イケノウハウ

不動産会社が知っておきたい、物件集客の基本!【賃貸仲介会社向け】

記事公開日:2022/09/26

最終更新日:2024/01/11

不動産会社が知っておきたい、物件集客の基本

「どれだけ施策を試しても集客できない」「売上の目標が達成できない」と悩んでいる不動産会社は、物件集客の基本に立ち返ってみましょう。不動産会社向けの集客ノウハウはWEBや本などで入手できますが、基本ができていなければどれを実行しても期待する効果が得られません。

今回は、集客に悩んでいる方に向けて物件集客の基本的な知識・ノウハウを解説します。不足しているところがないか確認しつつ、基本に立ち返って自社の抱える課題をクリアしていきましょう。

不動産会社が物件集客に力を入れるべき理由

不動産会社が集客に注力すべき理由は、競合他社との差別化が難しくなってきたためです。昨今は誰もが携帯端末を持ち、気軽に情報収集できます。情報の種類・量も多くなり、情報そのものが飽和状態です。

そのため、従来通りの集客方法(賃貸情報の発信や宣伝など)では、競合他社との差別化が図れません。このままでは顧客が不動産会社の比較検討をする際、自社が選択されないリスクが上がってしまうため、集客方法やアプローチ方法について理解を深めることが重要です。

時代に合わせた集客方法を実践することで、新規顧客獲得はもちろん、顧客との関係を良好に保ちやすくなります。実際、SNSを活用した集客において、企業PR+日常的な投稿を続けた不動産会社はフォロワー数1万人を超え、多くのファンの獲得に成功しています。

物件探し中の顧客に不動産会社としてアプローチするポイント

物件探し中の顧客を逃がさないために、不動産会社としてアプローチできるポイントを3つ解説します。顧客が何を基準に不動産会社を選んでいるのかを理解し、集客に繋げましょう。

不動産会社を選ぶポイント①:入りやすさ

「入りやすい雰囲気の店舗」は顧客が不動産会社を選ぶ基準のひとつです。全国宅建建物取引業協会連合会のアンケート調査によれば、全体の約15%は店舗の雰囲気に期待しているようです。この傾向は若い人(20~30代)ほど顕著に出ています。

※参考 公益社団法人 全国宅地建物取引業協会連合会・全国宅地建物取引業保証協会『「不動産の⽇アンケート」住居の居住志向及び購買等に関する意識調査』

集客率アップを目的とした事業戦略を実行する際は、店舗づくりについても慎重に検討を進め、「良い雰囲気の店舗づくり」に力を入れましょう。具体的には、以下のような方法があります。

<良い雰囲気が漂う店舗にするために行うこと>

・店舗内をライトで照らして明るくする

・入り口付近をガラス張りにして店舗内が見えるようにする

・入り口付近には物をあまり置かない

営業しているかどうかわからない雰囲気では顧客の足が遠のいてしまいます。外から店舗内が見えやすくし、どういった雰囲気なのかが視覚的に伝わりやすい店舗づくりを意識しましょう。

不動産会社を選ぶポイント②:物件の数や情報量

豊富な物件数・情報量があれば、顧客ニーズに応えやすくなるため集客へ繋がります。具体的には、以下のポイントを押さえて情報を掲載しましょう。

<情報を掲載する際に押さえるポイント>

・賃貸物件の写真(可能であれば動画も)

・対象物件だけでなく周辺物件の家賃相場

・賃貸物件の品質(省エネや耐震性など)

・周辺エリアの防災情報

・周辺エリアの年齢層や世帯層

物件数・情報量が多いことは重要ですが、曖昧な内容を載せても顧客には響かないため、顧客が知りたい情報を網羅することが大切です。また、情報の鮮度についても注意しましょう。古い情報は顧客にとってメリットがなく、不動産会社としての信頼度を落としかねません。掲載する写真・動画などは定期的に更新し、現在の雰囲気が伝わるような工夫が必要です。

不動産会社を選ぶポイント③:口コミ・評判

顧客が不動産会社を選ぶ際、参考とする情報のひとつが口コミ・評判です。先述した全国宅建建物取引業協会連合会のアンケート調査においても、不動産会社に期待することとして「口コミ・評判の良さ」が挙げられています。

※参考 公益社団法人 全国宅地建物取引業協会連合会・全国宅地建物取引業保証協会『「不動産の⽇アンケート」住居の居住志向及び購買等に関する意識調査』

口コミ・評価は実際に店舗を利用した顧客のリアルな声が反映され、信憑性の高い情報が眠っている可能性もあります。さらに、投稿数が多ければタイムリーな情報にも期待できるので、口コミは顧客にとって重要な情報源ともなり得ます。

しかし、口コミの内容は企業側が意図的に操作できるものではありません。あくまでも顧客が発信する情報なので、企業側は以下3つのポイントを押さえ、口コミによる顧客アプローチを試みましょう。

<顧客アプローチのポイント>

・口コミが投稿されやすい環境を作る(口コミ投稿用の二次元バーコードを店内のポップに掲載するなど)

・口コミ投稿時の特典を用意する

・店舗内の清潔感やサービスを向上させる

重要なのは、思わず口コミしたくなるような環境を作ることです。口コミは「感情が動いたとき」に投稿されやすくなります。そのため、顧客の期待を大きく上回るようなサービス・店舗の環境を構築し、顧客の口コミ投稿を促しましょう。

不動産会社の物件集客における3つの基本

続いて、不動産会社の物件集客における基本を3つ紹介していきますので、自社に不足している部分がないか確認してみましょう。どれも今日から実践できるものなので、参考にしてみてください。

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CHINTAI JOURNAL編集部は、営業活動に役立つ情報や業務効率化するための工夫をはじめとして、賃貸仲介業務に「おもしろさ」と「ライフハック」を提供します。

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