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取引先の会社に贈るお中元はどう選ぶ?金額などのマナーやおすすめ商品を解説

記事公開日:2022/03/10

最終更新日:2022/03/08

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毎年6~7月ごろになると、百貨店やデパート、スーパーなどで「お中元」や「お中元ギフト」の販売が始まります。季節の風習でもあるお中元は、取引相手との関係づくりにも役に立つため、ビジネスマンとして知っておきたいマナーのひとつです。

そこで今回は、取引相手に贈るお中元の選び方やマナー、おすすめしたいお中元の商品について紹介していきますので、贈り物選びに困っている方はぜひ参考にしてください。

そもそも「お中元」とは?

お中元とは、日頃からお世話になっている人に対して、感謝の気持ちを込めて贈り物を渡す風習のことです。同じような贈り物をする習慣に「お歳暮」がありますが、お中元は7〜8月ごろの夏の時期、お歳暮は11〜12月ごろの冬の時期に行われます。

お中元の始まりは中国で、旧暦の7月15日は「祖先を供養する日」と制定されていました。中国の風習と日本の仏教が混ざり、旧暦の7月15日付近にお世話になっている人に感謝を伝える習慣としてお中元が定着しました。

普段お世話になっている人に贈るお中元は、個人であれば親族や、会社の上司、職場の人に贈るのが一般的です。特にお中元が重要とされるのはビジネスシーンで、普段からお世話になっている取引先にお中元を贈ることで、今後の関係性づくりにも貢献できます。

取引先の会社に贈るお中元の選び方

お中元ののしの画像

取引先へのお中元は「会社の顔」として贈るため、選び方には慎重にならなくてはいけません。以下の5つのポイントを踏まえつつ、日頃の感謝を伝えられるような一品を選びましょう。

  • 個包装になっているものを選ぶ
  • 常温保存できるものを選ぶ
  • 日持ちするものを選ぶ
  • スペースを取らないものを選ぶ
  • 見栄えが華やかなものを選ぶ

それぞれの内容について詳しく見ていきましょう。

個包装になっているものを選ぶ

お中元ギフトには、相手の負担になりにくい「消えもの」が良いとされています。消えものとは使うとなくなってしまう消耗品の事で、特におすすめなのが、商品それぞれが個包装されている消えものの商品です。

個包装になっている商品であればオフィス内でもシェアしやすく、受け取った人もすぐに食べる必要がありません。一方、ホールのケーキや大きなフルーツなど、切り分ける必要があるプレゼントは相手に手間を取らせてしまいます。

また、個包装されている商品の数をチェックしておくことも重要です。お中元はオフィス内でシェアされることが多いので、全員に行き渡るよう十分な数を用意しなければいけません。多くの人に分けられることを考えながら、取引先の会社や部署、店舗の規模に合わせて選ぶのがポイントです。

常温保存できるものを選ぶ

お中元は、受け取ったあとの手間がかからないものが好まれます。保存方法もそのひとつで、アイスやチョコレートなど常温保存ができない商品を受け取ると、保存するのに手間が生じてしまいます。

会社によっては冷蔵庫や冷凍庫がなかったり、他の荷物でいっぱいだったりする可能性もあります。そのようなことも考慮して、保存する必要がない商品を選びましょう。

日持ちするものを選ぶ

取引先へお中元を贈るのは自分だけではありません。他の多くの会社・担当者からもお中元を受け取ります。賞味期限が近いものが多くなってしまうとそれらをすぐに食べ切らなくてはならず、相手に負担をかけてしまうかもしれません。

また出張や病欠など、相手の都合ですぐに受け取ることができないという可能性もあります。そのようなことも考慮して、お中元には日持ちするアイテムを贈るのがおすすめです。長期保存ができるものなら食べるタイミングを制限されずに済むため、相手に喜んでもらうためにも記載されている賞味期限は必ずチェックしましょう。

スペースを取らないものを選ぶ

たくさんの方から受け取る可能性があるお中元は、大きすぎるものだと相手に置き場所を悩ませてしまいます。特に食品や飲料といった消えものではないお中元ギフトの場合、スペースを取るものを贈ってしまうと相手に負担を与えてしまいます。

お中元はできるだけ消えものを、もし消えものではない場合はスペースを取らないものを選びましょう。なお、「食品や飲料以外を贈りたいけど何が良いかわからない」という場合、相手に商品を選んでもらえるカタログギフトもおすすめです。

見栄えが華やかなものを選ぶ

特に女性が多い職場の場合は、味はもちろん見栄えが華やかな商品だとより喜ばれる可能性が高くなります。見栄えが良いアイテムは話のネタにもなり、写真にも残する方も少なくありません。たくさんもらうお中元の中で、このような差別化を図れば相手の印象にも残りやすくなります。

