記事公開日:2022/04/21
最終更新日:2023/11/17
「商談がうまくいかない」「社内の評価が上がらない」といった悩みを抱える営業マンは、営業マンとしての心得を再度学んでみてはいかがでしょうか。これまでの考え方や行動に変化が生まれ、今抱えている悩みを解決できるかもしれません。
今回は、営業マンとしての心得の他、さらにレベルアップしたい人へ向けてトップ営業マンが意識している心得を解説していきます。それぞれ順番にチェックして、自分に欠けている要素がないか確認してみましょう。
目次
営業マンの心得とは、営業活動における視点や心構えのことであり、営業マンとして成長するための基礎になる考え方です。心得を理解することにより自身に不足している能力が見えてくる他、今後の方針なども立てやすくなります。
さらに、営業マンとしての悩みを抱えているとき、基本へ立ち返って解決方法を見つけるためのきっかけとしても活用できます。
トップ営業マンを目指す人は、ここから解説する営業の心得7ヵ条を押さえておきましょう。順番に習得して、実践で活用してみてください。
「四方よし」とはビジネスにおける基本的な哲学で、近江商人(日本三大商人の一人)が提唱した「三方よし」に新たな要素をひとつ加えたものです。
自分・自社の利益だけを優先せず、買い手や世間にとってプラスとなるような事業を行うことが長期繁栄に繋がるという考え方です。4つ目の要素は「未来」や「関係者」などを当てはめ、自分の営業方針や事業内容に見合った考え方を加えましょう。
どれだけ営業テクニックやノウハウを習得していても、顧客からの信頼を得られていなければ契約や受注、アポなどを結ぶことは難しくなります。そこで、顧客からの信頼を得るために心がけるべきポイントを見ていきましょう。
スーツや髪型を整えてハキハキと話し、返事はスピーディーに行うなどは営業マンとしての基本です。そのため、基本ができていないと「この人と契約して大丈夫かな?」「後からトラブルを起こすのでは?」と相手に不安な気持ちを与えてしまいます。
顧客から信頼を得るには優秀な営業マンという事をアピールするのではなく、「当たり前のことをそつなくこなす」ということへ注力しましょう。
「約束を守る営業」は、営業マンとして当たり前のことかもしれませんが、できる・できないで成約率やアポ率に影響します。購入・契約へ至るというのは、商品・サービスの質が良いことはもちろん、営業マンへの信頼・信用があるからこそ実現することです。
商談内容だけでなく、ちょっとした雑談における小さな約束も守ることで、先ほどご紹介した信頼に繋がります。信頼があれば次回以降も自社の商品・サービスを利用してもらえる可能性もあるため、おのずと成約率やアポ率が上がっていきます。
相手の立場を理解した営業マンは、顧客ニーズにマッチした提案ができます。「相手の立場を理解する」とは、現在抱えている課題や問題を想像し、解決案を提示することです。こちらから一方的に商品・サービスの魅力やメリットを伝えても、顧客の抱える課題・問題を解決できない内容であれば意味がありません。
無駄な情報を与えるだけになってしまうため、まずは相手の立場に立ってニーズを考え、解決案となる提案を行いましょう。
スピード感のある営業が実現できれば、効率・提案力アップに期待できます。早く仕事へ取り掛かり、予定期日よりも前に仕事を終えられれば、上司や顧客からすぐにフィードバックをもらえます。その分次回以降の改善・対策をスピーディーに実行できるため、業務効率アップに繋げられる可能性もあります。
また、作業スピードを上げられれば、資料作成や顧客情報の収集などへ充てる時間が増えます。十分な準備により、顧客ニーズを捉えた提案・対応も可能です。素早い行動で、営業活動におけるサイクルの回転率を上げていきましょう。
営業活動において、顧客とのコミュニケーションで重要なのは「ヒアリング力」です。自分ばかりが話していては、相手の求める条件や回答を理解できません。相手が何を求め、どのような提案を期待しているのか把握するため、聞き役に徹することも大切です。
さらに、一方的な会話は相手に嫌悪感やストレスを与えてしまう恐れもあります。簡単な質問や雑談の中から顧客ニーズを引き出すことも意識しましょう。
顧客が抱える不安や疑問を解消する営業により、契約率アップが期待できます。不安や疑問を抱えたままでは、最終的な購入・契約への判断を躊躇します。商品・サービスに対するメリットをどれだけ説明しても、成果が得られないかもしれません。
購入・契約へ繋げるには、顧客の不安や疑問を解消し、能動的にメリットを感じてもらうことが大切です。こちらの提案に対し、どこがネックになっているのかをヒアリングして解決案を提示しましょう。
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