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仕事とプライベート、どうやって両立させる?ワークライフバランスの取り方

記事公開日:2022/02/03

最終更新日:2023/11/16

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働き方改革を境に、ワークライフバランスの重要性が叫ばれるようになりました。仕事はもちろんプライベートも充実させたい人は、ワークライフバランスを重視した働き方を考える必要があります。

特に、顧客の休日に合わせて動くことになる賃貸仲介営業マンは、土日を含めて働くことが多いです。さらに休暇やプライベートな時間にもお客様からの連絡がきて気になってしまうなど、仕事とプライベートの境があやふやになりがちです。

そこで今回は、仕事とプライベートを両立させるための方法や、そもそもどんな人が仕事とプライベートを切り替えた方が良いのか、また賃貸仲介営業マンがリアルで活用しやすい切り替え方法について解説していきます。今の働き方に不満がある、家族との時間を増やしたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

※下記の関連記事では賃貸営業で成功するためのコツを解説しているので、こちらもチェックしてみてください。

目次

賃貸仲介マンが仕事とプライベートを切り替える方法

パソコンをしている女性の画像

仕事とプライベートのオンオフを切り替えないと、仕事の成果や効率に大きな差が出てしまうおそれがあります。特に、給料が歩合性の賃貸仲介営業マンは、仕事のパフォーマンスが収入に直結します。

また、プライベートにも、十分に休息できないなどの影響が出てしまうかもしれません。ここからは、仕事とプライベートを切り替えるポイントを紹介していきます。

その日のうちに達成すべき目標を必ず立てる

仕事を始める前は、その日に達成すべき目標を立て、それを達成できるような行動を取るようにしましょう。目標を立てることで仕事へのやる気が高まり、長時間の残業も回避できます。

ただし、目標が達成できないからといって、仕事を持ち帰ることは避けましょう。家で仕事をするとプライベートとのメリハリがつけにくくなり、心身を休めることが難しくなります。目標が達成できない場合は気持ちを切り替えて、1週間、1ヶ月などの長期の計画を立ててみてください。

仕事だけでなくプライベートでも時間管理のクセを付ける

日々の仕事をこなすために、タイムマネジメントをしながら仕事をしている人も多いのではないでしょうか。それぞれの業務内容に目標時間を設けることで、集中力を切らすことなく仕事に取り組めます。無駄な残業も避けることができるので、まずは仕事で時間管理をするように心がけましょう。

仕事でタイムマネジメントができている人は、プライベートでも時間管理のクセを取り入れてみてください。休暇中だからといって、時間管理せずに過ごしていてはあっという間に1日が終わってしまいます。充実したプライベート時間を送るためにも、時間の使い方を意識してみましょう。

細かなスケジュールでも常に立てるようにする

時間管理とは別に、常にスケジュールを立てていくこともおすすめです。何も計画しないまま休暇を過ごすのと、スケジューリングされた休暇を過ごすのでは、楽しさや充実度などに大きな差が生まれてしまいます。1週間、1ヶ月ごとにスケジュールを考え、仕事とプライベートをうまく切り分けられるように調整してみてください。

自分の中で切り替えとなる「スイッチ」を暗示として設ける

仕事とプライベートを切り替える「切り替えスイッチ」を作っておくのも有効です。たとえば、仕事終わりにコンビニに行く、シャワーで済まさずに湯船につかるなど、些細なことでも構いません。自分の中で何かスイッチを設けておくことで、オンオフの切り替えがしやすくなります。

また仕事とプライベートで、身につけるものを変えてみるという方法もおすすめです。香水や鞄など、普段使っているアイテムを変えることで気持ちを切り替えている方も少なくありません。

プライベートの時間に仕事に関する連絡などはチェックしない

プライベート時間に仕事のことを考えてしまうと、常にオンのスイッチが入ったままの状態になってしまいます。休暇中は、仕事のメールや資料などはチェックせず、のんびりと過ごしましょう。

仕事とプライベートで服装を変える

仕事とプライベートで服装を変えることも効果的です。最近は、いわゆるオフィスカジュアルな服装の職場も増えていますが、賃貸仲介営業マンはまだまだスーツ姿が一般的といえます。

