営業マンバイブル

【テンプレ付き】賃貸営業の「初期費用対応」を効率化!返信率を上げる追客メールのコツも紹介

最終更新日:2025/10/10

記事公開日:2025/09/02

初期費用の問い合わせは、お客様が物件に興味を持っている重要なタイミングです。しかし、適切な対応方法を知らないと、せっかくのチャンスを逃したりお客様に不信感を与えてしまったりする可能性があります。

本記事では、初期費用の問い合わせへの対応から追客の進め方まで、若手スタッフでも実践しやすいノウハウを紹介します。

現場ですぐに使えるメールテンプレート集も用意しているので、初期費用の問い合わせ対応にお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください!

CHINTAI JOURNAL新規会員登録受付中

初期費用の問い合わせ対応はなぜ重要?

賃貸契約時にかかる初期費用は、家賃の5〜6ヶ月分が相場です。例えば家賃8万円の物件なら、引越し費用だけで40〜50万円前後になる計算です。

特に、新社会人や学生など予算に限りがある顧客にとっては、初期費用が大きな判断材料となるため、営業担当者はその重要性を日頃から意識しておく必要があります。

初期費用を気にするお客様の心理を知っておこう

顧客が初期費用について問い合わせる背景には、次のような理由があります。

・予算内に収まるか確認したい
・コスパの良さを複数物件で比較したい
・支払い時期や分割払いの可否について知りたい

初期費用に関する質問の裏側には、こうしたリアルな悩みや不安があります。

だからこそ、問い合わせへの対応次第で「この営業さんは親身だな」「他社より丁寧だな」と感じてもらえるかどうかが決まると言っても過言ではありません。

対応を間違えると信頼を失うことも

一方で、初期費用の質問に対して不正確な答えや大まかな説明しかしなかった場合、「この会社はちゃんと対応してくれるのだろうか」と不安に思われてしまいます。

費用面を気にされるお客様ほど、少しの説明不足でも不安を感じやすいものです。単なる金額提示だけで終わらせず、お客様の心理に寄り添った丁寧で誠実な対応を心がけましょう。

初期費用問い合わせ対応の基本マニュアル【3ステップ】

初期費用の問い合わせに対しては、場面ごとに適切な対応の流れを押さえておくことが大切です。一連の流れを、3ステップに分けて見ていきましょう。

ステップ1. 初回レスポンスで信頼をつかむ

問い合わせに対する最初の返信は、スピードが命です。できれば1時間以内、遅くとも当日中に返信しましょう。

文面は丁寧かつシンプルを心がけつつ、初期費用の概算と、相手に聞いておきたい希望条件などを自然な流れで盛り込みましょう。ここで信頼感が生まれると、その後の会話のハードルが一気に下がります。

ステップ2. 3日以内の追客メールで次のステップを提案する

返答の有無にかかわらず、3日以内に一度アクションを取りましょう。このタイミングは、お客様がまだ物件を比較検討中である可能性が高いため、行動につなげるチャンスです。

追客メールでは「内見のご案内」「条件に合いそうな別物件の紹介」「相談を受け付けていることの再確認」といった、「次の一手」を提示することが大切です。お客様のニーズを先読みした提案を交えることで、営業担当者としての信頼を得られます。

ステップ3. 継続的な追客メールでお客様の関心を呼び戻す

1週間ほど経つと、お客様の興味が薄れている可能性もあります。そんなときに効果的なのが、最新情報や類似物件を軽く案内する「情報提供型」のメールです。

新着物件やキャンペーン情報など、相手にとって価値のある内容であれば、返信がなくてもポジティブな印象を残せますよ。

初期費用対応を「仕組み化」するメールテンプレート集

初期費用に関する問い合わせは、営業活動の中でも頻度が高く、対応の質が成約に直結する重要なプロセスです。

ここでは、よくある場面に対応できる実用的なメールテンプレートを5つご紹介します。社内でカスタマイズして使い回せるよう、フォーマットとして活用してください。

1. 初期費用の問い合わせへの回答メール【テンプレート】

問い合わせに対する最初の返信は、スピードが命です。ただし、早さだけでなく、正確な情報提供と今後のやり取りを続けやすくする工夫も欠かせません。

テンプレート

件名:○○マンションの初期費用に関するご案内

○○様

はじめまして。○○不動産の○○と申します。
このたびは、○○マンションについてお問い合わせいただきありがとうございます。

ご質問の初期費用につきまして、以下の通り概算をご案内いたします。

初期費用概算:○万円(内訳: )

今後に向けて、より正確なご案内のため
以下のご希望条件をお聞かせいただけますと幸いです。

・ご入居希望時期:
・ご予算や希望エリア:
・重視される条件(駅徒歩、設備等):

ご不明点などございましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。
今後ともよろしくお願いいたします。

○○不動産 ○○

ポイントを解説

メールの冒頭では自己紹介とお礼を述べ、そのまま本題の初期費用の説明に移りましょう。

無駄のないやり取りを意識しつつ、その後に希望条件を尋ねることで、自然に会話を広げつつ次のステップへつなげられます。

2. 問い合わせから3日以内の追客メール【テンプレート】

返信がなくても、そのまま放置してしまうとやり取りが途切れてしまいます。短い1通でもフォローを入れることで、「ちゃんと気にかけてくれている」と感じてもらいやすくなります。

