ツール・ガジェット

賃貸営業で必要な提案資料・販促用ポスター・冊子は簡単に作れる!おすすめの作り方はこれ

最終更新日:2025/11/26

記事公開日:2025/11/27

「提案資料やポスターを作りたいけど、デザインの知識もないし、時間もない…」と悩んでいませんか?

賃貸営業の現場では、お客様への魅力的な物件紹介、来店促進用のポスター、家主様への信頼構築のための資料など、さまざまな販促物や提案資料が必要です。これらは営業活動において重要なツールですが、「面倒くさい」「難しそう」「作り方がわからない」と感じてしまい、後回しになりがちです。

そこで、この記事では、そんな提案資料や販促用ポスター・冊子の制作に対するハードルを下げ、誰でも・簡単に・効果的な資料を作成できる具体的な方法をご紹介します。時間と手間をかけずに販促物を制作する具体的なポイントとテクニックのほか、便利ツールの紹介まで解説する完全版です。

CHINTAI JOURNAL新規会員登録受付中

作るのが面倒…と感じがちな賃貸営業の必要資料・販促用グッズ例

賃貸営業で必要となる販促物や提案資料は多岐にわたります。これらは「デザインスキルが必要」「手間がかかる」と感じられ、つい後回しにされてしまうことが多いです。

最初に、具体的にどのような必要資料や販促用グッズがあるのかを整理しましょう。自社で導入していないものがあれば、ぜひ導入を検討してみてください。

販促用ポスター

店頭や窓ガラス、社内の掲示板などに貼るポスターは、お客様の「ふと目にしたときの興味」を惹きつけ、来店や問い合わせを促すための重要なサインです。主な販促用ポスターの種類と訴求ポイントをまとめました。

種類内容や訴求したいポイント
キャンペーンやイベントの告知・仲介手数料の減額や初期費用割引などの経済的メリット ・期間や人数制限など、限定性を強調すると効果的
新築物件や人気物件の紹介・「新築物件なので誰も住んでいない」などの強いキャッチコピー ・パースや写真などをプッシュするとわかってもらいやすい
季節ごとの販促・「新生活応援!」「大学合格者向け」など ・将来このあたりに住むことになったらこのお店で部屋を探してもらおう、と思わせるように事前の準備が重要
特定のお客様への販促・「ペット可」「楽器可」「事務所可」など特定のニーズを明記 ・探している人には重要な情報なので、ニッチでも積極的にアピールをしたい
店舗情報のアピール・女性スタッフおすすめのお部屋紹介や近くのお店紹介など ・サービスや地域密着性など、店舗の強みをアピール

お客様への提案冊子・チラシ

来店時にお客様にお渡しする資料は、口頭での説明を補うほか、お客様の記憶に残りやすくする役割があります。特にお客様が帰宅されたあとに、ご家族やパートナーと相談するときの「重要資料」となるため、持ち帰りやすく、信頼性が伝わる内容にしましょう。

お客様への提案サッシ・チラシの種類と訴求ポイントは以下のとおりです。

種類内容や訴求したいポイント
お部屋探しのガイドブック・入居までの具体的な流れをわかりやすく解説する ・初期費用の内訳、営業担当者のアドバイスなどを盛り込む
地域情報・周辺のスーパー、病院、公共施設のリストと地図 ・地域密着性をアピール
フォローブック・ご来店のお礼とアンケートのお願いなど、必要に応じて口コミ投稿の手順や特典の案内なども盛り込む ・即決できなかったとき、次の来店や内見に向けた限定キャンペーンの告知など

オーナー様への提案資料

物件の管理委託契約を受注したり、入居者募集を専任で依頼されたりするように、オーナー様との信頼関係を築き、有利にビジネスを展開するために不可欠な資料です。オーナー様への提案資料として以下のようなものが挙げられます。

種類内容や訴求したいポイント
市場動向・競合物件の分析資料・地域の賃貸市場の平均空室率賃料相場 ・競合物件の賃料設定、設備などを比較したデータはグラフ化するなど視覚的に訴えるとなおよし
管理実績や空室改善の事例・管理戸数や管理物件の平均稼働率などの管理データ ・具体的なBefore~After事例を盛り込む
物件のバリューアップ提案・リフォームやリノベーション、設備新設提案とそれに伴う賃料アップ試算 ・投資対効果(ROI)や利回りでロジカルに提案
入居者契約関連の解説資料・入居者が加入する家財保険の補償範囲や、保証会社の仕組みや保証上限など ・家主が「意外と知らない」情報を正しく開示する

