記事公開日:2022/05/19
最終更新日:2022/09/18
できる営業マンは事前準備に余念がありません。お客様との打ち合わせに使う資料だけでなく、名刺やハンカチなど自身の持ち物の準備にも気を配ります。外出先で慌てることがないよう、さまざまなものを持ち歩いていますが、具体的にどのようなアイテムがあれば仕事をスムーズに進められるのでしょうか。
今回は、できる営業マンの持ち物について解説します。最低限の持ち物から万が一のための持ち物まで幅広く紹介していきますので、自身に足りないものがあればぜひ用意してみてください。
目次
社内のデスクであれば、筆記用具や名刺などが手元にあるため、急な来客があっても十分に対応できます。しかし外回りが多い営業マンの場合、カバンなどに入れておかなければ重要なときに失敗してしまうかもしれません。
仕事に必要な持ち物として、主に以下の8つが挙げられます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
名刺入れと自分の名刺は営業マンの必須アイテムです。名刺入れは、自分の名刺や相手の名刺を保管するために使うもので、受け取った名刺を名刺入れの上に置く役割もあります。
名刺交換の際に、財布やポケットから名刺を出すのはマナー違反です。また、名刺入れがないからといって、相手の分身でもある名刺を雑に扱うのは今後の関係に影響する可能性があります。
名刺交換は自身の印象を決める重要な仕事のひとつであり、自分の名刺を切らしてしまうと相手に余計な気を遣わせてしまうおそれがあります。大事な場面で困らないよう名刺の枚数をチェックし、足りない場合は補充しておきましょう。
スマートフォンのカレンダーを使用する営業パーソンも多いですが、すぐに取り出せる手帳を持っておくと便利です。スマートフォンでは、電波状況によってはカレンダーに同期できないことがあります。また、自身の思考整理にも手帳は活用できるので、最寄りの書店で購入しておきましょう。
スマートフォンで時間をチェックしている営業マンも少なくありません。しかし、商談中にスマートフォンを出して時間を確認するわけにはいきません。腕時計があればサッと時間を確認できますし、腕時計が雑談の話題になることもあります。
商談中、パソコンやタブレット端末で資料を提示してお客様に説明できれば効果的にアピールできます。画像や動画であれば紙よりもわかりやすく、持ち運びにも便利です。また、空き時間に資料の作成ができる他、営業活動を記録することも可能です。
お客様に見積もりや予算を提示する際に便利です。スマートフォンにも電卓はありますが、数字が小さく見にくいこともあります。お客様のためにも、表示が大きめの電卓を準備しておきましょう。
メモ帳やノート、ペンなどのアイテムを一式揃えておきましょう。不動産営業であれば、お客様に図を書いて説明することも少なくありません。また、お客様の声や確認事項の記録にも便利です。
加えて、重要なポイントを示す付箋や、資料をまとめるクリップなどの文房具もあるとより好印象です。
営業パーソンは外にいることが多く、突然の雨に対応するために折りたたみ傘を用意する方も少なくありません。濡れたままお客様と会ったり、取引先を訪れたりするのはビジネスマナーに欠けます。軽量でコンパクトな折りたたみ傘もあるので、ビジネスバッグに収まるサイズの傘を用意しておきましょう。
ハンカチ・ティッシュは身だしなみのアイテムとして必須で、手を洗ったときや汗を拭いたりするときに使います。ハンカチを使わずに手で汗を拭くのはマナー違反で、濡れた手で資料を扱うのはお客様に不快感を与えます。
またティッシュは捺印をした際、印鑑を拭くためにも使用できるので、ハンカチ・ティッシュはセットで持ち歩きましょう。
営業パーソンが心がけたいのは清潔感です。清潔感がないと、お客様からの信頼を損ねてしまうかもしれません。
身だしなみのために、上記4つのアイテムを持ち歩く習慣をつけておきましょう。
1日に数件の商談をこなすこともある営業パーソンは、髪の毛や服装が乱れがちです。また、女性であればメイクが崩れてしまうこともあるため、手鏡やブラシで自分の顔をチェックするクセをつけておきましょう。
