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【2022年最新版】ビジネス用インスタアカウントでできることを完全網羅!

記事公開日:2022/02/03

最終更新日:2023/11/16

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SNSツールのひとつであるInstagram(インスタグラム)は、企業や団体用であるビジネスアカウントを作ることができます。多くの企業が運用しているビジネス用のインスタアカウントには、いったいどのような効果があるのかをご存じでしょうか。

今回は、Instagramのビジネスアカウントやメリット、作成方法や運用のコツなどを解説していきます。Instagramのアカウント開設に興味がある人や、これからビジネス用のアカウントを作って事業を立ち上げようと考えている人はぜひ参考にしてください。

インスタのビジネスアカウントとは?

Instagramとは、写真や動画をメインに共有できるSNSツールのひとつです。アクティブユーザーは世界で10億人を超え、Instagram投稿から生み出された流行も多くあります。誰もが知っている大企業もInstagramを活用しており、Instagramで情報発信することで、メインユーザーである若年層にもアプローチが可能です。

そんなInstagramは、個人用アカウントとビジネスアカウントの2つのアカウントを作ることができます。一般のユーザーは個人用アカウントを作るのが一般的ですが、企業や団体などの法人はビジネスアカウントを作るのがおすすめです。

インスタをビジネス用アカウントにするメリット

ビジネス用のアカウントを作ることで、以下のようなメリットを得ることができます。

  • プロフィールページに連絡先を設定できる
  • インサイト機能でユーザーの動向が分析できる
  • 投稿もインサイト機能で分析ができる
  • 広告出稿でよりアプローチができる
  • 共同投稿者機能が活用できる

それぞれの内容を見ていきましょう。

プロフィールページに連絡先を設定できる

Instagramアカウントのプロフィールには名前やURLを設定することが可能なため、ナビアプリや店舗・企業のホームページを挿入してアクセスしてもらうことも可能です。これらは個人プロフィールでもできますが、ビジネスプロフィールになるとそのほかに電話番号やメールアドレス・住所などの細かいプロフィールも追加できます。

企業や店舗の情報だけでなく、問合せやメール・ショップボタンなどの追加設定が可能なため、ユーザーからの直接的なアプローチが叶います。また、Instagramを見たユーザーが企業や店舗に問合せすることもでき、ユーザーに優しいプロフィールページを作ることも可能です。

インサイト機能でユーザーの動向が分析できる

インサイト機能とは、Instagramが無料で提供している分析ツールのことです。インサイトを使うと、以下の情報を見ることができます。

  • インプレッション
  • リーチ
  • ウェブサイトクリック数
  • フォロワーアクティビティ

インサイトを見ると、ビジネスアカウントを訪れた人の性別・年齢層・地域や投稿が見られている時間帯、それぞれの投稿の表示回数やプロフィールの閲覧数を知ることができます。また、フォロワーの増減比率についても把握できます。どのタイミングでフォロワーが増減したかを知っておくことで、投稿内容の反響を細かくチェックすることもできるのです。

上記の情報は、すべて円グラフや棒グラフ・折れ線グラフなど直感的にわかりやすいものばかりです。専門家でなくても簡単に取り扱うことができ、Instagramの投稿内容の分析に役立てることができます。

投稿もインサイト機能で分析できる

アカウント全体ではなく、投稿ごとでも分析可能です。インサイト機能で確認できるのは以下の情報です。

  • リーチしたアカウント数
  • コンテンツでのインタラクション
  • プロフィールのアクティビティ

アカウント全体と同様、投稿を見たユーザーの人数に加え、どこを経由して投稿にたどり着いたのかがわかります。Instagramはホーム画面だけでなく、ハッシュタグやプロフィールなど、さまざまな誘導場所があります。どれくらいの人がどこから経由したかを知ることができれば、より多くの人に見られる投稿内容に仕上げることも可能です。

Instagramには、それぞれの投稿を保存して後から見返すことができる機能があります。保存数が多ければ多いほどリーチ数を伸ばせることができるので、保存数が多い投稿を増やすことが重要と言えます。またインサイト機能では、それぞれの投稿の保存数を確認できる点も見逃せません。