販促用ポスターを作るポイント

販促用ポスターの目的は3つあります。一瞬で目を引くこと、覚えてもらうこと、行動を促すことです。難しく考えず、情報を整理してツールを使いこなすことで一定の水準にはすぐに達することができます。

販促用ポスターに必要な情報と目を引くテクニック

販促用ポスターで重要なことは、一瞬で伝わる情報設計です。「仲介手数料無料」「先着5名様限定」など、ターゲットが求める価値を一番目立つ場所に大きく配置し、通行人の目と足を止めることを心がけましょう。

ビジュアルは高品質で明るい写真を選び、見る人が未来の生活をイメージできるような室内写真や笑顔の人物写真を使用してください。詳細情報は箇条書きで簡潔にまとめ、テキストを必要最小限に絞り込むことでスマートな仕上がりになります。

行動喚起は「まずはTEL!」など具体的に示し、電話番号、LINEのID、QRコードなどを大きく配置します。デザインの基本として、配色は2〜3色に絞り、見出しはゴシック体で大きく、Z字の視線移動を意識したレイアウトにすると良いでしょう。

販促用ポスターを作るのに便利なツール

デザイン初心者にはCanvaが最適です。豊富なテンプレートとドラッグ&ドロップの直感的操作で、すぐにプロ並みのポスターが完成します。PowerPointやGoogleスライドも、使い慣れている人にはシンプルなポスター作成であれば問題ありません。

Canva:https://www.canva.com/ja_jp/

印刷はラクスルなどのネット印刷サービスを活用すれば、1枚からでも高品質・低価格で対応可能です。最短翌日発送も選べるため、急ぎの案件にも対応できます。

ラクスル:https://raksul.com/

お客様への提案冊子・チラシを作るポイント

お客様への提案資料は、信頼感と専門性を伝え、持ち帰った後に家族と相談するときの「参考書」となることを意識して作成します。

お客様への提案冊子・チラシを作るのに必要な情報と目を引くテクニック

まず重要なのは、お客様の不安を解消する情報をメインに据えることです。「初期費用、本当にこれで合ってる?」のような疑問形式のタイトルで、お客様の関心事や疑問に直接訴えかけるのが良いでしょう。初期費用の抑え方や入居までの流れなど、リアルにお客様が知りたい情報を分かりやすく提示することが信頼獲得につながります。

ビジュアル面では、物件写真だけでなく、エリアの公園やカフェなど地域の実際の風景を載せることで、生活利便性とライフスタイルをイメージしてもらい、「住みたい」という気持ちをアップさせましょう。さらに、スタッフの顔写真と一言コメントを加えることで、「この人に任せて大丈夫」という安心感と親しみやすさを演出できます。 読みやすさの工夫として、本文には明朝体など長文に適したフォントを選び、図解やイラストを積極的に活用しましょう。文章ばかりにならないよう写真・グラフ・表などの視覚的要素を配置することで、持ち帰った後も読まれやすい資料になります。

お客様への提案冊子・チラシを作るのに便利なツール

Canvaの複数ページ対応パンフレットテンプレートを使えば、統一感のある冊子を簡単に作成できます。PowerPointは図表作成やデータ連携に優れているため、グラフを多用する資料に最適です。

印刷については、ある程度のロット数がある場合はラクスルなどのネット印刷サービスで高品質な仕上がりを実現します。少部数の場合は、社内のレーザープリンターで印刷し、ホチキス止めや二つ折り加工を自分たちで行うことで、コストと時間を節約しながら必要な品質を確保できます。

また、ウェブブックのようにURLからアクセスしてもらう方法も効果的です。文章量が少ない冊子やチラシであれば、スマートフォンでも読まれる可能性は高いほか、サービスによっては読者の傾向を知ることもできるため、より良い冊子作成に役立てることもできるでしょう。

アクティブック:https://actibook.cloudcircus.jp/

オーナー様への提案資料を作るポイント

オーナー様への提案資料は、データと実績に基づいた論理的な構成を心がけてください。「なぜあなたの会社に任せるべきか」「なぜその提案が有益なのか」という問いに数字とロジックで答える必要があるからです。

