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車内の会話の盛り上がりが成約率に直結!?重要な理由やポイント、おすすめの会話ネタ

記事公開日:2024/02/07

最終更新日:2024/02/07

車内の会話

賃貸仲介営業をしていくうえで、お客様とのコミュニケーションは重要です。物件案内中の車内トークの盛り上がりも、成約に大きく影響してきます。しかし、賃貸仲介営業マンの中には、車内で何を話せば良いか悩んでいる方も少なくありません。

今回は、賃貸仲介営業の現場において、車内で何を話せば良いか悩んでいる方に向け、車内での会話のポイントやおすすめの会話ネタを紹介します。この記事で紹介する内容を実践すれば、車内での会話も盛り上がり、成約率アップにつながります。車内での会話に悩んでいる賃貸仲介営業マンは、ぜひ参考にしてみてください。

物件案内中の車内トークが重要な理由

車内でのトークは、ただ単に盛り上げれば良いわけではありません。目的を持ってお客様とトークをしなければ、成約につながりません。そこでまずは、車内トークが重要な理由を3つ紹介します。

お客様に安心感や信頼感を与えられる

物件案内中の車内トークは、お客様に信頼感や安心感を与えます。お部屋探しに来店されるお客様が、初対面の営業マンを初めから信頼していることは少なく、警戒されている方も多いです。営業マンとお客様しかいない車内トークを盛り上げ、良いコミュニケーションを取ることで、お客様に安心感や信頼感を与えます。

また、車内でのトークも大切ですが、会話に夢中になるあまり乱暴な運転をしてはいけません。安全運転も信頼を得るポイントです。

お客様が感じた率直な感想を聞きやすい

営業マンとお客様しかいない車内では、お客様の率直な感想を聞きやすいです。大勢の人がいる店内では話にくいことも、車内であれば話してくれるお客様もいらっしゃいます。車内トークを重ねることで信頼感や安心感を得れば、お客様の素直な感想を引き出せるため、物件探しもスムーズに進みます。

物件周辺の魅力を伝えやすい

車内トークが重要な最後の理由は、物件周辺の魅力を伝えやすいからです。店内で地図などを使って物件周辺の魅力を伝えても、伝わりにくいケースがあります。しかし、車で実際に物件周辺を走ると、街並みや周辺施設をお客様自身の目で確認できるので、より魅力を伝えられます。

物件決定には、物件周辺の環境も大切な要素であるため、周辺の魅力を伝えやすい車内でのトークは重要です。

物件案内中の車内とそれ以外の場所でのトークの違い

物件案内中の車内トークと、それ以外の場所でのトークにはいくつかの違いがあります。まず、車内ではお客様との距離感が縮まり、よりプライベートな雰囲気になります。営業マンもお客様もリラックスした雰囲気で、物件に対する印象や感想を自由に話しやすくなるのが特徴です。

一方、店内や物件内では、よりビジネス感が高まり、物件の特徴やメリットを中心としたトークになる傾向があります。お客様が物件をじっくり見学できるように説明し、質問に迅速かつ的確に対応しましょう。

車内では、お客様との距離を縮めることを意識しながら、さまざまな話題でトークを盛り上げることが重要です。それ以外の場所でも、距離を縮めることを意識しながら、賃貸仲介のプロとしてお客様の物件選びのお手伝いができるように心がけましょう。状況に応じて、トークを使い分けることが大切です。

物件へ向かっている際におすすめの車内トーク3選

ここからは、賃貸仲介営業の現場ですぐに実践できるおすすめ車内トークを紹介します。おすすめの車内トーク3選は、以下のとおりです。

  • 挨拶や趣味の話
  • 地域やコミュニティの話
  • ライフスタイルの話

それぞれ話しやすい内容なので、トークの話題に悩む賃貸仲介営業マンは参考にしてみてください。

挨拶や趣味の話

車内トークでの挨拶や趣味の話は、車内の雰囲気を和ませて相手に安心感を与えます。まず、挨拶で自己開示をすることにより、相手との距離感を縮めることが可能です。無理なく、相手とのコミュニケーションを始めるきっかけとなります。

趣味の話は、共通の話題を見つける手助けとなります。相手が共感できる話題を見つけることで、会話がより弾み、距離も縮まるでしょう。また、共通の趣味や興味を見つければ、お互いの好みや考え方について理解が深まり、オープンな関係を築けます。

また、挨拶や趣味の話は雰囲気を和らげるため、物件探しに疲れやストレスを感じているお客様にとって、気分転換にもなるのです。適度な車内トークがリラックス効果をもたらします。

地域やコミュニティの話

車内で地域やコミュニティの話題でトークすることは、さまざまな効果があります。物件周辺の地域やコミュニティについては、お客様が気になるポイントです。

物件への移動中に周辺環境を見てもらいながら、地域やコミュニティの話をしてみましょう。お客様も実際の生活をイメージでき、物件に対してポジティブな印象を持ちます。

ライフスタイルの話

車内で、ライフスタイルの話題でトークをすることもおすすめです。新生活のスタートを楽しみにしているお客様は、多くいらっしゃいます。ライフスタイルの話をすることで、新生活へのイメージが湧き、トークも盛り上がります。

車内トークの中で、営業マンがライフスタイルの新しいアイデアなどを提案すれば、お客様にポジティブな印象を与えられるでしょう。その後の案内もスムーズに行えるので、営業マンへの信頼感も高まります。

物件案内後におすすめの車内トーク3選

続いては、物件案内後におすすめの車内トークを紹介します。成約につなげるためには、物件案内後のトークが重要です。物件案内後のお客様の不安や悩みを解消しつつ、決断をサポートするような情報を提供することで、成約につながります。