広告出稿でよりアプローチができる

Instagramはフィード投稿・ストーリーズ・発見タブ・リールの4つの場所に広告を出稿することが可能です。広告を出すことで、ビジネスアカウントをフォローしていないユーザーにもアカウント投稿を見てもらうことが叶います。

Instagram広告は従量課金制となっており、広告を出稿した日数や見られた件数によって金額が変わります。出稿する広告のビジュアルが用意できれば、ビジネスマネージャ内の広告マネージャを開き、キャンペーンの作成を開始して広告の配信目的を設定しましょう。

なお、Instagram広告では、以下のような設定ができます。

  • 誰を対象にするか:地域や年齢・性別や言語、詳細な興味関心などを設定できる
  • どこに配信するか:FacebookやInstagramなどの4つのプラットフォームを選択できる
  • 何日間配信するか:掲載開始する日時と終了日を設定できる
  • どれくらい予算を使うか:1日、通常予算のどちらかを選択できる

予算を1日に設定すると、配信期間の終了前でも広告が終了してしまうのため気をつけましょう。また、予算設定はUSドルです。1ドル以下は設定できないので、その日のレートに注意してください。

共同投稿者機能が活用できる

共同投稿者機能とは、フィード投稿やリールをほかのアカウントと共同で投稿できる機能です。たとえば、2つの企業がコラボレーションした商品をフィード投稿する場合、企業Aが投稿した内容に企業Bをタグ付けすると、企業Bに承認のDMが届きます。企業Bが承認すれば、企業A・企業Bの共同投稿としてフィードに表示されるのです。

企業Bのプロフィールページに表示される投稿を削除したい場合、フィード投稿を削除する、あるいはアーカイブで非表示にする必要があります。その際は投稿自体が消え、企業Aのプロフィールページからも投稿がなくなってしまいます。

企業Bが誤って承認してしまった場合など、共同投稿をやめたいときは、投稿の詳細設定から「シェアの停止」を選択しましょう。2つのビジネスアカウントから投稿するため、いつもより多くのユーザーに見てもらえるメリットがある共同投稿者機能ですが、一部の分析機能は投稿をおこなったアカウントでしか見られないので、その点に関しては注意が必要と言えます。

インスタのビジネス用アカウントを作る前に確認したい注意点

便利なInstagramのビジネスアカウントですが、注意すべきポイントもあります。知らずに開設してしまうと投稿が無駄になってしまうおそれがあるため、以下で解説する3つの注意点を事前に確認しておきましょう。

アカウントの非公開設定ができない

Instagramの個人アカウントは、フィード投稿やストーリーズをフォロワーだけが見ることができる非公開設定が可能です。しかしビジネスアカウントの場合、アカウントの非公開設定ができません。

アカウント公開の準備が整っていない場合は、まずは個人アカウントを作り、非公開設定にして準備を進めておくようにしましょう。個人アカウントからビジネスアカウントへの切り替えは比較的容易で、面倒な設定も必要ありません。

二段階認証を設定しておく

Instagramは、ログインパスワードを知られていると第三者に乗っ取られてしまう可能性があります。そんな「乗っ取り」を防ぐために、二段階認証の設定をおすすめします。

二段階認証とは、パスワードを入れてもすぐログインされずにSMSやアプリを通じて認証をおこなう設定のことです。アプリやSMSは本人しか見ることができないので、パスワードを知った第三者がログインしようとしてもアカウントに入ることができません。

「毎回認証するのは面倒」と思う人もいるかもしれませんが、Instagramは一般的にログアウトしない限り毎回ログインする必要がないため、使うたびに二段階認証をする必要はありません。

アカウントを乗っ取られてしまうと、意にそぐわない内容の投稿がされるだけでなく、企業やフォロワーの情報を知られてしまいます。フォロワーがゼロになる危険性もあるので、ビジネスアカウントを運用する際は必ず二段階認証を設定しておきましょう。

Instagramのポリシーを守る

Instagramには、ユーザーが不快な思いをせず、楽しくサービスを使うためのさまざまなポリシーが定められています。ポリシーに反した投稿を繰り返すと、投稿を削除されたりアカウントを停止されたりと運用に対して厳しい処置が取られてしまうため、Instagramのポリシーは必ず遵守しなければいけません。

