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二宮町で30年、スタッフ全員が近隣出身の超地域密着型不動産会社の魅力とは

記事公開日:2023/10/30

最終更新日:2024/01/11

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宮町、大磯町、国府津に特化した真の地域密着とは

太平洋不動産株式会社 宮戸 淳様

二宮町、大磯町、国府津など神奈川県の西湘エリアで創立30年続く太平洋不動産株式会社様。 スタッフ全員が二宮町と大磯町の出身。また、物件を紹介するだけではなく、 ブログで街の良さを発信したり、地域との関わりも大事にしされている不動産会社です。今回は、太平洋不動産様に、徹底した地域密着型の賃貸不動産のスタイルを深堀していきます!

本日はよろしくお願いします!
さっそくですが、宮戸様のご経歴をお聞かせください。

私は二宮で生まれ育ち、大学進学のために二宮を離れました。千葉県で4年間一人暮らしを経験した後、東京のマンションの販売会社に就職し、横浜で5年間一人暮らしをしました。不動産の営業経験を積んだ後、家業を手伝うために再び二宮に戻ってきました。

宮戸様が不動産業に関わるまでの経緯をお教えください。

親が不動産業を営んでいましたが、不動産の仕事については何の関心も持っていませんでした。
しかし、進学した千葉の大学は、偶然にも日本で唯一の不動産学部を持つ大学でした。その大学に受験した理由は、特に不動産に興味があったからではなく、偏差値がちょうど合致していたからなんです。今思うと、受験する際に、多少親を喜ばせたい気持ちもあったかもしれません。

一人暮らしをしていたので、親から仕送りを受けていたのですが、親から仕送りを受ける条件があり、それは「在学中に宅建を取得する」ことでした。

幸い、不動産学部に在籍していたため、宅建の取得に適した環境が整っていました。学校の授業自体が宅建試験に関連する内容を取り扱っており、宅建を取得するために必要な知識を学ぶ機会が豊富でしたので、在学中に宅建資格を取得することができました。

実家が、不動産業ならではのエピソードですね!

そうでうすね!
それで就職活動の際、不動産業に関しては、というより、社会で働くことを恐れていました。当時、遊んだり、バンド活動などに没頭しており、働くことに対する不安がありました。そのため、就職活動をぎりぎりまで避けていたんです。

しかし、卒業が迫ってくるにつれ、覚悟を決めて就職活動を始めることにしました。宅建資格を持っていたことが、就職活動において大きなアドバンテージであることに気づき、不動産業に絞って就職活動を進めました。その結果、東京のマンション販売に特化した会社に就職することとなり、このような経緯で不動産業に携わることとなりました。

マンション販売から不動産仲介へ転職

1社目のお仕事はどうでしたか?

すごく大変でした。もうコテコテの営業だったので……
1日中、電話営業や飛び込み営業、週末にアポイントが取れないと、上司にプレッシャーかけられる日々でした。成績を社員同士で争うような世界に5年間いました。

マンション販売の仕事だけでは、「成長できる部分が限られている」と感じました。要はただ売るだけに特化していたので、営業力や、飛び込み営業などのスキルを身につけることはできました。しかし、この仕事を長期間続けるのは難しいと思い、家業の不動産仲介業に転職することにしました。

メリット・デメリットについて

スタッフ全員が、太平洋不動産様のある二宮町と大磯町の出身とのことなのですが、 それによるメリット・デメリットがございましたら教えて下さい。

やっぱり、生まれ育った町なので地域のことを熟知してます。
「町の中のちょっとした抜け道がある」、「あそこに行くとクワガタがいるんだよ、蛍がいるんだよ」、「景色が綺麗な場所」、「昔ながらの素敵な飲食店」など様々な情報を共有できます。

長年住まないと分からないコアな情報盛りだくさんですね。

そういう情報って、お客様がすごく知りたいような耳寄り情報だと思うんですよね。不動産だけでなくて、「生活すると、どんな暮らしができるか」っていうことを、イメージしてもらえるじゃないですか。

ですので、そういった「耳寄り情報」を伝えられるのが、この地元出身のスタッフならではの貴重なメリットだと思います!

さらに、同級生や友人からの紹介など、人間関係を通じての繋がりも多いんです。地元出身者として、不動産に関する相談を受ける機会が多いのも、地元特化型の不動産としてのメリットの一つですね。

逆にデメリットはございますでしょうか?

考えたんですけど……思いつかなかったですね。

いいですね!

本当にメリットしかないです。でも、常に気を引き締める必要があります。いい噂も、悪い噂もすぐ広がるので、あんまりみっともないことができないですね(笑)

超地域密着型不動産をしていて良かったこと

実際に、超地域密着型不動産をしていて良かったエピソードなどございますか?

賃貸じゃないんですけど、商店街をプラプラ歩いていたとき、「不動産屋さんですよね!」と声をかけられ、その雑談から「家の売却を考えているんです」という話が出て、それが実際に売却につながることがありました。

店舗ではなく、道で仕事が決まるのは面白いですね。
宮戸さんが、二宮町で「不動産の人」で顔が売れてるってことですよね!

そうなんです。ブログをやっている理由にもつながってくるんですけど、知名度は、すごく大事だと考えています!

