記事公開日:2022/06/23
最終更新日:2022/09/18
ノートパソコンで作業をしているとタブをいくつも開いてしまい、必要なページが埋もれてしまうことがあります。画面を行き来するのは面倒で、作業効率も下がってしまいますが、そのようなときに活躍するのがモバイルモニターです。
モバイルモニターを活用すれば、作業スペースが増えて作業の効率化が叶います。また、映画やゲームなど仕事以外にも使える便利なツールです。今回は、モバイルモニターの選び方や使い方について解説していきますので、お悩みの方はぜひチェックしてみてください。
通常のモニターとは違い、持ち運びがスムーズにできるのがモバイルモニターの特徴です。パソコンやスマホと接続すれば、取引先でのプレゼンや会議に使用できる他、リモートワークや出張先でのサブディスプレイとしても活躍します。
据え置き型のモニターと違い、コンパクトで持ち運びができるので、限られたスペースでも効率よく作業できるのがポイントです。スマホやゲーム機と接続すれば、大画面で動画やゲームを楽しむこともできます。
モバイルモニターとタブレットは似ていますが、モバイルモニターにはOSが搭載されておらず、パソコンやスマホなどと接続をして、ディスプレイとして使用します。モバイルモニターは大きさや仕様も異なり、さまざまな種類が発売されているので、以下の5つのポイントに注目して選びましょう。
それぞれ詳しく解説します。
モバイルモニターの画面サイズは、主に13.3インチ、15.6インチ、17.3インチの3つです。なかには10インチの小型サイズや、20インチといった大型のものもあります。
外出先の使用がメインであれば、13.3インチのモバイルモニターがおすすめです。持ち運びもしやすく、大きさもA4サイズ程度なので、仕事用のバッグにも収納できます。ノートパソコンと一緒に持ち運ぶため、13.3インチのモデルを使う方も珍しくありません。
持ち運びではなく画面の大きさを重視する場合、17.3インチ以上のモデルがおすすめです。重さがあるため持ち運びには向いていませんが、プレゼンや数人での打ち合わせ、自宅での動画視聴やゲームの際に活躍します。
持ち運びと画面の大きさの両方を重視する場合は、15.6インチのモバイルモニターを選ぶと良いでしょう。13.3インチモデルよりも画面が見やすく、文字も大きく表示されます。しかし、重さが1kg近くあるため、持ち運びしにくい点に注意が必要です。
モバイルモニターで何を映したいのかを考えて、画質を選びましょう。モバイルモニターの解像度には、フルHD(1920×1080)を中心に、2K(2560×1440)や4K(3840×2160)があります。
WordやExcelなど仕事で使う場合は、フルHDのモバイルモニターでも十分な解像度です。2Kや4K対応モデルに比べ、価格も抑えられます。
一方、ゲームや動画視聴をメインとしている場合は、2Kや4Kの高解像度モデルがおすすめです。画面がきめ細かいため、高画質で映像を楽しむことができる他、動画や写真を編集したいときにも便利です。ただし、価格帯はフルHDよりも高くなるため、目的に適した解像度のモバイルモニターを選びましょう。
モバイルモニターの接続方法には、「USB Type-C」「HDMI」の2種類があります。
近年発売されているモバイルモニターは、USB Type-Cに対応しているものが多いです。ノートパソコンにもType-Cのポートがあれば、ケーブル1本でモニター出力と給電ができます。ケーブルを複数持ち運ぶ必要がなく、荷物がコンパクトにまとまります。
モバイルモニターで一般的に採用されている接続方法がHDMIです。転送速度が速いため、ゲームや動画視聴におすすめです。HDMIは標準HDMI・ミニHDMI・マイクロHDMIの3種類があるので、別途購入する際には一度確認をしておきましょう。
外出先で使用する機会が多い場合、バッテリー内蔵モデルがおすすめです。電源を確保する必要がないため、場所を問わず作業ができます。購入の際には、連続駆動時間を確認しておきましょう。
モバイルモニターには、以下のような機能を備えたものがあります。