テンプレート

件名:初期費用のご相談について、追加のご案内

○○様

こんにちは、○○不動産の○○です。
先日は初期費用についてお問い合わせいただき、ありがとうございました。

その後、ご検討の状況はいかがでしょうか?
もしご不安な点やご予算に合わせたご相談がありましたら、改めてご案内させていただければと思います。

例えば「もう少し初期費用を抑えたい」といったご希望があれば、敷金・礼金を抑えられる物件やキャンペーン中の物件をご紹介することも可能です。

ご検討の参考になれば幸いですので、気になる点があればお気軽にお知らせください。

○○不動産 ○○

ポイントを解説

この段階では、即決を促すよりも「検討の幅を広げてもらう」ことが効果的です。

例えば「ご予算に合わせて、初期費用を抑えられる別の物件もご紹介できます」と軽く触れるだけでも、検討を続けてもらえるきっかけになります。

ただし、お客様が「急かされている」と感じないよう、押し売り感を出さない配慮を心がけましょう。

3. 1週間経っても返事がない場合の追客メール【テンプレート】

3日以内のフォローが「比較検討を後押しする段階」だとすれば、1週間後のフォローは「検討を思い出してもらう段階」です。この違いを踏まえたうえで、情報提供型のメールを作成するのがおすすめです。

テンプレート

件名:○○様へ【敷金・礼金ゼロの新着物件のご案内】

○○様

こんにちは、○○不動産の○○です。
その後、お部屋探しのご状況はいかがでしょうか?

このたび、敷金・礼金不要の新着物件が出ましたので、ご案内いたします。

■新着物件のご紹介
物件名:○○マンション(1LDK)
特徴:駅徒歩5分・南向き・オートロック付き
家賃:○万円
初期費用の概算:○万円

ご予算に合う範囲で、費用面や条件の近い物件もお探しできますので、
引き続きご希望などございましたら、お気軽にご相談ください。

○○不動産 ○○

ポイントを解説

1週間後の追客メールでは、新しい情報を届けることで再検討のきっかけをつくることが重要です。費用面のメリットや新着情報などを添えて、お客様の検討意欲を自然に呼び戻しましょう。

4. 初期費用の分割対応「可能」な場合のメール【テンプレート】

初期費用の負担を軽減したいお客様に向けた、分割対応に関する案内メールです。

テンプレート

件名:初期費用の分割払いについてのご案内

○○様

お問い合わせありがとうございます。
○○不動産の○○です。

初期費用のお支払いについてですが、
当社ではクレジットカードでのお支払いが可能です。
そのため、お客様ご自身で分割払いやリボ払いをご設定いただくことで
実質的に分割払いとしてご利用いただけます。

※ご利用可能なカードブランドや支払い回数には一部制限がございますので、
詳細はお気軽にお問い合わせください。

ご希望に合わせて物件をご提案させていただきますので、
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

○○不動産 ○○

ポイントを解説

初期費用の負担を軽減できることを伝えると、前向きに検討してもらいやすくなります。

後のトラブルを防ぐため、カード利用の条件や制限についても言及しつつ、「詳細はお問い合わせください」と添えるとスムーズな印象を与えます。

5. 初期費用の分割対応が「不可」な場合のメール【テンプレート】

一方で、分割対応が難しいケースもあります。分割払いを希望されるお客様への伝え方として、以下の文面を参考にしてください。

テンプレート

件名:初期費用の分割払いについてのご案内

○○様

お問い合わせありがとうございます。
○○不動産の○○です。

誠に恐れ入りますが、
当社では現時点で、初期費用の分割払いに対応しておりません。

ただし、物件によっては費用を抑えられるキャンペーン中のものや、
敷金・礼金が不要な物件もございます。

ご希望条件をもとに柔軟にご提案いたしますので、
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

○○不動産 ○○

ポイントを解説

「分割不可」とそのまま伝えて終わるのではなく、「敷金礼金ゼロ」や「キャンペーン物件」などの代替案を添え、印象を和らげるのがポイントです。

否定的な回答をしなければならない場面だからこそ、お客様の状況に配慮した誠実さを意識しましょう。

基本のテンプレートをベースにしながら、相手の状況や反応に合わせた一文を添えるだけでも、ぐっと印象は変わります。

さらに、テンプレートは個人で使うだけでなく、エクセルやスプレッドシートにまとめてチームで共有すると便利です。対応にムラが出にくくなるだけでなく、新人スタッフの教育にも活用できるので、一石二鳥ですよ。

初期費用対応を「仕組み化」して業務を効率化しよう

初期費用の問い合わせは、お客様の意欲が高まる重要なタイミングです。適切な対応により信頼関係を築けば成約につながりやすい一方で、対応を誤ると他社に流れてしまうリスクもあります。

迅速で丁寧な初回対応に加えて、タイミングを見計らった追客でお客様の熱が冷めないよう継続的にアプローチすることが成功の鍵となります。

本記事で紹介した対応ノウハウやテンプレートを参考に、限られた時間を有効活用しながら成約率アップを目指しましょう!

泉 正孝

この記事を書いた人

ウェブスタジオイズミ代表。宅地建物取引士・マンション管理士・管理業務主任者・相続マイスター。東京都在住。大学卒業後、電鉄系総合不動産会社に入社し、不動産仲介事業部に所属。

不動産業界歴10年以上、ライター歴7年以上、サイト運営歴9年以上の経験を活かし、ライター兼ディレクター、SEOコンサルタントとして活動中。「住宅ローン・相続・税金・保険・資産運用」など、実体験に基づく記事を1900本以上執筆。SEO上位獲得多数。専門家として1次情報とエビデンスを重視し、読者目線の執筆を心がけている。

Submit your review
1
2
3
4
5
Submit
     
Cancel

Create your own review

CHINTAI JOURNAL
Average rating:  
 0 reviews