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仕事に集中できないときの改善策を紹介!根本的な原因も解説

記事公開日:2022/07/28

最終更新日:2024/01/11

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「仕事に集中しなければならないのになぜか集中できない」といった経験はないでしょうか。気が付けば仕事と関係のないことに時間を費やしてしまい、だらだらと残業することが当たり前になっていませんか?

そうならないためにも、集中してテキパキと仕事をこなすために必要な、集中力の維持に役立つコツや方法をお教えいたします。

特に賃貸仲介業で働いている方々は、家主さんや管理会社をはじめ、お客様からもさまざまなリクエストを頂戴することなど日常茶飯事です。仕事の優先順位の付け方など、改善策もご紹介していきますので、無理のない範囲で集中力を高めていきましょう。

※下記の関連記事では賃貸営業で成功するためのコツを解説しているので、こちらもチェックしてみてください。

目次

集中力と時間の関係

大人の集中力は個人によって異なりますが、一般的には人によって30分から90分程度が限度(※)とされています。この時間内は、最も高いパフォーマンスを発揮できる状態が続く時間帯です。しかし、集中力には個人差があり、人によってはさらに短い時間しか集中できない場合もあります。

人間が集中して勉強できる継続時間 | ビーイーキャンプ

人が集中できる時間は「90分」が限度

人が集中できる時間は90分が限度とされています。レム睡眠とノンレム睡眠のように、日中も集中力が高まる90分と眠気の出る20分が交互に現れるといわれており、90分を目安に休憩を挟む方も珍しくありません。

また、「15-45-90の法則」に沿って仕事や勉強をしているという方も多いのではないでしょうか。これは、人が集中できる時間は15分・45分・90分の3つであることを唱えた法則で、たとえば15分は特に集中できる時間とされており、深い集中力が求められる同時通訳者はこの15分を目安に交代するといわれています。

真ん中にある45分は一般的な集中時間で、学校の授業時間も40〜50分程度で設定されています。最後にある90分は、大学の講義やサッカーの試合などで採用されており、人が集中できる時間の限界といわれているのです。

短時間の集中を繰り返すのが一番効果的

人間の集中できる時間は90分が限度とされているため、仕事の時間を90分で区切って休憩するというサイクルを回すことが有効なように思えます。しかし実際のところ、「90分間も集中できない」という方も多いのではないでしょうか。そのような方は、比較的短時間での集中・休憩を繰り返すサイクルから始めてみると良いでしょう。

たとえば、「ポモドーロテクニック」という時間管理術を試してみましょう。作業時間を25分に設定し、タイマーが鳴ったら5分休憩します。この「25分作業+5分休憩」を4回繰り返したら、15〜30分程度の休憩を取り、作業全体の進捗を確認しましょう。

25分という短い時間であれば集中しやすい他、適度に休憩を挟むことで疲れにくくなります。また、業務を細かく分解できるため、全体の作業量を把握しやすいといった点もメリットです。

また、株式会社ベネッセコーポレーションと東京大学 薬学部の池谷裕二教授が行った実験によると、60分学習を行ったグループよりも、休憩を挟みながら15分学習を3セット(45分)行ったグループの方が、学習した内容が定着しているという結果が出ています(※)。

この実験結果からも、短時間と休憩を繰り返すことの重要性がわかるのではないでしょうか。無茶な目標を立てるのではなく、自分に合ったサイクルを回し、作業全体の効率化を図りましょう。

株式会社ベネッセコーポレーション「勉強時間と学習の定着・集中力に関する実証実験」|PR TIMES

自分や仕事に合った集中力サイクルを知ろう

たとえば、賃貸仲介業の業務を例に考えてみます。まずは、業務ごとに自分の集中力が切れるまでの目安時間を知っておくことが重要です。

お客様をカウンターで接客していると、集中力が途切れてきていると感じる時間があるはずです。早く案内に行きたいという気持ちになったり、足がよく動くようになったりすると、集中力が切れているサインといえるでしょう。