定番商品よりも、普段なら買えない特別感のある商品やトレンド感のあるもの、地方でしか買えないアイテムは特に喜ばれます。職場にトレンドに敏感な人がいれば、アドバイスをもらってお中元ギフト選びに役立てましょう。

取引先の会社にお中元を贈る際のマナー

取引先にお中元を贈る場合、プライベートのとき以上にマナーに気を配る必要があります。取引先に対して失礼な対応をしてしまうと今後の付き合いに影響を及ぼしかねません。

またお中元は、直接持参して手渡しする必要はありません。個人のお中元は手渡しがマナーとされていますが、お互い忙しいビジネスシーンでは相手の時間を割いてしまうため、配送で贈る方が無難とされます。相手との関係を結ぶために贈ったお中元が逆効果になってしまわないよう、ここからはお中元を贈る際に気をつける6つのマナーを紹介していきます。

金額相場

取引先へのお中元の相場は1,000〜10,000円程度です。5,000円前後が基本とされていますが、特にお世話になった取引先や今後の関係を強化したい取引先には、上限が10,000円程度のお中元でも問題ありません。

ただし、10,000円を超えるお中元は相手に気を使わせてしまうので避けるのが無難です。会社によってはお中元など金品の受け渡しが禁じられている場合もあるため、初めて贈る取引先には事前に確認しておくことをおすすめします。

包装の選び方

お中元として贈る品物には、完全包装をするのが一般的なマナーです。完全包装とは、商品の外箱にのし紙をかけ、その上から包装する包装形態を指します。商品の外箱にのし印刷がされた包装紙をかけるだけの簡易包装もありますが、贈り物としては簡易包装よりも完全包装の方がふさわしいです。

配送でお中元を贈る場合は、上記の完全包装の上から配送用のクラフト紙や箱で梱包する二重梱包という包装方法がより丁寧とされます。二重包装すると発送伝票は外側のクラフト紙や箱に貼られるため、一番外側の包装を外してもきれいな状態を保つことができます。

表書きの書き方

お中元には、水引とのしが印刷されたのし紙をかけるとより丁寧です。のし紙に書く表書きには、水引の上部に「お中元」や「御中元」、下部には自社の名前と代表者の名前、肩書きを記載します。ビジネスシーンにおいては、代表取締役社長の名前を書くことが一般的です。

表書きの記入は商品を購入した店舗でお願いできるため、必ずしも自分で行う必要はありません。自分で記載する場合は、バランスの良い丁寧な字で記載することが求められます。

のし紙の掛け方には内のし・外のしの2種類があります。商品の外箱にのし紙をかけてから包装するのが内のし、包装した上にのし紙をかけるのが外のしとなり、配送の場合はのしが破れないよう内のしを選びましょう。

宛名の書き方

お中元を配送する場合、送り状にも気を配る必要があります。送り状に書く宛名は、「会社名+代表者名」が一般的です。会社全体ではなく部署や店舗に贈る場合は、「会社名+部署名+代表者名」、「会社名+店舗名+代表者名」を記載しましょう。

代表者を記載しない場合は部署名・支店名で止め、敬称は「様」ではなく「御中」を使用します。また会社全体に送る場合、お中元の行き場がわからなくなるためできるだけ部署名や個人名を記載する方が丁寧です。代表者名は、会社全体に贈る場合は代表取締役社長の名前を、部署や店舗に送る場合は部長や支店長の名前を書きましょう。

贈るタイミング

7〜8月がお中元の時期ですが、地域によってお中元のタイミングは以下のように異なります。

  • 北海道:7月15日〜8月15日
  • 東北:7月1日~15日
  • 関東:7月1日~15日
  • 東海:7月15日~8月15日
  • 北陸:7月1日~15日(地域によって異なる)
  • 関西:7月15日~8月15日
  • 中国、四国:7月15日~8月15日
  • 九州:7月15日~8月15日
  • 沖縄:旧暦のお盆まで

自分の会社が関西であっても贈り先が関東の場合は、7月1日〜15日の間に送るのがマナーです。細かい地域によってお届け日は異なるため、発送前にお中元のタイミングを確認しましょう。

また、多くの配送会社は日時指定ができるため、相手の会社の営業日に届くように送ると丁寧です。相手がオフィスにいる時間を把握している場合は、配送時間まで指定して送りましょう。

先方から先に送られてきた場合の対応方法

先方からお中元をもらった場合は、いただいた報告とお礼を兼ねたお礼状を出すのがマナーとされています。親しい間柄の場合はメールや電話でも問題はありませんが、取引先や目上の人から贈られてきた場合は、お礼状を書くのが一般的なマナーです。

お礼状は、お中元を受け取った1週間以内に送りましょう。どうしても1週間以内にお礼状を送るのが難しい場合は、受け取ってすぐにその旨とお礼を伝え、改めて送り状を送ると丁寧です。

