イケノウハウ

雨の日に賃貸物件を撮影!撮影ポイントや注意点、加工はどこまでしていい?

記事公開日:2024/02/07

最終更新日:2024/02/07

雨の日の物件写真撮影

Webサイトに掲載する物件写真は、集客に大きく関わる大切な要素です。明るくてキレイな写真を掲載することで、お客様の目に留まり、反響アップにもつながっていきます。そのため、賃貸仲介営業をしていくうえで、物件写真を撮るのは重要な仕事です。しかし、早くWeb広告に写真を掲載したいのに、撮影日に雨が降り、キレイに撮影できず困ってしまうことはありませんか。日々の業務中に撮影に行ける日も限られており、雨の日でもきちんと撮影できればと考える賃貸仲介営業マンも多いでしょう。

今回は、どうしても雨の日に賃貸物件を撮影したいときの撮影ポイントを紹介します。また、注意点や加工についても解説しているので、雨の日の物件撮影に悩んでいる賃貸仲介営業マンは、ぜひ参考にしてみてください。

雨の日の賃貸物件撮影が難しい理由

そもそも、雨の日に物件撮影が難しいのはなぜでしょうか?雨の日の物件が難しい理由としては、以下が挙げられます。

  • 自然光が部屋に差し込まないので暗い印象を感じる
  • フラッシュ機能を使用すると不自然な映りに感じる

それぞれを詳しく解説していきます。

自然光が部屋に差し込まないので暗い印象を感じる

雨の日に賃貸物件を撮影する際は、自然光不足が問題になります。晴れた日のように明るい光が室内に差し込まないため、写真が暗くなりやすいです。通電されていない場合だと、部屋が真っ暗になってしまい、写真が撮れない可能性もあります。

写真が暗いとネガティブな印象を与えてしまうため、物件の魅力がうまく伝わりません。せっかく写真を撮影してWeb広告に掲載しても、ネガティブな印象であれば、お客様からの反響にはつながりません。

フラッシュ機能を使用すると不自然な映りに感じる

雨の日に賃貸物件を撮影する際には、カメラのフラッシュ機能を活用することがあります。しかし、フラッシュを使用すると、写真の明るさにムラが出てしまいます。物件が不自然に明るく浮き立つことがあり、良い印象ではありません。

フラッシュの使い方や補助ライトを組み合わせることで、より自然な印象の写真を撮影することが可能です。ただし、設定も難しく、高度な撮影技術が必要です。

雨の日の賃貸物件でもキレイに撮影するポイント

雨の日の賃貸物件の撮影は難しいですが、工夫次第でキレイに撮影できます。この記事で紹介するポイントは、以下の3つです。

  • 補助ライトを活用する
  • 光を直接当てず、横から差し込むようにセッティングする
  • 雨の日特有の雰囲気を活かした構成を考える

雨の日の撮影がうまく進まない場合は、上記の方法をぜひ試してみてください。

補助ライトを活用する

雨の日の撮影における最大の問題は、自然光不足です。自然光が不足する雨の日には、補助ライトの活用が有効です。撮影用ライトなどの照明器具を使用して、部屋全体を均等に照らします。暗さを解消することで、賃貸物件の魅力を引き立たせることが可能です。

最近では、安価でリーズナブルな補助ライトも販売されているので、1個用意しておくと便利です。ただし、過剰な明るさや光のムラで、自然な雰囲気を損なわないように心がけましょう。

光を直接当てず、横から差し込むようにセッティングする

補助ライトを使用する際には、光の方向に注意が必要です。光を直接被写体に当てると、強い影ができてしまい、不自然な印象を与えてしまいます。代わりに、照明を被写体の横から差し込むようにセッティングすることで、柔らかい陰影を生み出し、賃貸物件をよりキレイに見せることが可能です。

雨の日特有の雰囲気を活かした構成を考える

雨の日の撮影では、自然光を取り入れるのに限界があります。そんなときには、雨の日特有の雰囲気を上手に活かせば、賃貸物件の写真に独自の魅力を加えられます。

例えば、窓ガラスに雨粒がついている様子など、光を取り入れなくても魅力的に映る配置を考えることが重要です。これにより、物件の季節感や雰囲気を高め、印象に残る写真を撮影できます。

雨の日に撮影した賃貸物件の写真はどこまで加工してもいいの?