そして、その集中力が持続する時間をもとに1日のスケジュールを立て、自分の持つ集中力を最大限に持続させる、集中力サイクルをうまく回すことが重要です。

仕事に集中できない人の共通点

「仕事に集中できない!」と悩んでいる人がいる一方で、集中して仕事に取り組んでいる人もいます。仕事に集中できない人にはいったいどのような特徴があるのでしょうか。

  1. あれもこれも手をつけようとしている
  2. 作業の途中で「つまらない」「飽きた」と思いがち
  3. 計画性がない

それぞれ詳しく見ていきましょう。

共通点①:あれもこれも手をつけようとしている

不動産営業であれば、顧客対応から内見、事務処理など膨大な仕事をこなす必要があり、目の前にはタスクが山積みという状況も多いでしょう。素早く処理しようと、あれもこれも同時に作業をしていると、一見効率が良さそうに見えますが、このようなマルチタスクは脳を疲れさせる原因です。脳が疲れると集中力は落ちてしまうため、1つの作業が終わるまで他の作業に手をつけない「シングルタスク」で仕事を終わらせていきましょう。

共通点②:作業の途中で「つまらない」「飽きた」と思いがち

単純作業が続いたり、長時間作業が続いたりすると、途中で飽きてしまうのもうなずけます。このような飽き性な方は、単純作業に工夫を加え、自分なりの価値ややりがいを見出してみると良いでしょう。

共通点③:計画性がない

業務量を把握したり、締め切りから逆算してスケジュールを立てたりできれば、どの作業から取り掛かるべきか優先順位をつけられます。しかし、計画性がないと優先順位の低い業務から手をつけたり、余計な仕事を引き受けたりしてしまい、膨大な業務量を前にパニックになってしまうことも珍しくありません。

仕事に集中できない原因

人によって異なりますが、主に以下の8つが仕事に集中できなくなる原因といわれています。

  1. 睡眠不足や疲労などの体調不良
  2. 仕事中の姿勢の悪さ
  3. 周辺に誘惑が多い
  4. 仕事量の多さ
  5. 仕事場の環境
  6. メンタル面の不調
  7. 仕事に情熱を持てない
  8. 糖質の不足もしくは過剰摂取

自分はどのケースに該当するのかどうか、一つずつたしかめながらチェックしてみてください。

原因①:睡眠不足や疲労などの体調不良

睡眠不足や疲労、肩こりや頭痛といった体調不良があると、仕事に集中できません。ゲームや動画視聴で夜更かしをしたり、残業が多かったりして休めていない場合があります。疲労が溜まった状態では脳も働かなくなるため、集中力も低下してしまうのです。

また、不動産営業の場合、内見で車を運転することも多いため、睡眠不足による交通事故にも注意しなければなりません。

原因②:仕事中の姿勢の悪さ

姿勢の悪さも集中力低下の原因です。気づいたら猫背になっている人も多いですが、猫背は胸部を圧迫し呼吸が浅くなります。そうすると、酸素が脳に行き渡らずに集中力が落ちてしまうのです。

また、姿勢の悪さは首や肩へ大きな負荷をかけます。過度な負担は頭痛や肩こりを招き、これらにより集中力が続かなくなるおそれもあります。

原因③:周辺に誘惑が多い

テレワークの推進により、自宅で仕事をする機会が増えたという人も多いでしょう。自宅は職場よりも誘惑が多く、気も緩みがちです。TVを見たり、漫画を読んでしまったりして仕事に集中できないということも考えられます。

また、職場でもスマートフォンの通知が目に入ってしまい、そこで集中力が途切れてしまうことも少なくありません。人によっては、業務のメールだけでなく、TwitterやLINEなどSNSの通知も頻繁に届くでしょう。通知が目に入るだけでも脳への刺激となり、さらにSNSを開くとマルチタスク状態になるため集中力が続かなくなってしまうのです。

原因④:仕事量の多さ

仕事量が多すぎると、どこから手をつけていいかわからなくなり軽いパニックに陥ります。思考がまとまらず、考え方に一貫性がなくなることでも集中力はなくなるのです。

原因⑤:仕事場の環境

仕事場の環境が悪いことで集中力が続かなくなってしまうこともあります。たとえば、同僚の話し声が大きかったり、デスクの周りが散らかっていたりすることで集中力が途切れてしまうことも珍しくありません。また職場の人間関係が悪く、陰口や悪口が常態化しているような場合、「もしかしたら嫌われているのかも」と気になり仕事が捗らなくなってしまうおそれがあります。

