最終更新日:2025/08/18
記事公開日:2025/08/18
今年も容赦ない夏がやってきました。連日の猛暑日の中、エアコンのない築古物件での内見、日差しが直撃する新築現場での案内…。
そんな過酷な環境でも、プロとしてお客様に最高のサービスを提供し続ける営業スタッフのみなさんは、まさに「猛暑の戦士」です。
本日は、そんな現場の最前線で奮闘するみなさんに向けて、「夏の内見あるある」をお届けします!現場で役立つ「熱中症対策」も紹介しますので、ぜひ参考にしてください!

目次
2025年の夏は、全国的に厳しい暑さが続いています。
6月、7月の平均気温の速報値は、昨年を上回る過去最高を記録。また、8月5日には群馬県伊勢崎市で国内観測史上1位となる41.8℃を観測するなど、記録的な暑さが続いています。
気象庁によると、今年の高温傾向は9月以降も続く見込みです。10月も平年より気温が高くなると予想されるなど、残暑が長引く秋となりそうです。
昨年は熱中症による死者が過去最多となっただけに、9月以降も油断は禁物です!暑さとの戦いの前に、準備と気持ちを整えて現場へと向かいましょう。
真夏の内見には、この時期ならではの「お約束」ともいえる光景がたくさんあります。
ここからは、そんな営業スタッフなら思わずうなずく「夏の内見あるある」を見ていきましょう。現場経験者ならではの共感ポイントが満載です!
玄関を開けたら、まるでサウナの扉を開いたような熱気。お客様の第一声は「暑っ…」。心の中で「そうでしょう、私もそう思います」とつぶやく瞬間。
物件の第一印象よりも、まず熱さのインパクトが記憶に残る瞬間です。
「こちらがリビングです!」と声を張るも、エアコンの電源が入らず室内は灼熱地獄…。笑顔で説明を続けるも汗が止まらず、お客様の視線は物件よりもこちらの額の汗へ?!
営業スキルよりも、体力と気力の持久戦になる場面ですね。
南向きの大きな窓を自信満々にアピールするも、太陽光がレーザービームのように直撃。「日当たりが良いですね」というお客様の言葉に、「良すぎて干からびそうです…」と心の中でつぶやく。
長所として推したいポイントが、まさかの試練に変わる瞬間です。
次の現場へ移動しようと車に乗った瞬間、シートの熱さに飛び上がる!車内温度計は軽く50度を超えており、ハンドルは握るというより「つまむ」状態…。
車移動の多い営業職なら、一度は経験する夏の洗礼です。
「まだ午前中なのに…」と残量ゼロのペットボトルを見つめる絶望感…。内見件数と水分摂取量が比例するのも真夏ならではで、コンビニ立ち寄り回数も急上昇!
「補充の手間も仕事のうち」と思えるほど、水分管理が欠かせません。
真夏の内見現場では、こんな「あるある」体験が日常茶飯事です。「まさにそれ!」と思わず頷いてしまった方も多いのではないでしょうか?
大変な状況も、後から振り返ると良い思い出になったりするものです。この夏も、安全に気をつけながら乗り切っていきましょう!