タッチパネル操作は、スマホやタブレットのように操作できます。ピンチイン・ピンチアウトで拡大縮小したり、画面をスワイプしたりできるため、プレゼンや会議にも重宝します。
モバイルモニターをデスクに置く場合は、スタンド機能がついたものを選ぶのがベターです。本体背面についているタイプや、ケースがスタンドになるタイプなどさまざまですが、持ち運びが多いなら画面の保護もできるスタンドケースがおすすめです。
ここからは、ビジネスマンにおすすめのモバイルモニターを紹介していきます。
上記の8つは値段や機能性がそれぞれ異なるので、気になるものがあれば一度検討してみてください。
15.6インチの大画面と解像度フルHDで、プレゼンや作業、動画視聴やゲームにも最適なモバイルモニターです。Type-C対応で、ノートパソコンやスマホ、ゲームもケーブル1本で接続できます。
価格(税込) | 22,980円 |
モニターサイズ | 15.6インチ |
重さ | 約658g |
解像度 | フルHD |
入力端子 | 標準HDMIUSB Type-C |
タッチパネル | × |
大画面ながら重さは600g台、薄さ11mmなので持ち運びのしやすさが特徴。入力端子は、標準HDMI・USB Type-Cの2種類が搭載されているので、幅広い機器に接続できます。モニターは縦置きにも対応しており、文書作成や資料提示の際に便利です。
バッテリー内蔵で、1回の充電で最大4時間使用できます。充電速度も速いため、外出先での使用におすすめのモバイルモニターです。折りたたみ式のケースは、スタンドとしても使えます。
価格(税込) | 49,320円 |
モニターサイズ | 15.6インチ |
重さ | 約900g |
解像度 | フルHD |
入力端子 | Micro HDMIUSB Type-C |
タッチパネル | ◯ |
10点マルチタッチ機能により、ディスプレイを直感的に操作可能です。さらに、専用のZenScreen Touchアプリをダウンロードすれば、Androidスマホの画面を表示、さらに操作できます。他にも、ブルーライト軽減機能や画面表示の自動回転など、快適な使用に導く機能がついています。
映り込みや光の反射を抑える非光沢パネルで、長時間の作業にも疲れにくいモバイルモニターです。重さは650g、カバー付きで約1kgと持ち運びしやすく、営業や出張での使用におすすめです。
価格(税込) | 20,990円 |
モニターサイズ | 15.6インチ |
重さ | 約650g |
解像度 | フルHD |
入力端子 | Mini HDMI USB Type-C |
タッチパネル | × |
背板はガラス、ロゴのないすっきりとしたデザインです。モニターの下側に滑り止めゴムがついているので、新幹線のテーブルのような少々不安定な場所でも作業や動画視聴ができます。また、汎用性の高いUSB Type-C搭載で、スマホやノートパソコン、Nintendo Switchにも接続できます。
国内メーカー山善の多機種対応モバイルモニター。HDMI ケーブル1本、USB Type-Cケーブルが2本付属しているので、届いた日からすぐにゲーム機やノートパソコンに接続できます。
価格(税込) | 20,240円 |
モニターサイズ | 15.6インチ |
重さ | 約800g |
解像度 | フルHD |
入力端子 | Mini HDMI USB Type-C |
タッチパネル | × |
表裏に溝がなく、プレゼンや会議にも溶け込むスタイリッシュなデザインです。素早い動きにも対応した応答速度と鮮やかなパネルで、ゲームや動画視聴も快適に楽しめます。外出時の持ち運び、在宅ワーク時のデュアルモニター、趣味のゲームと、あらゆる場面で使用できるモバイルモニターです。
コンパクトな14インチモニターで持ち運びがしやすく、本体のみで角度調整が可能です。画面は明るい場所では反射を抑え、暗い場所では輝度調整により、屋内でも屋外でも映像や写真を鮮やかに映し出します。
価格(税込) | 29,800円 |
モニターサイズ | 14インチ |