しかしだからこそ、服装の切り分けが容易です。仕事ではかっちりしたスーツを着ているぶん、プライベートな時間はリラックスできる服装や身軽な格好に着替えることで、オンとオフを切り替えられます

仕事とプライベートを切り分けるべき?分けた方が良いタイプ

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ワークライフバランスを保つために、仕事とプライベートを切り分ける必要はあるのでしょうか。仕事とプライベートを切り分けるべきかどうかは、働く人の性格や環境、価値観によって異なります。まずはどういった人が仕事とプライベートを切り分けるべきか、それぞれの具体的な内容を見ていきましょう。

仕事とプライベートは、切り分けた方が良いタイプとそうでないタイプがいます。ここでは、仕事とプライベートを切り分けるべき人の特徴から紹介します。

仕事とプライベートを切り分けるべき人の特徴として、以下の3つが挙げられます。

  • 趣味が生きがいの人
  • 健康に不安を抱えている人
  • 将来に不安を感じている人

趣味が生きがいの人

まず、仕事の目的が「趣味を楽しむためにお金を稼ぐため」と割り切っているような人は、仕事とプライベートをきっちり切り分けることがおすすめです。仕事とプライベートを切り分けなければ、自分の趣味に活かす時間が少なくなってしまいます。

特に賃貸営業マンは仕事とプライベートの時間の切り分けが難しく、仕事のことを考えてしまうと、趣味の時間をしっかり楽しめないこともあります。

趣味のために働いているのに、お金を稼いでも趣味に使う時間がなければ意味がありません。趣味の時間を大切にしたいと考えている人は、仕事とプライベートを切り分けましょう。

健康に不安を抱えている人

健康面でも、仕事とプライベートのバランスは大切です。仕事のストレスが原因で健康に不安を抱えている人も、仕事とプライベートを切り分けるのをおすすめします。そうしないとプライベートの時間にも業務のことを考えてしまい、体や心を休めることができません。特に営業職は体が資本のため、健康面は大切です。

仕事とプライベートを切り分けることで、仕事のことを考える時間を減らすことができます。仕事に対する不安も徐々に薄れてくるので、プライベートの時間には仕事の業務や会社の人間関係などは忘れて気分転換を行いましょう。

将来に不安を感じている人

「このまま働き続けて大丈夫なのかな」といったように、将来に対する漫然とした不安を感じている人も、仕事とプライベートを切り分けた方が良いと言われています。

賃貸仲介営業マンは多忙なことが多いため、「このまま働き続けて大丈夫なのかな」という不安は抱えつつも、将来について十分に考える時間や余裕がないことも多いです。

余裕を作って自分の将来のことを考えることで、不安を解消できます。

また、自分の将来をじっくり考えることで、達成したい目標などが見えてくるかもしれません。目標ができれば、今後の生き方も変わってきます。今の仕事を続けるか、転職するかなどのさまざまな選択肢も出てくるので、将来に不安がある人は休日などを利用し、自分と向き合う時間を作ってみてください。

仕事とプライベートを切り分けない方が良いタイプ

反対に、仕事とプライベートを切り分けない方が良い人もいます。キャリアアップを望んだり、副業をしていたりする人は、必ずしも切り分けるべきとは限りません。

キャリアアップしたい人

将来的にキャリアアップを目指しているという方の場合、仕事とプライベートを切り分けることに抵抗を持つことも少なくありません。休日に仕事の勉強をしたり、仕事の人脈を広げたりすることで、キャリアアップできる可能性が高くなるからです。

特に不動産業界では、売買、管理さらにはリフォームなど、不動産全般の知識を身につけることで、成果に直結することも少なくありません。

キャリアアップという目標が定まっていれば、プライベートの時間に仕事のことを考えるのも苦ではなくなります。他の人が動いていない休暇時間に行動を起こすことで、周りに差をつけて効率よくキャリアアップできるかもしれません。

