記事公開日:2025/03/27
最終更新日:2025/03/27
近年、不動産業界ではオンライン化が進み、顧客との接し方も変わりつつあります。賃貸仲介会社で働くみなさんも、オンライン内見・IT重説・電子契約などを通じて、実際にお客様と対面することなく鍵渡しまでを行う機会も増えているのではないでしょうか。
しかし、そんな時代だからこそ、実店舗の役割は重要性を増しています。お客様にとって、実店舗は物件情報を得るだけでなく、信頼できる担当者と出会い、安心して相談できる場所だからです。
そこで今回は、賃貸仲介会社で働くみなさまに向けて、明日からでも実践できる店舗レイアウト術を紹介します。お客様の心を掴み、成約率UPに繋がる店舗作りを目指しましょう。
「不動産屋」と聞くと、世間一般の人たちはそもそもどんなイメージを描いているのでしょうか?
直接的な不動産会社のイメージとは少し離れますが、令和5年に実施された「土地問題に関する国民の意識調査」の質問に「あなたは、不動産を買ったり、売ったりする際に、価格に関して、主にどのような情報を参考にしましたか。又は、どのような情報を参考にすると思いますか。」というものがありました。
回答の1位は、ポータルサイトの情報や不動産会社への相談ではなく、「知人・友人の話」でした。つまり、不動産会社のプロの話よりもお友達の話を参考にしている、というなんとも悲しい結果がつまびらかになっています。
※参考:国土交通省 不動産・建設経済局 土地政策課「土地問題に関する国民の意識調査」より、資料内39頁より抜粋
この結果から見るに、不動産会社はあまり信用されていないようです。それでも、不動産会社を通じて多くのお客様がお部屋を借りたり、物件を購入したりされている以上、やはり一人ひとりのお客様から得られる信頼は大切にしたいところです。
その点においても、やはり実店舗に来店されたお客様の印象を上げることは、賃貸仲介店舗として重要な使命といえるでしょう。
では、実際に実店舗に来店されるお客様は、どういったところで印象を左右されるのでしょうか。これまでの経験から、筆者が感じている大事にすべきポイントを紹介していきましょう。
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