記事公開日:2024/03/22
最終更新日:2024/03/27
目次
「お客様がウルッとくる」、「お客様の幸せな記憶に残るくらい美しい仕事」などと、お客様ファーストを目標とするウルクル株式会社が目指す「人生が変わる仲介」とは。それによる影響や、これからの賃貸業界についてお聞きします!
本日はよろしくお願いします!
さっそくですが、政岡さんのご経歴をお聞かせください。
東京の練馬区出身で、31 歳まではアパレル関連の仕事に携わっていました。2011 年に不動産業界に入り賃貸仲介業を4 年、その後弊社に加入しました。
なぜ、アパレル関係のお仕事から不動産業に転職されたのでしょうか?
1番の理由は、仕事の将来性です。転職を考えていた時に友人から不動産の仕事を紹介してもらい、31 歳から不動産キャリアをスタートさせました。
貴社の取り組み、特色を教えてください。
よくある賃貸仲介会社では、いかに反響を取り、その中でどれだけ成約に結びつけるかというスタイルだと思います。ですが弊社は「お客様にリピートして頂くこと」を目標としていますので、インターネット広告は最小限にして、営業担当者がお客様に心から満足いただく 「仕事」をすることで、 「不動産のことなら〇〇さん」という信頼関係を⾧期的に築いていきます。
お客様のライフステージによって売買や資産運用など、営業担当者がお客様とともに成⾧できる環境を作っています。
お部屋探しだけではなく、お客様の人生に寄り添っているんですね!
具体的にどのように関わっていくのでしょうか?
例えば、お客様が最初に「賃貸物件に住みたい」と考え、その後「他の賃貸物件への引越し」、さらには「自分の家を購入したい」というように、ライフステージやニーズが変化しても、同じ営業担当者が一貫してサポートします。他にも、「社員のための社宅を探したい」「 収益物件への投資を検討している」というニーズにも柔軟に対応します。
1 人の営業担当者が、お客様のあらゆるニーズに対応できるよう努めることが、弊社の特徴的な働き方であり、社員の⾧期的なキャリア形成も図ることができると思っています。
リピーターを作るコツはございますか?
お客様とちゃんと向き合って、お客様の話をしっかり聴かせていただくことだと思います。「仕事」は、こなしたり捌いたりすることではなくて、お客様に心から満足していただくサポートをすること。お客様が十分に納得しないまま進めた契約にはしこりが残りますし、当然リピートも来ません。
「ウルクル」という社名には、「うるっとくる」という意味も含まれていて、感動を引き起こす力を示しています。そのために100%、いや120%お客様目線で考えるということだと思いますね。
ホームページに記載されている、「渋谷で一番イケてる不動産会社」について具体的に教えてください。
これは非常に難しくて、定義が社員それぞれ違います。各々の「 イケてる」を追求するので正直答えはありません。ただ「 イケてる」を評価するのは他者ですから、自分たちがどんなに「イケてる」と思っていてもそれはただの自己評価ですよね。
お客様や関わる方々から「あの会社、イケてるよね!」と言われるようになって初めて「イケてる」会社だと思いますので、そこを目指しています。
ホームページを拝見させて頂いたのですが、「社員紹介」のページが印象的でした。社員の方それぞれのページがあり、人柄が分かるキャッチコピーがついていたり、仕事に対する考え方まで知ることができ、そちらも「お客様にリピート」して頂くコツだったりするのでしょうか?
そうですね。従来の不動産会社は、 「物件」を売りにしたスタンスだと思いますが、弊社は 「物件」よりもまず「 人」を知っていただき、そして「頼れるパートナー」として選ばれるようなアプローチをしたいと考えています。
貴社の今後の展望をお教えください。
多店舗展開や上場するとかではなく、今行っていることを小さくとも積み重ねて、少しずつ成⾧していくことが重要だと考えています。先ほども述べたように、1 人の営業担当者がワンストップでサポートできる会社にするには時間がかかります。⾧い年月をかけてじっくり取り組んでいけたらと思っています。
あとは地域密着型の地場不動産会社として、地域の方々から愛される存在になることです。渋谷という立地では難しい側面もありますが、渋谷に住んでいる方、働いている方々から「 イケてる!」と言われるような会社にしていきたいです。
ありがとうございます。渋谷は都心に位置するため、他の地域よりも人の移り変わりが速いというイメージがありますが、今後も「渋谷」という地域で地域密着を目指していく予定でしょうか?
弊社のロゴは、渋谷区の形を帽子にしていますので、渋谷区からは離れられないんですよ(笑)
賃貸仲介業の「これから」について想いをお教えください。
一つ危惧しているのは、「そもそも賃貸仲介業って、いらなくなるんじゃないの」ということです。もしお部屋を探すだけであれば、将来的には自動運転車が物件まで連れて行ってくれて、部屋の鍵はスマートフォン、お客様が気に入った場合にはマイナンバーを入力、審査も即座に行い、契約もクラウド上で行えるようになると思うんです。
AI、自動運転技術、スマートキー、マイナンバーが導入にされたら、将来的には賃貸仲介業社の「人」が不要になってしまうということですね……。
そうですね。自動化可能なプラットフォームが実現すれば、お客様は自分の好みをAI に伝えることで、人を介さずに物件探しから契約までできるようになります。今でもオンライン内見だけで契約する方もいますので、この流れは加速していくと思います。
ただ、どんな人であっても住んだ家や地域やそこであったエピソードって絶対に覚えていますよね。それくらい人の人生に影響する「 家」に携われる仕事なので、賃貸仲介はできれば失くしたくない仕事でもあります。そのためには、物件探しには仲介してくれる「 人」が必要だよねと思ってもらえる会社にしていけるか、ひいては賃貸仲介業界がそのように変革していけるかどうかにかかっているのではないでしょうか。
貴重なお話、ありがとうございました!
■ウルクル株式会社■
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