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【接客のタネ】営業ノウハウが盛りだくさん! ゲスト/ふじいあきらさん #4

記事公開日:2022/02/01

最終更新日:2023/11/16

【ふじいあきら】不動産営業で目上の相手との接し方のコツ/接客のタネの見出し画像

不動産業界以外の方をゲストでお招きし、 他業界のプロ目線で様々なアドバイスを頂く企画です。 一人目は、プロマジシャンの「ふじいあきら」さんです! マジシャンの目線から不動産業界について色々聞いていきたいと思います。

全部5回の、4本目!
どうぞ、ご覧ください。

【質問】男性の方から質問が来ております。女性のお客様と上手く打ち解けるコツが知りたい!

ふじい:
駆け出しの頃、レストランでテーブルをまわってマジックをやってたんですけど、女性だけのお客様に話しかけていくんですね。

色んな事を説明しなきゃいけないんですよ。なかなか警戒心が取れなくて…最初は。「ナンパなの?」みたいな感じで引かれたりしてたんですけど。

男性の方は割と「なになに?」って感じもあるんですけど、まだブームの前だったんで目の前で手品を見る事自体がなかったので。

それに関連してある女性が書いた本が僕の中でばっちりハマりまして。社交辞令の言い方の本がありまして大事なことが3つあるっていうんですね。

1つ目が「プロセス」。電話で「風邪ひいたの?」って言ったら風邪ひいたかどうかだけ答えてもらえれば男性は良いんですけど、女性の場合は「そうなの昨日ね…」って 昨日からの話が始まったりするじゃないですか。これ女性特有らしいんですよ。プロセスをもう一回話をしたいっていうのがあるみたいで。

そして2つ目は、「違いに気が付けるかどうか」。初対面だとあり得ないんですけど、何回かご相談にきたり内見までに何度か会えるんだったら、「違いに気が付く」。その時の髪型とか衣装とか持ち物とかですね。こういうのって男性は意識しないと覚えられないというか…全然気がつかないんですけど。接客っていう事だとそれをメモしてでも言えるかどうかはかなり大きい。

3つ目は女性の年齢とか容姿で態度を変えない。
その3つらしいんですね。

最初はやっぱりそういうのってなかなか言えないじゃないですか。「この鞄かわいいですね」とか。加減が分からないんですね。

気持ち悪がられるラインってあるんですよ。相手のメリットになる話のうちは良いんですけど、男性のメリットになる話になると急にオヤジになるんですよ。

目の前の女性を褒めて、「かわいいね」「その服似合うね」という話までは良いんですけど、その先の「どっか連れて行きたいな」とかそういう話になると急にオヤジになるわけですよ。そこのラインを意識して、やるのは大事らしいんですね。

あと僕一回言われたのが、「なんでそういう風に言えないの」って割と近しい女性に言われた事があるんですよ。「でもそれって嘘になるじゃん」って話を僕がしたら「嘘でもかまわないのよ」って言われたんですよ。 笑

男性って「言った事に責任を持たなきゃ」って考えるのでなかなか社交辞令が言えないんですよね。だけどそこは社交辞令なんで本当かどうかなんてどうだって良いらしいんですよ。

だからここが壁なんですよね。言える様になるかならないかの。そこに気がつくと気軽に世間話に入れるようになるんじゃないかな~と思います。

ふじいあきらインタビュー画像

CHINTAI 玉井:
現在のふじいさんからすると女性から好印象を持たれる為の
コツっていうのは今仰っていただいたとこなのかなって思います。

ふじい:
自分の持ってるものに興味持ってもらうのが嬉しかったりするのは、男性・女性関係ないみたいなんですよね。

(本を)読んでくうちに自分がそういう質問されると嬉しいのが分かって。「これ関係ないな」ってことで相手のことに興味を持つっていう事ですね。そういうスタンスが大事だと思いますね。

CHINTAI 玉井:
ありがとうございます。

【質問】目上の相手と上手く打ち解けるコツはありますか?

ふじい:
近い年上・目上の方じゃなくて、結構な目上な方を対象で仰ってると思うんですけど、目上の方って僕世代 例えば僕50代半ばですね。僕だと若い方の敬語に違和感を覚える時があって。

僕らの世代で怒られていた敬語の使い方って「ら抜き言葉」ですとか「何とかのほう」とか二重敬語ってちょっと違和感を感じるんです。

会話に気になる事があるとだんだん内容が入ってこなくなるので、そういうところはある程度勉強するのが一つ大事だと思います。

あと50歳超えてくると自分の話を聞いてほしくて仕方がなくなるんですよ。 笑
なんか言う度に「僕が若い頃は」とか。退屈だとは思いますけど人生の先輩の言葉だと思って、一回吸収してあげることで信頼を得るっていうのはありますね。そうやって聞いた上で話を持っていくっていうのは、スムーズに行くと思いますね。

CHINTAI 玉井:
お客様とかだけじゃない気がしますね。目上の方への接し方っていうのは。
ありがとうございます。

【質問】カップルのお客様の会話に上手く割り込むコツを教えてください

ふじい:
お二人で盛り上がるパターンはあると思うんですけど、時間が許すなら一頻り盛り上がってもらって良いんじゃないでしょうか。

盛り上がってる中で「何を求めてるか」。女性の方と男性の方で「気にしてる部分」とか、そういうのって読み取れると思うんですよ。

変な言い方になりますが、まずは「泳がせて情報を得る」っていうのはある気がしますよね。盛り上がってる内容に上手く準じたものとか、準じたオススメポイントとか出していくとか、過去のリサーチとかも準備しておくのは大事かなと思いますね。

ふじいあきらインタビュー画像

CHINTAI 玉井:
マジックする時とかにカップルの方の席だからこれをやろうみたいな、ウケが良いやつを選んだりするんですか?

ふじい:
カップルの方のテーブル行くときって、男性の方が肘をついてるか、背中をついてるかで判断しているんですよ。肘をついてる男性のカップルの席には行かなかったです。

二人で座って肘をついているっていうことは、まだ口説けてないんですよ。なので僕が邪魔なんですよね。男性が背中をついていると大丈夫です。その場合ウエルカムみたいで。行くとちょうど話題がなかったみたいな時に入れるパターンが多いみたいですね。

やっぱり関係性を見るっていうのは大事で、主導権をどっちが持ってるかも大事ですね。どっちに話しかけるかっていうのもあるので盛り上がってるタイミングで色んな情報を引き出すっていうか自分で察知するっていうのは大事かなと思いますね。

CHINTAI 玉井:
目配せとかさっきの姿勢とかで空気を読んで、良いタイミングで入り込むっていうところですね。

ふじい:
そうですね。あと入り込むきっかけは「褒める」っていう事ですね。「仲良くて羨ましいですね」って入っていかないと。話を途切れさせるっていうか話を切るときは「褒める」っていう事ですね。

CHINTAI 玉井:
ありがとうございます。

話をお聞きした人

ふじいあきら さん

サラリーマン(プログラマー)として、広島より上京。独学でマジックを学び、1993年専業のマジシャンとなる。93年コンテストで日本一になり、各方面で活躍。2001年4月武者修行のため渡米。
現在はYouTubeでも活躍中。

https://www.youtube.com/user/pollomagic

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CHINTAI JOURNAL編集部

この記事を書いた人

CHINTAI JOURNAL編集部は、営業活動に役立つ情報や業務効率化するための工夫をはじめとして、賃貸仲介業務に「おもしろさ」と「ライフハック」を提供します。

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