ビジネスアカウントで特に注意すべきポリシーは以下のとおりです。

  • コンテストや懸賞などのプロモーション投稿には、ルールや資格要件を設定し、商品に適用される規則を守らなければならない
  • いいね!やフォローの見返りに金銭や商品提供などを申し出てはいけない

ビジネスアカウントでは、「フォローでプレゼント!」などのプロモーション投稿が多く見られますが、フォローの見返りとしてプレゼントがもらえるという表現は避けた方が無難です。「フォローすることで応募条件に達する」など表現方法を工夫しないと、ポリシー違反としてみなされる可能性があります。

ビジネス用インスタアカウントを作成する方法

ここからは、Instagramのビジネスアカウントを作成する方法について解説していきます。ビジネスアカウントはすぐに作ることができるので、ぜひ実践してみてください。

①アカウントを作成する

個人アカウントと同じように、Instagramのアカウントを取得します。すでに取得しているアカウントをビジネスアカウントに変更したい場合は、このステップは関係ありません。

電話番号、あるいはメールアドレスを使って登録作業をおこないます。氏名・パスワード・誕生日を入力すれば、アカウント登録の完了です。このときに、アカウント独自のユーザーネームも設定しておきましょう。

②ビジネスアカウントに変更する

最初は個人アカウントの状態なので、ビジネスアカウントに切り替えていきます。すでに持っているアカウントを変更する場合は、このステップから確認してください。

アカウント設定画面から「プロアカウントに切り替える」クリック・タップすると、ビジネスアカウントの設定が始まります。カテゴリ・種類・連絡先を入力する必要があるので、事前に考えておきましょう。

まずはカテゴリです。ビジネス内容に沿ったカテゴリを選ぶことで、そのカテゴリと相性の良いユーザーに投稿が表示される可能性が高くなります。具体的に、以下のようなカテゴリがあらわれます。

  • 個人ブログ
  • 商品、サービス
  • 芸術、技術
  • ミュージシャン、バンド
  • ショッピング、小売り
  • 健康、美容
  • 食料品店

上記に当てはまる項目がない場合は、検索欄に入力して当てはまるカテゴリを探しましょう。プロフィール画面に表示させないこともできるので、必ずしも完全に合致しているカテゴリを選ぶ必要はありません。

次にアカウントの種類を決めましょう。Instagramの個人アカウントではないアカウントをプロアカウントと呼び、プロアカウントには「ビジネスアカウント」・「クリエイターアカウント」が存在します。ビジネスアカウントとクリエイターアカウントでは使える機能がそれぞれ異なるため、自分に合ったアカウントを選びましょう。

最後にメールアドレス・電話番号・住所などの連絡先を入力しましょう。ユーザーからのアクセスを望む場合は、必ず入力するようにしてください。なお、連絡先は後から変更することもできるので、間違えた場合や移転した場合も安心です。

③プロフィール設定をおこなう

上記の2ステップでビジネスアカウントの設定は完了しましたが、このままではどんなアカウントかがわかりません。ユーザーの興味を引くために、プロフィール写真・自己紹介文・ウェブサイトのURLを設定しましょう。

自己紹介文には150文字の制限があるので、ビジネスの特徴をわかりやすく端的に入力するのがおすすめです。また、企業のホームページなどがあれば必ず登録しておきましょう。

ビジネス用インスタアカウントで事業を成功させるコツ

スマホを使う女性の画像

ビジネスアカウントを運用することで、普段アプローチできないユーザー層に訴求できる可能性が上がります。Instagramを使って事業を成功させるために、ここでは5つのコツを紹介していきます。

ターゲットや目的を設定する

適当な内容の投稿を続けるだけでは、ユーザーの心に響かせるのは難しいと言えます。Instagramを運用する前に重要なのは、ターゲットや目的を明確にすることです。

たとえば、ターゲットの性別を定めるだけでもアカウントの雰囲気は大きく変わります。性別のほか、年代・住居エリア・結婚の有無・子どもの有無など細かなターゲット設定をおこなうことで、そのターゲットの関心を引くような投稿が叶うのです。