重さ | 約590g |
解像度 | フルHD |
入力端子 | USB Type-C |
タッチパネル | × |
約590gと軽量で、ケースがなくても10〜90°まで角度を調整できます。また、USB−Cポートを両側に備えた設計で、ノートパソコンの左右、後ろにも設置可能です。位置関係を気にせずにモニターを置くことができ、ユーザーの快適な使用をサポートしています。
5000mAhの大容量バッテリーを内蔵しており、連続駆動時間は最大4時間。電源ケーブルが取れない場所でも使用できます。また、モバイルバッテリー代わりに、スマホへの充電も可能です。
価格(税込) | – |
モニターサイズ | 15.6インチ |
重さ | 約1080g |
解像度 | フルHD |
入力端子 | Mini HDMUSB Type-C |
タッチパネル | ◯ |
こちらのモニターはスマホ感覚で操作ができるため、資料作成やプレゼン、画像や写真編集もしやすいです。最適な輝度に調整、色を忠実に再現した画面で、映画やゲームも鮮やかに映し没入感を高めます。またブルーライトの軽減や、画面のちらつきをカットするフリッカーフリーで、長時間の作業や動画視聴の負担を軽減します。
10段階のエンハストカラー機能で、コンテンツや映したいものに合わせて適した色味に調整可能です。専用のキャリーケースは3段階の角度調整ができ、画面保護とスタンド機能の両方の役割があります。
価格(税込) | 29,800円 |
モニターサイズ | 15.6インチ |
重さ | 約900g |
解像度 | フルHD |
入力端子 | Mini HDMUSB Type-C |
タッチパネル | × |
超解像技術により、SD画質も鮮明に再現。WEB・あざやか・ゲーム・標準の4つの画面モードがあり、コンテンツに応じて見やすい画質を表示できます。また、パソコンと連動することでモニターの電源を自動でオフにするなど、無駄な消費電力をカットする省電力機能付きです。
16インチの大画面ながら、重さ約670g、カバースタンドと合わせても約990gと軽量で薄型なモバイルモニターです。出張や営業先にも荷物にならず、持ち運びやすさも見逃せないポイントです。
価格(税込) | 40,727円 |
モニターサイズ | 16インチ |
重さ | 約670g |
解像度 | WQXGA(2560×1600) |
入力端子 | USB Type-C |
タッチパネル | × |
フルHDの約2倍の情報を表示できる、高解像度WQXGA(2560×1600)を採用。美しい映像表示で、映画やゲームはもちろん、動画・写真編集まで快適に作業ができます。
また、両側にType-Cポートが設置されているので、相手にモニターを見せながら打ち合わせをするなど、環境に合わせて自由に置くことができます。またオートピボット機能付きで、本体の向きに応じて画面が縦・横に自動で切り替わるのもポイントです。
モバイルモニターは、ノートパソコンのサブディスプレイとして活用することで、作業効率を高められます。PDFをWordやExcelへ書き写す際、複数のタブを開いて画面を行き来する必要がありません。また、編集中のファイルを保存せずに閉じてしまうミスも減らせます。
上記の他にも、お客様へ説明するときもモバイルモニターは活躍します。たとえば不動産仲介営業の場合、お客様に部屋の写真や資料を大画面のモニターに映しながら説明すれば、お客様の理解度や契約意欲が高まるかもしれません。そして、オンライン内見時にはモニターにメモや資料を映しながらの案内が可能になり、スムーズに説明を行えるのもモバイルモニターを活用するメリットのひとつといえます。
持ち運びができるモバイルモニターは、外出先での資料提示に便利です。会社や在宅ワークの場合でも2画面で作業ができるため、仕事の効率がアップします。
モバイルモニターは、画面サイズや重さ、解像度や機能などが製品によってそれぞれ異なります。今回ご紹介した5つの選び方を参考にして、自分の目的に合ったモバイルモニターを選びましょう。
※記事内にある価格は2022年5月25日現在のもの