誰にでもできるおすすめの車内トーク3選は、以下のとおりです。

  • 物件の感想や印象について
  • おすすめの店舗
  • 学校や病院などの公共施設

車内トークを盛り上げられれば、スムーズにクロージングに移れます。クロージングが苦手な賃貸仲介営業マンも、ぜひ参考にしてみてください。

物件の感想や印象について

物件案内後の車内で、物件の感想や印象について話すことは重要です。物件について感じたことを共有することで、コミュニケーションが深まります。そして、お互いの認識のズレがなくなれば、不安も消えて車内の雰囲気がより良くなります。

また、物件の感想や印象の話は、お客様の意思決定に大きな影響を与える要素です。ポジティブな面を共有することで、物件への好意的な印象が増すでしょう。ネガティブな面を共有し、解決策を探せば、前向きな気持ちに切り替えられます。

物件の感想や印象の話は、お客様が決断するうえで大切です。話を切り出すことを躊躇されるお客様もいらっしゃるので、タイミングを見ながら営業マンから質問を投げ掛けてあげましょう。

おすすめの店舗

物件案内後に、営業マンおすすめの店舗の話をすることは、車内を盛り上げるのに有効です。おすすめの店舗についての話題は、お客様に地域や周辺エリアの魅力を紹介する手段となります。また、おすすめの飲食店、ショップなどの情報は、お客様にとっても価値があるのです。

さらに、おすすめの店舗に関する情報提供は、営業マンが物件以外の知識も豊富に持っている印象を与えます。結果的には、営業マンへの信頼アップにもつながり、車内のトークも盛り上がります。

ただ、闇雲におすすめの店舗を紹介しても、お客様に共感されません。お客様の性格や好みを把握したうえで、おすすめ店舗を紹介することが重要です。

学校や病院などの公共施設

物件案内後の車内で、学校や病院など公共施設の話をすることもおすすめです。お客様が新しい地域の教育や医療について理解すれば、安心感が生まれてポジティブになります。ポジティブになれば車内のトークも盛り上がり、前向きな意思決定ができます。

特に子育て世代には、学校や病院などの公共施設の情報が必要不可欠です。的確な情報を提供することで営業マンへの信頼も高まり、成約アップにつながります。

また、このような公共施設などの情報は、日頃から気にしていなければ情報を集められません。中途半端な情報は逆にお客様に不信感を与えてしまうので、物件だけでなく周辺地域の情報もしっかりと身につけていきましょう。

契約に直結しやすい、物件案内中の車内トークポイント

ここからは、契約に直結しやすい車内トークのポイントを紹介します。ポイントを意識して、お客様に不快感や不信感を与えずにトークすることが可能です。最終的にはお客様との距離も縮まり、成約につながっていきます。

簡単に実践できることなので、お客様とのトークに悩んでいる営業マンは参考にしてみてください。

会話の量が「自分7:相手3」になるように意識する

物件案内中の会話では、自分が話しすぎないように心がけましょう。話す量のバランスは「自分7:相手3」が理想です。

一方的に営業マンが話しすぎると、お客様は自分のことを尊重してくれていないと感じ、営業マンに不信感を抱きます。お客様にも発言の機会を与え、質問を通じてお客様の意見や希望を引き出すことが重要です。このバランスを保つことで、相手はよりリラックスし、信頼感が生まれやすくなります。

プライベートについて深く聞かない

物件案内中は、相手のプライバシーを尊重することが大切です。深いプライベートな質問は避け、物件や居住に関する話題に焦点を当てることで、お客様の不快感を回避できます。適度な距離を保つことで、相手との信頼関係を築けます。

ただ、あまりにも相手を尊重しすぎた質問ばかりだと、お互いの距離は縮まりません。業務上でも必要最低限な質問は、聞くようにしましょう。

内見した物件で暮らす日常をイメージした会話をする

案内した物件に関する印象や感想だけでなく、その物件での日常生活を具体的にイメージさせるような会話も大切です。例えば、キッチンでの料理のイメージやリビングでのくつろぎ方に触れれば、お客様が物件を実際に自分の生活に適していると感じやすくなります。

物件に対してポジティブな印象を与えると、お客様も前向きに物件を検討してくれます。ただし、メリットばかりを紹介していると不信感を与えることになるので、デメリットがあれば説明しておきましょう。

決断をサポートする情報提供

物件案内中には、決断をサポートする情報を的確に提供することが大切です。賃料、設備、周辺環境など、重要な情報を明確かつ分かりやすく伝え、相手が納得しやすいように心がけます。また、物件のメリットや特徴を説明し、お客様にとって魅力的な選択肢であることを伝えることが成約につながります。

まとめ

物件案内中の車内トークは、成約に大きく影響するポイントです。車内トークでお客様としっかりとコミュニケーションを取ることで信頼関係が生まれ、契約につながっていきます。この記事で紹介したトークの話題やポイントを参考にすれば、お客様とのトークもスムーズにできるはずです。車内トークが苦手な賃貸仲介営業マンは、ぜひ参考にして成績アップを目指してみてください。

記事の監修者_てつなり

てつなり

この記事を書いた人

賃貸仲介営業として、関西で数多くのお客様にお部屋を紹介。入居後のトラブルサポートもしており、賃貸生活についての知識は豊富です。現在は、宅建の資格と賃貸仲介営業スキルを活かし、WEBライターとしても活動しています。グルメや旅行が大好きで、時間あればいろんな場所に足を運んでいます。日本各地のおすすめグルメやスポットを紹介するブログも運営中。

■現在の職業・肩書き・資格など
賃貸仲介営業マン / ルームアドバイザー / 宅地建物取引士 / 賃貸不動産経営管理士

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