賃貸物件の写真を雨の日に撮影する場合、写真の加工はどこまでして良いのでしょうか。ポータルサイトによりルールは異なりますが、原則として物件写真の加工は不可とされています。特に、実物より明らかに良く見せるような悪質な加工は、掲載の取り消しになったり、ポータルサイトとの取引が制限されたりすることもあります。

雨の日に撮影した写真は暗くなりがちで、写真の加工をしたくなりますが、あくまで軽微な加工に留めておきましょう。基本的には、撮影時に明るさや色調の設定をして撮影することを心がけ、撮影後の加工は控えるようにしてください。

過剰な明るさや色の調整は違反

雨の日の撮影では、写真が暗くなりがちです。適切な写真の明るさや、コントラストを調整することで暗さを補い、雨の日ならではのしっとりとした雰囲気を引き出せます。ただし、過剰な明るさやコントラストの調整は避け、本来の自然な印象を保つように注意しましょう。

写真の合成も禁止

雨の日の写真の暗さを補うために、写真の合成をすることも禁止されています。写真の合成は、そもそも実物と異なるうえ、実物との乖離が生じたときにはお客様とのトラブルになります。

もし賃貸物件撮影が雨の日ならば、晴れの日にスケジュール変更するのがおすすめ

ここまで雨の日の撮影ポイントなどを紹介してきましたが、最善はやはり晴れの日に物件撮影を行うことです。雨の日の撮影には難しさが伴うため、可能であれば晴れた日にスケジュールを組むようにしましょう。

晴れた日には自然光が差し込み、写真を撮影しても物件の魅力がより際立ちます。また、晴天のほうが写真も明るく、お客様にもポジティブな印象を与え、目に留まる可能性も高まります。また雨の日の撮影とは異なり、撮影時の細かな設定や撮影後の加工などが不要で、業務短縮につながることもメリットです。

晴れの日にスケジュールを変更できない場合は、上司や同僚と相談して仕事を分担することで、晴れの日の撮影時間を確保することも一つの手段です。それでも雨の日に撮影することが避けられない場合は、前述のポイントを押さえつつ、できるだけ良い条件での撮影を心がけましょう。

まとめ

昨今では、物件写真の良し悪しが反響獲得に大きく関わってきます。一枚一枚の写真を丁寧に撮ることにより、反響が増えて売り上げアップにつながっていきます。本来であれば、晴れた日に明るい物件写真を撮影したいところです。しかし、忙しい賃貸仲介営業マンは時間の確保も難しいため、どうしても雨の日の撮影しなければならないこともあるでしょう。雨の日に賃貸物件を撮影する際は、自然光の不足により、撮影が難しくなってしまいます。しかし、フラッシュの適切な使い方、補助ライトの活用などにより、雨の日でも物件の撮影を行うことは可能です。

雨の日の賃貸物件の撮影は難しいかもしれませんが、今回紹介したポイントを参考にして撮影してみてください。雨の日ならではの雰囲気や風景も取り入れ、魅力的な写真を撮影することを目指しましょう。

記事の監修者_てつなり

てつなり

この記事を書いた人

賃貸仲介営業として、関西で数多くのお客様にお部屋を紹介。入居後のトラブルサポートもしており、賃貸生活についての知識は豊富です。現在は、宅建の資格と賃貸仲介営業スキルを活かし、WEBライターとしても活動しています。グルメや旅行が大好きで、時間あればいろんな場所に足を運んでいます。日本各地のおすすめグルメやスポットを紹介するブログも運営中。

■現在の職業・肩書き・資格など
賃貸仲介営業マン / ルームアドバイザー / 宅地建物取引士 / 賃貸不動産経営管理士

記事へのコメント
1
2
3
4
5
送信
     
キャンセル

コメントを書く

CHINTAI JOURNAL
レビュー:  
 0 コメント