猛暑での内見を安全かつ快適に乗り切るためには、事前の備えが欠かせません。体調管理から服装選びまで、ちょっとした意識の差がパフォーマンスを大きく変えます。
ここでは、現場で役立つ実践的なポイントを一つひとつ押さえていきましょう。
朝食を抜くと血糖値が不安定になり、集中力や判断力が低下します。さらに、就寝中に失われた塩分が補給されないため、熱中症のリスクも高まります。出勤前の朝食で栄養と水分を十分とって、脳と身体を目覚めさせることが大切です。
特に、卵や納豆などの良質なたんぱく質は筋肉の働きや代謝を支える役割があり、疲労の蓄積を防ぎます。加えて、パンやご飯などの炭水化物を組み合わせることで、脳が活性化し、日中の集中力を高められます。
さらに、味噌汁やスープなどの汁物で水分と塩分を同時に補給し、脱水症状を予防しましょう。朝食の質を見直すだけで、1日の体力維持が大きく変わりますよ。
夏の内見では、見た目の清潔感を保ちながらも、できるだけ熱を溜め込みにくい服装を選ぶことが大切です。
吸汗速乾素材のシャツや通気性の高いパンツは、汗をかいても乾きやすく、動きやすさも確保できますよ。色は淡い色を選ぶと熱の吸収を抑えられ、体感温度も下げられます。
靴は軽量で通気性のあるタイプを選び、吸湿性の高い薄手ソックスと合わせることで、蒸れや疲れを軽減しましょう。
会社の方針によりジャケット着用が求められる場合は、背抜き仕様や軽量素材、裏地が吸汗速乾タイプになったアイテムを選ぶのがおすすめです。
真夏の現場では、こまめな水分補給と塩分補給が命綱です。体内への吸収が早いスポーツドリンクや経口補水液で、発汗で失われたミネラルを効率的に補いましょう。塩分タブレットもポケットに忍ばせておけば、内見の合間にさっと補給できて安心ですよ。
また、ハンディファン(携帯型扇風機)や冷却スプレーも、移動中や待機中の一時的なクールダウンに重宝します。ただし、体温を下げる効果は瞬間的なものであり、涼しさに油断して水分補給を怠ると、かえって熱中症のリスクが高くなるという点に要注意です。
特にハンディファンは、長時間使用することで身体がより汗をかこうとするケースもあるため、脱水症状を招きかねません。
夏の現場を安全に乗り切るためには、一時的なクールダウンと本質的な体温管理を別物と考え、「水分補給を最優先に」という意識を持つことが大切です。
真夏の車内は短時間でも驚くほど高温になります。なるべく日陰に駐車したいところですが、難しい場合は直射日光を遮るサンシェードを設置し、車内温度の上昇を抑える工夫が重要です。
また、黒っぽい素材やレザー素材のハンドルや座席シートは熱を吸収して高温になりやすいため、特に注意が必要です。
遮熱性のカバーや遮光カーテンなどを使用し、やけどを予防しましょう。遮光カーテンは運転席と助手席では走行時は使用不可ですが、駐車時や後部座席での使用は可能です。
物件案内後に車に戻ってきた時は、エアコンをつける前に窓を全開にして熱気を逃がすと、冷却効率が上がります。さらに、熱がこもりやすいダッシュボードを濡れタオルで軽く水拭きすれば、蒸発時に熱が奪われて効率的に温度を下げられますよ。
一連の手順をルーティン化し、車での移動時の負担を最小限に抑えましょう!
猛暑の中で内見に足を運んでくださるお客様には、まず労いと感謝の言葉を伝えることが大切です。
到着時に冷たい飲み物をお渡ししたり、内見の合間に日陰や冷房の効いた場所で説明を行うなど、体調を考慮したスケジュールを組みましょう。
特に複数物件を回る場合は、移動ルートを涼しい施設や休憩場所を経由する形に調整すると、お客様の負担を軽減できます。
こうした心遣いを積み重ねることで、「自分のことを気遣ってくれる」というお客様からの信頼獲得につながります。
2025年6月1日、労働安全衛生規則が改正され、熱中症対策が企業の義務となりました。対象となる作業現場は、以下のとおりです。
| 作業環境 | WBGT28度以上(※)または気温31度以上の環境での作業 |
| 作業時間 | 連続1時間以上または1日4時間以上の実施が見込まれる作業 |
※WBGT:気温や湿度、輻射熱を考慮した暑さの指標のことで、熱中症の危険度を表す
参考:厚生労働省「職場における熱中症対策の強化について」
条件に該当する現場の事業者には、「緊急時の報告体制の整備」や「症状悪化を防ぐための手順作成」などが求められています。
違反した場合、6か月以下の懲役または50万円以下の罰金が科される可能性があります。
法的な義務化により、企業側も熱中症対策に真剣に取り組む必要が出てきました。
これまで「休憩を取りたい」と言い出しづらく、つい無理をしてしまう場面もあったかもしれません。しかし法的なルールが整備されたことで、声を上げやすい環境づくりが進むことが期待されています。
安全な働き方を支える仕組みとして、活用していきたいですね!
真夏の内見は過酷ですが、同時に営業スキルを磨く絶好の場でもあります。炎天下での案内は、限られた時間で要点を伝える力や、お客様の体調や気分に合わせた柔軟な対応力を鍛えてくれます。
とはいえ、どんなにスキルアップできても体調を崩してしまっては元も子もありません。本記事で紹介した5つの対策を参考に、暑さを避ける工夫や体力管理の方法をチーム内で共有し、標準化しましょう。
安全と健康を守りながら、この季節だからこそ得られる経験値をしっかり積み上げていってください!
記事へのコメント | |