最終更新日:2025/12/18
記事公開日:2025/09/30
「良い物件が見つからない」「土地の所有者情報が分からず、アプローチできない」
多くの不動産会社が抱える、アナログで属人的な物件仕入れ(物調)業務の課題。
この根深い課題を、宇宙からの視点で解決しようとするスタートアップが登場した。JAXA発ベンチャー・株式会社WHEREが開発した不動産AIツール『WHERE』だ。
衛星データとAIは、不動産業界の常識をどう変えるのか。株式会社WHEREの取締役COOの西村仁さんに、CHINTAI JOURNAL編集長の松本がその全貌と未来の展望を伺った。

本日はありがとうございます。まず、多くの読者が一番最初に疑問に思うであろう点からお伺いします。そもそも「不動産」と「宇宙」という、一見すると全く接点のない領域が、なぜ結びついたのでしょうか?
ありがとうございます。
それは、弊社の代表である阿久津の経歴が大きく関係しています。彼はもともと不動産を天職として複数の会社を経営してきたのですが、東日本大震災で家々が津波に飲み込まれる映像を見て、「何のために家を作るのだろう」と深く思い悩み、事業のアクセルを踏み切れなくなってしまったんです。
壮絶なご経験ですね…。そこから宇宙へ?
そうなんです。
彼は「人間の可能性を広げる」という新たな軸を見つけ、次なるフロンティアとして「火星」を目指し、JAXAで研究を始めました。彼が火星探査機の研究に没頭していたある日、別の研究グループが話していた「月のクレーターを解析する技術」が、地球の空き地や駐車場を高い精度で特定できると知ったそうです。その瞬間、彼が不動産業界で泥臭く続けてきた“足で稼ぐ物調業務”の課題と、宇宙技術が、まさに点と点で結ばれたのです。この偶然の出会いが、不動産AIツール『WHERE』の原型となりました。

※株式会社WHEREに飾られている実際に使用された観測用「ペネトレーター」
ドラマチックな誕生秘話ですね。では、サービスの核心についてお伺いします。現場の担当者であれば誰もが悩む「時間と手間がかかる物調業務」は、『WHERE』で具体的に”どう”変わるのでしょうか?
【氏名】
西村 仁
【肩書き】
株式会社WHERE 取締役COO
【経歴】
東海大学工学部卒業後、TOMORROWLANDにてサプライチェーン全体の実務に従事。
船井総合研究所を経て、TOPPANにて10年以上にわたり新規事業開発を推進し、官公庁連携や国家プロジェクトを多数リード。在籍中には事業構想大学院大学へ選抜派遣され、プロジェクト研究員として実践知を体系化。
2020年よりSansanに参画し、リーガルテック領域におけるSaaS事業の事業責任者として収益化と組織横断マネジメントを担う。2025年2月よりWHEREに参画、執行役員COOとして事業戦略の実行と成長ドライブを担い、同年4月より取締役に就任。
【保有資格】
個人情報保護士
【各種問い合わせ先】
株式会社WHERE ホームページ:https://pntwhere.com/
WHEREサービス紹介:https://lp.pntwhere.com/
WHERE 資料請求フォーム:https://lp.pntwhere.com/download
WHERE 無料デモ申込みフォーム:https://timerex.net/s/pntwhere/9dd8c581/

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