取引先の会社へのお中元に選ばれやすい人気商品

お酒が入ったお中元の画像

ここからは、取引先へのお中元にぴったりなおすすめギフトを以下のジャンルごとに紹介します。

  • 洋菓子詰め合わせ
  • 和菓子詰め合わせ
  • ジュース
  • ビール
  • コーヒー、紅茶

「お中元を考えるのが難しい」と悩んでしまう方はぜひ参考にしてください。

洋菓子詰め合わせ

お中元の人気ランキングの上位に入っているのが個包装された洋菓子のセット商品です。洋菓子は見た目がかわいいものが多く、箱を開けたときの華やかさがお中元ギフトにぴったりです。仕事の合間でさっと食べられるため、受け取る相手が負担に感じることもありません。

特におすすめしたい洋菓子詰め合わせのお中元ギフトは以下のような商品です。

  • 見た目が華やかな色とりどりの洋菓子
  • 雑誌でも紹介されたトレンドなクッキーサンド
  • かわいい焼き菓子のアンサンブルセット

洋菓子の詰め合わせは贈り物としては定番ですが、上記のような見た目が華やかなもの、メディアで掲載されたもの、さまざまな種類から選べるものは特に喜ばれます。

和菓子詰め合わせ

男性や年配の人が多い会社には、洋菓子よりも甘さが控えめであっさりと食べられる和菓子が喜ばれます。洋菓子と同じく個包装されているセット商品も多いため、お中元ギフトとして贈りやすいのも魅力のひとつです。

和菓子詰め合わせの中では、以下の商品がお中元ギフトとしておすすめです。

  • 切らずに食べられるサイズの羊羹セット
  • カラフルな一口サイズのもなか
  • 高級感のあるお煎餅の詰め合わせ

素朴なイメージの強い和菓子ですが、色とりどりのかわいい商品も多くあります。おかきやお煎餅などの甘くない種類の商品も豊富なため、甘いものが苦手な相手にも贈ることができます。

ジュース

夏の季節に贈るお中元だからこそ、ジュース類は喜ばれる商品のひとつです。普段では買わないようなワンランク上の商品を選ぶ事で、特別感を演出できます。ジュース類の中でも小分けされているものは多いため、わざわざコップを用意しなくてもすぐに飲めるものを選びましょう。

以下のようなジュースはお中元として特におすすめです。

  • 果物果汁100%のフレッシュジュース
  • 爽やかな味わいのスパークリングドリンク
  • 栄養価の高い野菜を使ったジュース

さまざまな種類から選べるようなセット商品なら、どれを選ぶかが楽しくなります。また相手の好みに応じて、無加糖やストレートタイプなど使用されている原料にもこだわって選んでみてください。

ビール

お酒が好きな人が多い職場では、ビールのお中元が喜ばれます。仕事の合間に飲むことはできませんが、仕事のあとに飲んでもらうことで、相手を労う気持ちをあらわすこともできます。

お中元のビールには以下のようなものを選びましょう。

  • 地元で製造されたクラフトビール
  • 飲み比べできるビールセット

スーパーなどで売られている一般的なビールではなく、高級志向のビールやクラフトビールがおすすめです。飲み比べができるセットを贈ると、相手の話のネタにもなり印象度も高くなります。

コーヒー・紅茶

仕事中の休憩に飲むコーヒーや紅茶もお中元のギフトにぴったりです。コーヒーや紅茶はシェアしやすく、コンパクトで日持ちもするため外さないお中元ギフトのひとつです。一般的なコーヒー・紅茶ではなく、以下のようなワンランク上の商品がおすすめです。

  • メディアで取り上げられているお店のドリップコーヒー
  • 豆にこだわった有名メーカーのコーヒー
  • 香りの高い高級茶ばを使った紅茶

自分で甘さを変えられるコーヒー・紅茶は万人受けするため、大人数の会社にも気軽に贈れるのが魅力です。コーヒーや紅茶の知識があまりない人は、聞いたことのあるブランドやおしゃれなパッケージから選んでみてください。

取引先の会社に喜ばれるお中元を贈って日頃の感謝を伝えよう

感謝を述べる営業マンの画像

取引先との関係づくりに欠かせないお中元は、相手に喜ばれるものを選ぶのが重要なポイントです。今回ご紹介したポイントやマナーを参考に、相手に手間をかけずすぐにシェアできるような商品を選びましょう。

洋菓子・和菓子・ジュース・ビール・コーヒー、紅茶は特に好まれるお中元ギフトのひとつです。取引先の特徴に合わせて、ぴったりなお中元を贈り日頃の感謝を伝えましょう。

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CHINTAI JOURNAL編集部

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