お客様と対面で話す機会が多い営業職ですが、なかでも不動産営業マンは、内見で一緒に車で移動することがあります。お客様との距離が近くなることも多く、口臭対策は必須ともいえます。外出先で食事をした際にも歯磨きができるよう、歯ブラシセットを携帯しておきましょう。
ほこりやフケなどがスーツについたままでは清潔感が失われます。特に、ネイビーやブラックのスーツは汚れが目立ちやすいため、スーツ用ブラシを持ち歩きましょう。
最近は、携帯用のコロコロも販売されています。ポケットサイズのものもあるので、気づいたときにサッと取り出して汚れを取りましょう。
コロナ禍で必須の持ち物となったのが、ウェットティッシュやアルコール消毒です。企業を訪問する際には、アルコールが設置されていることもありますが、個人宅を訪問する営業職の場合、自分で携帯しておくのがマナーです。また、不動産営業の場合は、物件案内時にドアノブなどを消毒するために使うこともあります。
外出中で困らないよう、万が一のために持っておきたい持ち物を6つご紹介します。
どのような場面で必要となるのか、詳しく見ていきましょう。
電子契約への移行が進んでいますが、印鑑が必要なシーンも少なくありません。自分の印鑑を持っていれば、空き時間に書類を作成することが可能です。
また、朱肉は営業側が用意しておくのがマナーです。お客様に「気が利いている」と思われ、好印象を与えられます。
商談に参加する人数が直前で変更になるかもしれません。上司や関連部署の人が同席したり、新人の方が研修で参加したりするなど、さまざまな理由で人数が増えることがあります。これらは事前に把握できることがほとんどであるため、当初の予定人数よりも余分に営業資料を準備しておきましょう。
また注文書も、お客様が書き損じてしまう可能性があります。書類は少し多めに持っておけば、不測の事態が起きたときも慌てずに対処できます。
外出が多い営業職はモバイルバッテリーを持ち歩く習慣をつけましょう。たとえばスマートフォンは、取引先や社内からの連絡、地図検索、調べ物などで頻繁に使用します。また車移動の際、カーナビアプリを使っている営業マンも多く、この場合大量のバッテリーを消費します。
外出先で充電が切れると、大事な連絡が取れません。お客様に緊急で連絡をする必要があるときに電話が通じないとなると、場合によってはビジネスチャンスを失う可能性もあります。
端末に専用のケーブルをつけ、コンセントに繋いで充電する方も多いのですが、コワーキングスペースやカフェなど場所が限られてしまいます。移動中でも充電ができるよう、モバイルバッテリーの使用がおすすめです。
スーツのボタンが取れかかっていたり、裾がほつれていたりする際に、ソーイングセットがあると便利です。営業マンにとって見た目の印象は大切であり、もしボタンが取れかかっているような状態ではだらしがない人と思われてしまうおそれがあります。必要最低限の道具が揃った小型のソーイングセットもあるため、万が一に備えてカバンに入れておくと便利です。
接続コードは、取引先でプレゼンをする際に持っていると便利です。モニターを使って説明する際、取引先のコードを借りることもできますが、自分で用意しておくと相手の手を煩わせることなく、スムーズにプレゼンを始められます。
プレゼンターは、画面の切り替えをパソコンで行わず、遠隔で操作できるアイテムです。パソコン操作が必要ないため、片方の手でジェスチャーを交ぜながらプレゼンすることも可能です。
仕事中、体調を崩してしまうことも珍しくありません。腹痛や吐き気の他、貧血で倒れてしまうことも考えられます。偏頭痛持ちの人は頭痛薬を入れておくなど、必要と思われる薬は持ち歩いておくと安心です。
また、爪切りや耳かきなども重宝します。爪は汚れが溜まりやすく、お客様の目につきやすい部分です。不快感を与えないようにするためにも、訪問前に整えておきましょう。
さらに、花粉症の方は目薬、擦り傷がある方は絆創膏があればストレスなく仕事ができます。なお、夏場は虫刺されを防ぐために、虫除けスプレーなどを用意すると良いかもしれません。
今回は、できる営業マンの持ち物を「必須アイテム」「身だしなみアイテム」「万が一のためのアイテム」の3つに分けてご紹介しました。商談の準備はもちろんですが、身だしなみや気遣いも大事なポイントです。お客様に良い印象を持ってもらえるよう、自分の持ち物を見直して必要なものを買い揃えておきましょう。