賃貸不動産会社がブログをする目的とは

ブログを始めたきっかけ

ブログを始めたきっかけを教えてください。

現在、情報発信はSNSが主流じゃないですか。しかし、SNS上の情報は瞬時に広まり、多くの人に見てもらえる一方で、速やかに流れてしまいます。

それに対して、ブログは情報の資産として残り、永続的な価値を持っています。ブログの記事に重要な情報や伝えたいことを記録しておけば、何年が経とうとも誰かがそのブログに辿り着き、読むことができます。この点が、ブログの魅力の一つです。

私はそのようなブログの有用性を非常に感じており、会社のホームページの構築や、「プリンスジュンの『Happy Ninomiya Life』」を始めました。特に、ファンビジネスと呼ばれる戦略的なアプローチを採用しています。

ブログを拝見した際に「プリンスジュン」を見て、すごいインパクトを受けました。これはファンビジネスの一環だったんですね!

不動産会社の宮戸さんがファンビジネスに取り組むのは、どのような意味があるのでしょう?

お客様は通常、どの物件に住むかを検討する前に、どの町に住むかを優先的に考えると思います。
人々が素敵な町を探し、世界中で「素敵な町に住んでみたい」といったキーワードで検索した際、二宮町に辿り着き、その後私のブログに辿り着くような仕組みを構築しています。そこから記事を読んでもらって、太平洋不動産のファンを作っているんです。

私が書いているような気持ちのこもった記事は、人々をそのブログのファンに変える傾向があります。つまり、特定の町に住もうと考えて物件探しをする際、そのファンである不動産会社に相談したくなると思うんです。そこを狙ってブログを書いています。

たしかに。知らない不動産会社より、「毎日読んでいるブログの人がいる不動産会社に行きたい」って思いますね。

ブログの戦略とは

ブログでは、具体的にどのような施策をされてるんでしょうか?

検索エンジンからの訪問が非常に多ので、力を入れているのはSEO対策です。二宮町の地域情報について調査する際、人々がどのようなキーワードを使用し、どのような情報に興味を持つかを考慮しています。ブログだけではなく、会社のウェブサイトを作成する際にもこれらの要素を意識しています。

始めたばかりの頃は、閲覧数が少なかったり、伸び悩んだりはございましたか?

私のブログ歴は15年で長いのですが、最初は何も意識せずに単にブログを運営していました。途中からGoogleアナリティクスを活用して、読者の反応や関心のあるトピックを分析するようになりまして……。このような意識的なアプローチを取り始めてからは、集客も順調です。

読者が何を求めているかを理解し、それに合致したコンテンツを提供すること。また、誰が情報を発信しているかという点も、非常に重要であると考え、最初は「太平洋不動産店長のブログ」としてスタートしましたが、「プリンスジュンのブログ」に変更しました。

プリンスジュンの誕生秘話

戦略的、「プリンスジュン」なんですね。
なぜ、プリンスジュンを思い付いたのでしょうか?

もともと、私は大学の頃からニックネームで「プリンス」と呼ばれていたんです。当時は自分からその名前を名乗ったことはありません。

実際にプリンスジュンで活動を始めたきっかけは、二宮町内で開催されたハロウィンイベントの時、「リアル王子様に変身してみよう」と考え、王子様のコスプレをしたんですね。その瞬間、吹っ切れて、「プリンスを自ら名乗っていっちゃおう!」って思いました。

実際お話していて、声のトーンや話し方がプリンスっぽいです!
あくまで、戦略であり趣味ではないんですね!

趣味でもあります(笑)

プリンスジュンの画像

知名度があれば、あとから収益がついてくる

賃貸不動産をやっていく上で、知名度を高めることはなぜ、重要だと思いますか?

情報発信力を高めるために、知名度と認知度は不可欠だと思います。知名度が高ければ、収益も後からついてくることを認識しています。したがって、会社と自分自身の知名度を向上させるために、約5年間も意識的に努力し、ニックネーム「プリンス」を採用しました。

物件の提供や重要な情報を伝える際、知名度があると、情報を受け取るお客様の数が大幅に増えます。さらに、情報を素早く広めることができるので、顧客が迅速に決定する可能性が高まります。したがって、知名度はスピードと競争力の面で非常に重要です。

宮戸様が考える「地域密着」とは

真の地域密着とは

宮戸さんが考える「地域密着」はどのようなものでしょうか?

「どのエリアも対応します」じゃなくて、そのエリアに特化して深いサービスを提供することが地域密着だと思います。

他のエリアなら紹介はなさらないんでしょうか?

しないです。
ヒアリングしていくうえで、「他のエリアがいいな」みたいな話になる時もあるんですけど、その場合は、「その地域の不動産会社に聞いた方がいいですよ!」って言います。

中途半端なことを言うと、信頼性に影響が出てしまいます。情報を正確に伝えることは。信頼関係を築く上で重要なことだと思います。

自信を持って説明できる地域の良さ、正しい情報を伝える。これが、真の地域密着型なんですね!

今後の展望や目標について

今後の展望や目標について教えてください。 

今まで私は、ポータルサイドに頼らなくても集客できるオウンドメディア作りっていうのを意識して実践してきました。

それが身になって業績に反映してきてます。今後もこの地域での実績を積み重ねていって、地域に愛される存在の不動産会社になりたいなと思っています。

本日はありがとうございました!

■太平洋不動産株式会社■〒259-0123 
神奈川県中郡二宮町二宮167−3
TEL:0463-73-3377
営業時間:9:30~18:30
(定休日:毎週火曜日・水曜日)

■会社HP 
https://taiheiyou-realestate.com/
■ブログ 
https://ninomiya-life.com/

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さくらさん

中山桜

この記事を書いた人

自然が大好きです。好きな食べ物は味噌煮込みうどんです。
みなさんに寄り添った記事を作っていきたいです。

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