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ミラーリング効果で得られる成果とは?活用方法を押さえて好かれ上手になろう!

記事公開日:2022/07/14

最終更新日:2022/07/11

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人間は、好意や興味がある相手の行動や表情を無意識のうちに真似してしまう「ミラーリング」という行為をします。自分と同じ行動を取る相手に対しては、仲間意識を感じたり、特別な感情を抱いたりする傾向があります。ミラーリング効果は、このミラーリングを応用した心理テクニックのことで、うまく使って新規の契約に繋げる方も少なくありません。

今回は、そんなミラーリング効果について解説していきます。どのようなシーンで役立つのか、どんな注意点があるのかについて、詳しく見ていきましょう。

ミラーリング効果とは

ミラーリングとは、相手の行動や表情を鏡に映すように真似をすることです。そしてミラーリング効果は、自分と同じ仕草や行動をする人に対して好感を持つ心理効果のことを指し、別名「ミラー効果」とも呼ばれています。

また、心理学には自分を真似る人や似たような人に対して好感を抱く「類似性の法則」というものがありますが、これがミラーリングに関係しています。誰かに自分の真似をされた場合、類似性の法則が働き、その人に対して親近感や信頼感、安心感を持つことも珍しくありません。このミラーリングは、たとえば会社の人間関係や取引先とのコミュニケーション、恋人とのデート中など、あらゆるシーンで役立ちます。

ミラーリングを行って得られる効果

ここからは、ミラーリングによって得られる効果について、シーン別に解説していきます。

シーン①:ビジネス

ビジネスシーンでは、以下のような効果に期待できます。

  • 信頼を得やすくなる
  • 仲間意識や連帯感が高まる
  • 初対面でも打ち解けやすくなる

会社にはさまざまなタイプの人がいるため、すべての人とうまく付き合っていくことは難しいです。しかし、仕事では報告・連絡・相談が必須で、まったく関わらないというわけにはいきません。このような場合に、ミラーリングは効果を発揮してくれます。

たとえば、話が合わない相手の動作や話し方を真似することで、親近感を持ってくれるかもしれません。これを積み重ねることで信頼が生まれ、仲間意識や連帯感を高める効果に期待できます。

また、初対面の相手とは共通の話題もなく、打ち解けられずに打ち合わせが終わってしまうことも珍しくありません。特に、不動産営業マンは最初の会話でつまずいてしまうと顧客の信頼を得にくくなり、契約まで話を進めることが難しくなります。しかし、ミラーリングをすれば打ち解けやすくなる可能性が高まり、その後に行う会話のハードルが下がるかもしれません。

もちろん、ミラーリングだけで顧客に好かれるようなことはありません。しかし、顧客とコミュニケーションを取るのが苦手であれば、ミラーリングを取り入れてみる価値はあるといえます。コミュニケーションが円滑になるかもしれないので、ぜひチャレンジしてみましょう。

シーン②:日常生活

日常生活では、以下のような効果に期待できるといわれています。

  • 友達の協力が得やすくなる
  • 人間関係を円滑にできる

友達や知人と会話をする際、ミラーリングによって相手は「自分を受け入れてくれている」「自分と同じ考え方を持っている」と思ってもらえるかもしれません。人間は、心を開いて接してくる人に対しては、自分も受け入れようと無意識に思う生き物です。そのため、何か困ったことがあったときは快く協力をしてもらえるようになるといわれています。

シーン③:恋愛

ミラーリングは恋愛においてもさまざまな効果を発揮します。

  • 相手に好感を持ってもらえる
  • 友達以上の関係に進展する
  • パートナーとの絆が深まる

人は、自分と似ている人を好きになるという心理的性質を持っています。ミラーリングをすることで相手に好感を持ってもらえるようになる他、最初は友達でもそれ以上の関係に発展することも珍しくありません。また、「価値観が合う」「自分の気持ちをわかってもらえる」など、パートナーとの絆が深まるのもミラーリング効果の魅力のひとつです。

ミラーリング効果の活用方法とポイント

ここではミラーリング効果の活用方法とポイントをご紹介します。手軽に実践できるものも多いので、無理のない範囲で実践してみてください。

活用方法①:相手の仕草を真似る

相手の仕草を真似るのはミラーリングの基本です。相手の動作や姿勢、表情などを観察し、それらを真似してみましょう。

たとえば、友達とカフェでコーヒーを飲んでいるときは、相手がコーヒーを飲むタイミングに合わせて自分も飲みましょう。また、「会社の上司がむかつく」という話になった場合は自分も怒った表情をするというように、動作や表情を合わせるのがコツです。