原因⑥:メンタル面の不調

メンタルは、仕事に良くも悪くも多大な影響を及ぼします。メンタルが好調なときは良いのですが、不調なときは要注意です。普段しないようなケアレスミスの発生や、不注意による運転中の事故など、パフォーマンスに悪影響を及ぼすことが考えられます。

さらに、同じ職場の誰かと険悪なムードになっている場合なども同様で、コミュニケーション不足によりお客様にご迷惑をおかけすることなどもありえるでしょう。何より、メンタル面が不調だと仕事に集中できず、モチベーションも低くなり、職場の周りの方々への影響も懸念されます。

メンタル面の不調には、何か原因があるはずです。集中力を回復させるためにも、信頼できる上司や同僚、友人や家族などに相談するなどして、いち早く原因を取り除くことを考えましょう。

原因⑦:仕事に対して熱意が持てない

仕事には熱意と集中力が必要ですが、ときにはモチベーションが低下し、集中力が乏しくなることがあります。熱意が低下しているときは、熱意が下がっている原因を解決することと、熱意の低下に伴う集中力の欠如によるミスを防止することが重要です。

熱意がない状態では、大きな目標はむしろ逆効果になる可能性があり、集中力が持続しないこともあります。そのような場合はタスクを細分化するなどして、まずはミスを防ぐようにしましょう。タスクを細分化することにより、集中力が続かない状態を回避することが可能です。

原因⑧:糖質の不足もしくは過剰摂取

私たちの食事は、私たちの心と体に大きな影響を与えます。特に、糖質は私たちのエネルギー源として重要ですが、過剰な摂取は健康に悪影響を及ぼす可能性があるので注意が必要です。さらに、集中力にも影響(※)を与えることが、最近の研究で示唆されています。

糖質は、車でいうガソリンのようなものなので、糖質を摂取しないと脳がうまく機能しません。しかし、糖質を過剰に摂取してしまうと、集中力が低下してしまいます。

糖質と集中力を考えるうえで重要なことは、適度な量とバランスです。個人の体質や仕事内容・行動量によって適切な摂取量は異なるため、個別の栄養アドバイスを受けることが望ましいでしょう。

脳の栄養と脳疲労|疲れに効くコラム|大正製薬

仕事に集中できないときに試したい改善策

仕事に集中できないときには、以下の8つの改善策を試してみましょう。

  1. タスクを書き出す
  2. 仕事場の環境を整える
  3. 思い切って休憩を取る
  4. 生活リズムを整える
  5. ご褒美を決めておく
  6. ランチの内容を見直す
  7. 自分に合った働き方を考える
  8. 過去のお客様に会いに行く

どれも手軽にできる方法なので、自分に合ったものを実践してみてください。

改善策①:タスクを書き出す

仕事の量が多くて何から手をつけていいかわからない場合、やるべきタスクを書き出してみましょう。脳が混乱した状態では優先順位がつけられないうえに、「仕事が終わるのか?」といった不安が押し寄せ集中できません。

業務を細かく分解してタスクとして書き出すと、頭の中でまとまらずにいた情報が整理され、今やるべきことが見えてきます。優先順位が高い順に取り掛かり、短時間で仕事を終わらせましょう。

改善策②:仕事場の環境を整える

デスクを掃除して余計なものが視界に入らないよう、仕事場の環境を整えましょう。また、自宅であれば本棚やTVにカバーをしたり、スマートフォンの通知を切ったりするのも良いでしょう。工事の騒音が気になるなら、ワイヤレスイヤホンを持ってコワーキングスペースやカフェで作業をするのもおすすめです。

改善策③:思い切って休憩を取る

「集中できない」と思った時点で休憩を取りましょう。先述のとおり、人間の集中力は90分が限界で、短時間の作業と休憩を繰り返すのがベストとされています。

集中力が落ちたままだらだらと作業を続けていると、業務が終わらないだけでなくケアレスミスにも繋がります。思い切って休憩を取り、外の空気を吸ったりストレッチをしたりしてから再度業務に取り掛かりましょう。

改善策④:生活リズムを整える

残業が続いたり夜更かしをしたりすると、十分な睡眠が取れず寝不足のまま会社に行くことになるため注意が必要です。夜は睡眠の質を高めて眠り、そして朝に食事を取れば生活リズムは整います。集中力が続かず、生活リズムが乱れているようなら日々の生活を見直してみましょう。

