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【例文アリ】不動産業界の志望動機の書き方|業種や求める人物像も解説します

記事公開日:2022/04/07

最終更新日:2023/11/17

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不動産業界は多くの就活生が狙っている業界のひとつで、競争倍率も高めの傾向にあります。そんな不動産業界の仕事に就くには面接官の興味を引くような志望動機が求められますが、どうやって志望動機の完成度を上げれば良いかお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、不動産業界における志望動機の書き方や、不動産業界で求められやすい人物像について解説します。また、志望動機の例文も紹介していきますので、書き方に迷っている人はぜひ参考にしてください。

不動産業界とは?

PCの上に家の切り抜き絵が置かれている画像

志望動機を作成する前に、不動産業界について深く知ることが重要です。不動産業界とは、土地や建物にかかわる業界のことで、業種により扱うものは異なります。

不動産業界の規模は、2011年から2019年において8年連続増加しています。2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で業界規模が少し落ち込むものの2021年には回復し、同時に不動産価格も右肩上がりに上昇しています。

不動産業界を志望するにあたって、主に4つに分類される業種とそれぞれの仕事内容についても知っておきましょう。

不動産仲介

不動産仲介業とは、売買の場合は売主と買主、賃貸の場合は貸主と借主の間に立って契約を導く仕事です。不動産の買主・借主のニーズに合った物件を探し、契約締結までサポートします。売主や買主への営業活動や交渉、物件情報の管理や追客など多くの業務がある一方、やりがいも多いため、不動産仲介業を第一志望にする方も少なくありません。

さまざまな人と接する機会が多い不動産仲介には、コミュニケーション能力が高い人が向いています。お客様のニーズに合った物件を紹介するためヒアリング力も必要です。また、売買仲介の場合は、不動産だけでなく金融・法律・税務など幅広い分野の知識が求められます。

不動産仲介業に必須の資格はありませんが、買主・借主が物件を契約する際に行う重要事項説明は、「宅地建物取引士」の資格が必要です。不動産仲介業は、社内の5人のうち1人に宅地建物取引士の資格取得が課せられているため、就職後に取得する人も少なくありません。

不動産販売

不動産販売は、自社で所有する土地や新築物件、オフィスビルなどを販売する仕事です。多くの不動産会社が、不動産販売業と不動産仲介業を併せて行っています。不動産販売の業務内容には、買主への営業活動や店舗や住宅展示場の来店者への対応、イベントやセミナーの開催が挙げられます。

不動産は、人生においても一二を争うほどの高額な買い物です。そのため、不動産販売にはお客様に安心して購入してもらえるような説得力の高い人が向いています。周辺環境や社会の変化の情報に詳しくある必要もあるため、トレンドに敏感な人にもおすすめです。

不動産販売も、資格がマストなわけではありません。しかし「宅地建物取引士」を所有していると不動産販売会社で働くうえで大きな強みとなります。仕事で車を使う場面も多いため、普通自動車運転免許が必要な会社も多いです。

ディベロッパー

ディベロッパーとは土地や街を開発する事業のことで、商業施設や大型マンション、大規模な宅地などを開発する役割があります。ディベロッパーの主な業務内容には、開発する土地の発掘や施工管理、市場価値を知るためのマーケティングや開発後の不動産営業など多岐にわたります。

ディベロッパーは、街づくりに携わりたい人や規模の大きい不動産の仕事をしたい人におすすめの仕事です。交渉力や対応力に自信がある人には特に向いているといえます。

ディベロッパーの仕事内容には、不動産売買・仲介も含まれているため「宅地建物取引士」の資格取得がベターです。また、「土地家屋調査士」「不動産鑑定士」などの資格があれば、より多くの会社で活用できます。

不動産コンサル

不動産コンサルとは、不動産の売買や投資、管理をする人のサポートを行う仕事です。不動産取引には複雑な法律が絡むため、知識のない人が扱うと不利益を被るリスクがあります。そうならないように、中立な立場でアドバイスをするのが不動産コンサルの主な役割です。

不動産コンサルとして働くには、不動産コンサルティング技能試験に合格して登録証をもらう必要があります。この試験は、「宅地建物取引士」「不動産鑑定士」「一級建築士」の資格を持ち、5年以上の実務経験がある人しか受けることができません。

そのため、不動産コンサルは不動産の知識・経験が十分にある方でないと比較的厳しい業界ですが、その分やりがいも多くあります。不動産業界でステップアップしたいという成長意欲の高い人にはおすすめです。

不動産業界の志望動機の書き方のポイント

ここからは、不動産業界の志望動機の書き方について、3つのポイントを解説していきます。

①不動産業界への志望理由を明確にする

志望動機には、業界に対する志望理由を明確に記載する事が重要です。営業職の仕事に就きたい人は他の業界の選択肢もあり、建設業界やIT業界などとの差別化を図る必要があります。他の業界ではなく、どうして不動産業界で働きたいかが明確にわかるような志望動機を作成しましょう。

不動産業界の特徴を踏まえながら志望理由を明確にすることで、不動産業界に対する熱意を最大限アピールできます。具体的なエピソードを交えながら説明すると、さらに説得力を高めることが可能です。

②企業への志望理由を明確に書く

業界への志望理由を記載したら、不動産業界の中でどうしてこの企業を選んだのかを明確にしましょう。不動産業界でも、企業によって特徴はさまざまです。企業が持つ強みや独自の特徴を絡めることで、企業研究のアピールにも繋がります。

「都市開発に興味があるためディベロッパー業務に強い貴社を選んだ」「地域密着型をコンセプトに幅広い業務を行っている貴社に入社したい」など、その企業の特徴を入念に調査し、熱意を伝えましょう。

③エピソードや経験談を交えて自己PRする

いくら入社意欲が強くても、不動産業界に向いていない人を採用するわけにはいきません。面接官の印象に残るためには、自分が会社にどれくらい貢献できるかを伝える必要があります。

不動産業界にまつわるアルバイトの経験や、不動産業界に必要なスキルがあることを証明するエピソードなど、今までの経験を振り返り不動産業界にどう活かせるかを考えてみましょう。自己PRに加え、不動産業界に対する理解度の深さもアピールできます。

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CHINTAI JOURNAL編集部は、営業活動に役立つ情報や業務効率化するための工夫をはじめとして、賃貸仲介業務に「おもしろさ」と「ライフハック」を提供します。

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