また会議や打ち合わせのときは、相手がパソコンを開いたら自分は手帳を開く、前のめりで説明をし始めたら自分も前のめりになって話を聞くなどすると、相手との連帯感が生まれます。

活用方法②:相手が発した言葉を真似る・繰り返す

動作や姿勢などを真似るのが難しい場合、相手が発した言葉を真似る、あるいは繰り返しましょう。これはオウム返し(バックトラッキング)とも呼ばれており、比較的楽に会話が続けられる方法とされています。

たとえば、会社の同僚との会話で「今日は忙しかったんだ」といわれた場合、「忙しかったんだね」と共感する形で返事をします。また、彼氏や彼女との会話中「この間読んだ○○という本がおもしろかったんだ」といわれたら「それは良かったね。どんな内容の本だったの?」というように、同じ言葉を取り入れながら質問をしてみましょう。

相手の言葉や言い回しを真似することで、相手は「伝わっている」「話を聞いてくれている」と感じ、より信頼が深まります。

活用方法③:相手の声のトーンやテンポ、大きさに合わせる

会話が多い人に対しては、相手の声のトーンやテンポ、大きさに合わせるという方法を取り入れてみましょう。声のトーンを合わせるのは難しいかもしれませんが、たとえば初対面の相手と話す場合、相手がハイトーンで話している場合は、自分もいつもより高めのトーンで話すというだけで問題ありません。

また、相手がテンポ良く話し続けているのであれば自分もそれに合わせる、逆にゆっくりと話すのであればスローなテンポを心がけるなど柔軟に対応しましょう。会話のトーンやリズムが同じ場合、それだけで親近感を持ってもらえることがあるので、初対面の相手でも比較的早く打ち解けられるかもしれません。

活用方法④:相手のテンションに合わせる

テンションを合わせるというのも重要なポイントです。たとえば商品について説明する際、一生懸命説明しようとしてテンションが上がってしまいがちです。このとき相手が冷静だった場合、ハイテンションの状態で営業をされると引かれてしまうかもしれません。

相手が冷静であれば、自分のテンションも抑えることで、伝えたい内容を聞き取ってもらえるようになる可能性があります。もし相手の反応が良い場合には自分もテンションを上げるというように、うまく自分の話し方をコントロールすればテンポ良く会話を続けることができます。

ミラーリング効果の活用における注意点

ミラーリングを実践することで、相手に親近感を持ってもらえる可能性が高まります。しかし、活用方法を間違えると逆効果になってしまうことがあるので気をつけましょう。ここからは、ミラーリングを行うときに注意すべきポイントを紹介します。

注意点①:露骨に真似をしすぎない

ミラーリングは、相手にバレないことで効果が発揮されるので、露骨に真似をしすぎないことが重要です。「意図的に真似をしている」ことがわかってしまうとかえって不快感を与えてしまうおそれがあります。ミラーリングでは、「自然に行うこと」が特に重要ということを覚えておきましょう。

注意点②:すべてをミラーリングしようと意気込みすぎない

相手の動作をすべて真似するのはNGです。ミラーリングを意識しすぎてしまうと相手との会話に集中できなくなります。大事な商談や会議中、見当違いなことを発言してしまうかもしれません。

また、本来なら自分の意見を述べなければいけない場面で単に相手の意見を真似してしまうと、「何も考えていない」「自主性がない」と思われてしまうこともあります。ミラーリングは少しやってみるだけでも効果があるといわれているので、すべてではなく、できる範囲で真似してみることから始めましょう。

注意点③:同じタイミングでミラーリングをしない

同じタイミングでミラーリングをしないということも大切です。真似をするのが遅すぎると相手はそれに気づかず、ミラーリングの効果が発揮されなくなってしまいます。しかし、ほぼ同じタイミングで真似をしてしまうと相手に感づかれてしまうので要注意です。

相手の様子を見つつ、4~5秒ほど置いて、相手が次の話題や動作に移ったときがベストです。ただし、上記の時間はあくまでも目安なので、「自然」「無意識」の2点を頭に入れながらミラーリングを実践しましょう。

ミラーリング効果を活用して理想の人間関係を作ろう

スーツ姿の男性の画像

人間は一人ひとり性格が違うので、自分の理想どおりの人間関係を作るのはかんたんなことではありません。しかしミラーリングを実践すれば、周りの人間関係を円滑にできる可能性があります。もちろん、あからさまに相手の真似をしたり、大げさなジェスチャーで同意したりすると逆効果なので注意してください。

仕事・プライベート問わず、人間関係で悩んでいる方は少なくありません。ミラーリングを意識的に取り入れて、理想の人間関係づくりに役立ててみてはいかがでしょうか。

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CHINTAI JOURNAL編集部

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