改善策⑤:ご褒美を決めておく

「今日の業務を時間内に終わらせたらお寿司を食べよう」といったご褒美を決めておくのも改善策の一つです。たとえば、楽しい旅行中はワクワクして早起きしてしまうものです。楽しいときはドーパミンというホルモンが出ますが、これから起こる楽しいことを考えたときにもこのドーパミンは出るといわれています。

事前にご褒美を決めておけば、ドーパミンが出た状態で仕事に取り組めます。モチベーションが上がって集中力も高まるため、お酒やスイーツなど自分にとって最適なご褒美を用意しておきましょう。

改善策⑥:ランチの内容を見直す

「忙しくてランチを決まった時間に食べられない」「時間がないからランチはお菓子で済ませている」「ストレス発散にはランチから爆食い」といった方も多いのではないでしょうか。何かと理由をつけてランチタイムを軽視してしまいがちですが、ランチの内容は集中力に大きな影響を与える要素の一つです。

ランチは、日中のエネルギー補給を行うためのわずか1日1回のチャンスです。バランスを考えた食事によって血糖値の上下を抑え、エネルギーを自分の体に与えられます。バランスの良いランチを摂ることで、持続的な集中力を維持することが可能です。

ランチが集中力に与えるもう一つの重要な要素は、睡眠への影響です。「食べ過ぎてお昼から眠たくて仕事にならない」といった経験をした方も多いのではないでしょうか。

重い食事や過剰な糖質摂取は、午後の仕事に眠気という形で悪影響を及ぼす可能性があります。軽めの食事やバランスの良い栄養摂取は午後の眠気を予防し、結果的に1日を通して高い集中力を維持できるでしょう。

改善策⑦:自分に合った働き方を考える

仕事に集中できない理由として、働き方が自分に合っていない可能性があります。まずは、1週間のスケジュールを紙やパソコンなどに書き起こしましょう。

そこで無理なスケジュールを組んでいないかどうか、または集中力が重要となる作業を後回しにしていないかどうかなどを確認します。

おすすめの働き方としては、メール確認を行ったあとに集中力が必要とされる重要な作業を午前中に行い、午後からは比較的軽めの作業を行うのがおすすめです。

人によって自分に合った働き方は異なるので、さまざまな働き方を試行錯誤して試してみてください。きっと自分に合った働き方を見つけられ、集中力が続くようになるでしょう。

改善策⑧:過去のお客様に会いに行く

どうしても集中力が出なかったり、やる気が出なかったりするときは、過去にご成約したお客様に会いに行くことをおすすめします。そこで何気ない世間話をしてみたり、お客様の現状をヒアリングしたりしてみましょう。

過去のお客様と話すことで、自分のテンションや気分を高められるかもしれません。

少なくとも、何かしらの良いガソリンを注いでくれることは間違いありませんので、過去のお客様に会ってエネルギーを補充してみてはどうでしょうか。解決のきっかけになるかもしれません。

仕事に集中できない状態を放置するとどうなる?

「面倒だから」「やる気がない」からと、集中できない状態をそのままにしておくと、以下のようなトラブルが起きてしまうかもしれません。

  1. ケアレスミスにより決済金や契約書類に不備が生じる
  2. 運転中に事故を起こしてしまう
  3. メンタルに不調をきたし、接客に悪影響を及ぼす
  4. 賃貸仲介という仕事自体を嫌いになってしまう

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①ケアレスミスにより決済金や契約書類に不備が生じる

賃貸仲介業は、賃貸物件と入居される方をマッチングすることにその本質があります。集中力を欠いた状態で事務処理を行うと、計算ミスにより決済金トラブルが発生したり、重要事項説明書や契約書の作成および交付にあたって不備が生じたりすることも想定されます。

もちろん、上司や事務担当者の確認により防げる可能性もありますが、重要事項説明書の設備や施設記載など、対象となる賃貸物件を見た人でないとわからないことは防ぎようがありません。

