユーザーと直接やり取りできる機能です。リプライとは異なり、やり取りの内容は公開されないため、よりプライベートなコミュニケーションが可能になります。

さらに、ダイレクトメッセージではチャットボットも利用できます。これは、こちらから選択肢を提示してユーザーに回答してもらう形式のチャットボットで、うまく使えばTwitter上でカスタマーサポートを自動化でき、人的リソースの削減が目指せます。不動産会社の方であれば、興味のあるエリアや条件などを回答してもらい、おすすめの物件ジャンルや関連コンテンツなどに誘導するのもひとつの手です。

以下にDM機能の特徴をピックアップしてみたので、実践する際は参考にしてみてください。

<DM機能の特徴>
  • ユーザーと直接コミュニケーションが取れる
  • 1対1はもちろん、グループを作成して複数人ともやり取りできる
  • 簿っとを使えば

Twitter公式アカウントを開設する方法

続いて、Twitterの公式アカウントを開設する方法について見ていきましょう。手順は2ステップなので、さっそく実践してみてください。

STEP1:アカウントを作成する

アカウントの作成手順は次のとおりです。

<アカウントの作成手順>

  1. Twitterアプリをダウンロードorブラウザ版へアクセス
  2. アカウント作成ボタンをクリック
  3. 表示される案内に従って基本情報を入力(名前や電話番号、メールアドレスなど)
  4. 認証作業を行う(利用端末に認証コード・メールが送られてくる)
  5. 環境設定を行う
  6. 作成完了

Twitterアカウントは複数作成可能なので、企業アカウントの場合はキャンペーン通知用や新商品・サービス通知用などそれぞれ使い分けることができます。

STEP2:充実したプロフィール欄を作成する

充実したプロフィール欄を作成することで、ユーザーから興味・関心を持ってもらいやすくなります。プロフィール欄には以下の要素をカスタマイズできます。

<カスタマイズできるプロフィールの要素>
  • プロフィール画像
  • ヘッダー画像
  • プロフィール詳細(自己紹介や所在地、ホームページなど)

画像を設定する際は、プロフィールと関連性の高いものを選びましょう。企業イメージにも繋がるため、マスコットキャラクターやロゴマークなどがおすすめです。不動産会社の担当者なら、以下のポイントを意識してプロフィール欄を作成してみると良いでしょう。

<不動産関連アカウントのプロフィール作成で意識すべきポイント
  • 発信情報のカテゴリ(住まいの探しのコツ、街の情報など)
  • 企業情報
  • ハッシュタグ付きのキーワード
  • ホームページのリンク

発信情報のカテゴリを明記することで、ユーザーが何を解決できるのか伝えられます。ターゲットユーザーへピンポイントにアプローチすることへも繋がるため、プロフィール欄には具体性を持たせましょう。また実店舗の情報を載せる場合、営業時間や位置情報も併せてプロフィール欄に追加すると、ユーザーが検索する手間を省けます。

さらに、ハッシュタグ付きのキーワードをプロフィールに掲載しておけば、拡散したい情報の認知度アップに期待できます。自社のホームページのリンクも掲載し、より深く自社の魅力や商品・サービスを理解してもらいましょう。

不動産業界のTwitter公式アカウント活用事例

不動産業界のTwitter公式アカウント活用事例として、「CHINTAI JOURNAL」を紹介します。CHINTAI JOURNALの運用目的・現状の活動内容は次のとおりです。

<運用目的>
  • CHINTAIブランドの認知拡大
  • ブランドイメージの向上
  • 新規顧客(リード含め)の獲得
<現状の活動内容>
  • 不動産営業にまつわるノウハウや情報を発信する
  • CHINTAI JOURNAL内のコンテンツ(おもしろ漫画や記事、動画)などを毎日配信する
  • アカウント管理者の日常的な1コマを発信する

CHINTAI JOURNALでは、営業に関する情報発信を行いつつ、ユーザーに親近感を持ってもらうためエンタメ寄りの内容も発信しています。また、賃貸業に関する他ユーザーの投稿を「リツイート」「いいね」し、相互的な情報拡散にも注力していることも特徴です。お堅いイメージではなく、人間味溢れる投稿でユーザーの興味・関心を引きつけている工夫がなされているため、気になる方は一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

Twitter公式アカウントを作成・運営して集客や売上アップに努めよう

拳掲げる男性の画像

Twitter公式アカウントを作成・運用することで、企業ブランドや商品・サービスの認知度拡大、潜在顧客獲得などが見込めます。狙った効果を出すには、Twitterのメリットや各種機能を理解することが重要です。

また、他社の活用事例も参考に、公式アカウントの運用方法を検討してみてください。プロフィール作成時からコンセプトを決めて、アカウントの方向性を決定しましょう。

「CHINTAI JOURNAL編集部」の画像

CHINTAI JOURNAL編集部

この記事を書いた人

CHINTAI JOURNAL編集部は、営業活動に役立つ情報や業務効率化するための工夫をはじめとして、賃貸仲介業務に「おもしろさ」と「ライフハック」を提供します。

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