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「一人暮らししたいけど部屋が狭い…」と悩むお客様にアドバイス!工夫次第で快適に過ごすプロの助言とは?

記事公開日:2025/03/10

最終更新日:2025/03/10

内見中のお客様から「部屋が狭い…」と相談されたとき、どうすればいいのか迷ってしまうことはありませんか?とはいえ、単に広い部屋を紹介するだけでは、お客様のニーズに応えられているとは言えず、せっかくの成約のチャンスを逃しているかもしれません。

この記事では、お客様の「狭い」という言葉の裏側にある、本当の悩みや希望を読み解くためのヒントを解説します。お客様のライフスタイルや価値観に合わせた提案をすることで、信頼関係が築かれ、成約率もおのずと上がってきます。ぜひ最後までお読みください。

一人暮らし向け部屋の居室の広さ

「居室は広ければ広いほど良い」と考えるかもしれませんが、これは間違いです。なぜなら、お客様のライフスタイルや価値観によって最適な居室の広さは異なるからです。

個人によって居室の広さの最適解は異なるという前提を踏まえ、一般的な居室スペースの広さは、以下のように解釈することができます。

■ 4.5畳~5.5畳:コンパクトで機能的な空間

4.5畳から5.5畳の居室は、コンパクトな部屋を求める人に向いています。家賃が比較的安く、経済的な負担が少ない点が魅力です。コンパクトなため、掃除が楽で、清潔な状態を保ちやすい点もお客様には刺さりやすいでしょう。家具選びを工夫すると意外に広く感じさせることができるため、ミニマリスト寄りのシンプルな暮らしを送りたい人や、自宅で長時間過ごすことが少ない人に提案するのがセオリーです。

■ 6畳~8畳:バランスの取れた広さ

6畳から8畳の居室は、一人暮らしの部屋として一般的な広さといえるでしょう。家具一式を配置しても十分なスペースがあり、快適に過ごすことが可能です。開放感があり、圧迫感を感じにくい点や、部屋のレイアウトも比較的自由度が高い点は、荷物が多いお客様にとって魅力に映るでしょう。収納スペースを確保しながら広々とした空間で過ごしたい人、在宅ワークや趣味を楽しむスペースも欲しい人にはこの広さを提案しておきたいところです。

■ 9畳以上:ゆとりある広々空間

9畳以上の広々とした居室は、ゆとりある暮らしをしたい人におすすめです。ソファやオーディオなど、趣味のものを置けるスペースも備えることが可能です。来客対応も安心してできるため、自宅兼事務所を必要としている人や、趣味を楽しみたい人など、余裕を求める人には広々とした居室を提案する必要があります。

おすすめした部屋が「狭いかも…」と感じられた場合のアドバイス

広さの感じ方は人それぞれであるため、自信を持って提案したお部屋であっても、お客様からは「狭いかも…」と言われてしまうことはよくあることです。そこで、本章ではシチュエーション別にどのようなアドバイスを送るべきかを紹介します。

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ライター紹介ks

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この記事を書いた人

不動産会社に勤務、大学卒業から不動産業に20年従事、現在は現場を離れ経営企画の立場から全社的な統括を行う。現在は兼業ライターとして、不動産関連の記事を執筆中。

■現在の職業/肩書き/資格など
経営企画 宅地建物取引士/賃貸不動産経営管理士
総合不動産企業 経営企画室 室長

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