人間ですから、集中力に波があることは事実です。しかし、集中力がないことにやむをえない事情があっても、賃貸仲介業の本質に沿わない仕事をすべきではありません。

自分が集中力を欠いていると認識したときは、ダブルチェックをしてもらったり、同僚や上司に同席・同行してもらったりするなどしてミスを防ぎ、お客様に迷惑をかけないようにしましょう。

②運転中に事故を起こしてしまう

賃貸仲介業では、お客様を後部座席に乗せて、希望の賃貸物件をご案内することが業務です。大切なお客様を乗せているときに事故を起こしてしまっては、もはやご案内や契約どころの話ではありません。

内容や規模に関わらず事故を起こさないためにも、本当に自信がないときは運転を控えるのも一つの手段です。また、一人で運転するときにはガムを噛んだり、リラックスできる音楽を適度な音量で流したりするなど、運転環境を整えるのも交通事故を防ぐ手段といえるでしょう。

また、当然のことですが、スマートフォンの操作は厳禁です。着信音がなると気になるのが人の常ですので、マナーモードやドライブモードにするなどして、運転の妨げになるような行為は控えましょう。

③メンタルに不調をきたし、接客に悪影響を及ぼす

集中力の低下は、さまざまなミスを誘発します。ミスはカバーして取り返せば良いのですが、ミスにより自信を失った状態で接客をしても、成約できるとは到底考えられません。

集中力の欠如は、ミス⇒自信をなくす⇒成約できないという悪循環を生むものであり、百害あって一利なしといえるでしょう。一刻も早く集中力が下がっている現状から抜け出すため、そしてミスを防ぐための施策を講じる必要があります。

そして何より重要なことは、上司や同僚、部下が「集中力が下がっている」と感じた社員を徹底的にカバーすることです。意外と本人は集中力の欠如に気が付かないものですので、組織全体でのフォローを心がけましょう。

④賃貸仲介という仕事自体を嫌いになってしまう

集中力を欠いた状態で仕事を続けていると、ミスも多くなり、怒られたり謝罪をしたりすることも多くなるでしょう。そうなると、仕事自体が面白くなくなり、やがて退職を考えることにもなりかねません。

賃貸仲介という仕事は不動産業の登竜門的な仕事であり、プロパティマネージャーやアセットマネージャー、賃貸管理営業や売買仲介営業など、多様なキャリアアップが見込める仕事です。

さらに、賃貸仲介は営業職ではあるものの、集客や反響、追客などのところはマーケティングの要素も高いビジネスといえます。突き詰めることで得るスキルは、他業種への転職にも有利に働くことは疑いようがありません。

せっかく得た知識やスキルが中途半端な状態で転職を繰り返してしまうと、なかなか良いポジションに就くことが難しくなったり、仕事を選ぶ余地が少なくなったりする可能性もあるでしょう。精神論で、今の仕事を何が何でも頑張りましょうというつもりはありませんが、一時の感情に流されることにより、自身のキャリアに傷がつくことはあってはならないことです。

そうなる前に上司や同僚によく相談をして、最良の選択をできるようにしましょう。具体的には、一時的な配置転換などが考えられます。バックオフィスを経験してみたり、反響取得までを担うインサイドセールスとして注力したりするなど、さまざまな働き方が考えられますので、辛くなる前に相談してみてください。

仕事に集中できない原因を把握し、無理のない方法で集中力を高めていこう

拳を上げる営業マンの画像

どんなに優れたビジネスパーソンであっても、集中力を長く保つのは難しいことといわれています。無理して「これから3時間集中しよう!」と思っていても、途中で疲れたり他のことをしたりしてしまうため、自分にとって最適な集中と休憩のサイクルを見つけて実践することが重要です。また、体調や環境によっても集中力は左右されるので、「自分には何が欠けているのか」を考えながら集中力のアップに努めてみてください。

KS

この記事を書いた人

大学卒業後、賃貸仲介業や管理業を約4年間経験したのち、知人の独立を手伝い賃貸仲介会社を2社立ち上げ。後に賃貸管理業のプロパティマネージャーやアセットマネージャー、総合不動産会社での経営企画室室長としてのキャリアを積む。
現在は、賃貸事業、管理事業、注文住宅事業の立て直しのため、店舗店長を兼任し、マネジメントを行っている。

■現在の職業・肩書き・資格など
宅地建物取引士 / 賃貸不動産経営管理士

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