統一感を出す

Instagramは写真がメインのSNSツールです。そのため、写真の見栄えがアカウントのイメージに直結します。統一感のある写真を投稿し続ければ、アカウントの世界観を訴求することが可能です。

たとえば、写真のサイズや向き、写真を投稿する際の順番などを統一することで、アカウント全体に統一感が生まれます。写真だけでなく投稿文にルールを設けておくと、統一感はより一層高まります。

投稿する写真の内容も、背景だけなのか人物を入れるのか文字を入れるのか、色味や余白の取り方など、ビジュアル面に気を配った投稿を心がけましょう。アカウント独自の世界観を作り出すために、運用前にどういった世界観を表現するのかをある程度決めておくことが重要です。

オリジナルハッシュタグでアピールする

Instagramのハッシュタグには、投稿内容をわかりやすく説明するラベルのような役割があります。多くのユーザーは、ハッシュタグを検索して関連する情報を集めています。そのためフォロワー以外のユーザーに投稿を見てもらおうと考えた場合、ハッシュタグを有効に使って投稿しなければなりません。

ユーザーが利用することが多いハッシュタグをつけて投稿するのはもちろん、アカウント独自のプロフィールを作ることも成功させるコツです。特に多くの人が見ているプロモーション投稿にオリジナルハッシュタグをつけておけば、そのハッシュタグの検索からほかの投稿を見てもらうことも叶います。

さらに、オリジナルハッシュタグをつけて投稿したユーザーにいいね!やコメントのアクションをすることで、ユーザーとの距離も縮まります。アカウントのフォロワーが増えれば増えるほどオリジナルハッシュタグの影響力は強くなるので、早い段階で導入するのがおすすめです。

ストーリーズを活用する

ストーリーズとは、スライドショーのように3秒だけの画像や動画を投稿できる機能です。24時間で自動的に消えるのが特徴で、フィード投稿に比べるとリアルタイム感があり、より身近に感じられるという魅力があります。

ビジネスアカウントでも、そんなストーリーズを活用することが可能です。ストーリーズにはユーザーが参加できるステッカーが多くあるので、ユーザーを巻き込みながらのアプローチが叶います。さらに、今ではフィード投稿よりもストーリーズの方が見られる傾向があるため、フィード投稿のお知らせにストーリーズを使うのも効果的です。

24時間で消えてしまうストーリーズですが、ハイライト機能を使えば、そのままプロフィール画面に残しておくこともできます。またストーリーズはリンク設定ができるので、キャンペーンや宣伝などをストーリーズで投稿し、ハイライト機能を使って残しておくといった活用方法もあります。ハイライトは複数作ることができるので、ジャンルや種類によってわけて作っておく方も少なくありません。

インサイト機能で分析をおこなう

ビジネスアカウントの大きな魅力は、インサイト機能を利用した分析ができることです。ユーザーの分析をおこなうことで、どんな投稿がどんな人に訴求できたのかを把握できます。また、アカウントのユーザーの属性を知ることで、ターゲット設定が正確にできているのかを判断することも可能です。

さらに、見られた回数が多い投稿の特徴を真似ることで、ほかの投稿へのアクセスも高められます。そういった投稿を重ね、アカウントの統一感を出すのも有効な方法です。

ビジネス用インスタアカウントで事業を成功させよう!

Instagramは、普段なら獲得できないユーザー層にアピールできるSNSツールです。特にビジネスアカウントを活用することによって、正確な投稿の分析のほか、スムーズで効果的なアプローチが叶います。

ビジネスアカウントにはいくつかの制限がありますが、うまく運用できれば大きなメリットが得られます。個人アカウントから簡単に切り替えることもできるので、事業を成功させたいと考えている方は一度ビジネスアカウントの開設を検討してみてはいかがでしょうか。

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CHINTAI JOURNAL編集部

この記事を書いた人

CHINTAI JOURNAL編集部は、営業活動に役立つ情報や業務効率化するための工夫をはじめとして、賃貸仲介業務に「おもしろさ」と「ライフハック」を提供します。

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