オーナー様への提案資料に必要な情報と目を引くテクニック

オーナー様への提案資料では「結論」と「提案」を数字で語ることが最重要です。しかしながら、専門用語を多用することは避け、わかりやすい言葉に置き換えるなどの工夫も忘れないようにしましょう。市場動向や競合分析は円グラフや棒グラフなど視覚的な図表を用い、数字は根拠となる出典元を示すと信頼感が増します。

管理実績については、稼働率98.5%のような成果を大きなフォントで強調し、結論ファーストで提示することで説得力を高めます。空室対策やリフォーム提案では、初期投資額と賃料上昇による回収期間という利回りを必ずセットで示し、提案の妥当性の立証に努めましょう。

さらに、相続対策や家財保険や保証会社の仕組みなど、オーナー様が普段意識しない分野をかみ砕いて解説することで、単なる賃貸仲介会社ではなく「賃貸経営のパートナー」としての信頼を築くことができます。デザイン面では、会社や店舗のメインカラーを軸に、青や緑など信頼感のある色を添える。フォントは明朝体で統一することで、より読みやすく、わかりやすい資料となるでしょう。

オーナー様への提案資料を作るのに便利なツール

オーナー様向け資料は、PowerPointやGoogleスライドで作成しPDFで共有する形式が一般的です。Canvaのビジネスプレゼンテーションテンプレートも効果的に活用できます。

特に注目すべきは、AIツールの活用です。ChatGPTに「不動産オーナー向けの空室対策提案書の目次を考えてください」といった指示を出せば、提案の骨子やコピーを瞬時に生成できます。さらに最近話題のGammaを使えば、テキストを入力するだけで、デザイン性の高いプレゼンテーション資料が自動生成されるため、資料作成の工程を劇的に短縮できます。

Gamma:https://gamma.app/ja

これらのAIツールで生成された基本構成に、自社の強みや具体的データを肉付けすることで、資料作成時間を大幅に削減し、より質の高い提案内容の検討に時間を割くことが可能になります。

ただしAIツールを利用するときは、オーナー様の個人情報や物件の詳細住所、物件名などの特定できる情報は入力しないよう注意が必要です。これらの情報はAIの学習データに利用される可能性があり、情報漏洩リスクにつながるため、一般的な質問や架空のデータでの構成作成に留めることが重要です。

販促グッズ作成は精度と効率を重視しよう

今回は、さまざまなシチュエーションで活躍する販促グッズの作成方法を解説しました。一見難しそうに思える販促グッズ作成も、適切なツールを活用すれば、想像以上にスムーズに進められることがお分かりいただけたと思います。

販促グッズ作成のメリットは、単に資料が完成することだけではありません。AIツールに提案内容の改善点を質問することで、自身の営業力強化や精度の向上にもつながります。また、デジタル資料ならではの強みとして、お客様がどの部分に注目し、どこを読み飛ばしているかを分析できるため、これらのデータを活用すれば、競合他社との明確な差別化が可能になります。

しかし、ここで重要なのは、販促グッズはあくまで営業成果を上げるための「手段」であって「目的」ではないということです。資料作成に過度な時間を費やすことは本末転倒です。まず営業で結果を出すという目標から逆算し、現状の課題や不足している要素を補完するツールとして販促グッズを位置づけることが重要です。

さらに、一度作成した販促グッズを使い続けるのではなく、定期的な見直しも欠かせません。市場環境やお客様のニーズは常に変化しているため、3ヶ月から半年ごとに内容をアップデートすることで、常に最新の情報と訴求力を保つことができます。

ゼロから販促グッズを作ることに不安を感じるときは、まず既存の販促物の見直しから始めてみましょう。現在店舗で使用している資料の改善点を見つけ、少しずつ手を加えていくことで、自然と作成スキルが身についていきます。完璧を求めずに、できることから一歩ずつ始めれば、販促グッズ作成も身近なものになるでしょう。

ライター紹介ks

ks

この記事を書いた人

不動産会社に勤務、大学卒業から不動産業に20年従事、現在は現場を離れ経営企画の立場から全社的な統括を行う。現在は兼業ライターとして、不動産関連の記事を執筆中。

■現在の職業/肩書き/資格など
経営企画 宅地建物取引士/賃貸不動産経営管理士
総合不動産企業 経営企画室 室長

記事へのコメント
1
2
3
4
5
送信
     
キャンセル

コメントを書く

CHINTAI JOURNAL
レビュー:  
 0 コメント