副業をしている人

副業をしている人の場合、本業や副業の相互に良い影響が出てくるため、特に切り分けて考える必要はありません。また、近年では働き方改革の一環として、本業の経験を活かしながら副業をしているという人も増えてきています。本業を活かして行う副業の場合、本業の経験やスキルなどがそのまま実績として評価されます。本業・副業の相互に良い影響が出てくるため、特に切り分けて考える必要がないのです。

賃貸仲介営業マンの「ワークライフバランス」の考え方と意識すべき理由・メリット

「ワークライフバランス」とは「仕事と生活の調和」と訳される言葉です。一人ひとりがやりがいを持ちながら仕事上の責任を果たすと同時に、子育てや介護・自己啓発など個人の時間を持ちながら、健康で豊かな生活ができる状態のことを指します。

政府による働き方改革から聞かれるようになった言葉で、多様な働き方・生き方が選択できるような社会の実現に向けて、ワークライフバランスの重要性が随所で叫ばれています。

賃貸営業マンは、仕事とプライベートの両立を年単位で考えてみるのもいいでしょう。新生活の始まる2月や3月はどうしても仕事量が増えるため、仕事に対する比重が多くなります。そのため、繁忙期は仕事を頑張り、閑散期に入ってからプライベートの時間を楽しむという方法も選択肢の一つです。

仕事とプライベートを切り分けることで、さまざまなメリットに直結するため覚えておきましょう。

集中力(生産性)を高めることができる

仕事とプライベートを切り分けると、すぐにスイッチをオンにして働けるようになり、生産性の向上が見込めます。プライベートで仕事のストレスを発散できているので、体調を崩すおそれもほとんどありません。

仕事へのモチベーションを高めることができる

仕事とプライベートを切り分けることで、プライベートの時間に自分自身について向き合う時間が自然に増えます。自分の目標が決まることで、仕事を頑張る意味や目的、今後のキャリアプランなどが見えてきます。

仕事に追われてプライベートの時間が確保できないと、ストレスを発散できなくなる他、仕事に対するモチベーションも上がりません。プライベート時間を充実させることによって、仕事のやる気も高まってくるのです。

ストレスの緩和に伴う円滑な人間関係の構築が期待できる

仕事に追われてしまうとストレスが溜まってしまい、従業員同士のコミュニケーションも不十分になってしまいます。コミュニケーション不足になるとやっかいなトラブルが発生するようになり、場合によっては残業になることも少なくありません。

スムーズに仕事を進めるためにも、従業員同士の円滑なコミュニケーションが重要です。プライベート時間を充実させることでストレスが緩和され、理想的な人間関係の構築が叶います。

プライベートが充実してスキルアップにつながる

プライベートが充実することは、心身ともにメリットが大きいです。プライベートが充実してる人は家族との時間が増えたり、趣味や資格の勉強に時間をさけるようになったりします。日々の満足感が上がるだけでなく、スキルアップにもつながりやすくなるでしょう。

新しいことにチャレンジする時間ができる

ワークライフバランスを充実させることで、新しいことにことにチャレンジする意欲と時間ができます。チャレンジは、スポーツ、ボランティア、副業、資格の勉強、旅行や趣味などさまざまです。交友関係を広げ、新しい刺激を受けられます。

賃貸仲介営業マンは仕事とプライベートをどう切り替える?実際に聞いてみました!

実際に不動産会社で働いている営業マンは、仕事とプライベートをどのようにして切り替えているのでしょうか。ここからは、リアルな営業マンの切り替え方法を紹介していきます。

Q:仕事とプライベートは両立できていますか?

A:今はできていますが、トップにならないと両立は厳しい世界だと感じています。最初の頃はプライベートの時間を仕事に充てないと、仕事で成果を出すことができません。不動産営業でトップになりたければ、最初はプライベート時間を捨ててトップになった後に、プライベートを充実させる必要があると思います。

Q:仕事とプライベートの切り替えに気をつけていることを教えてください。

A:不動産営業では、最初から仕事とプライベートを切り替えたり効率よく働いたりすることは難しいです。経験値を積み上げることで、自然と仕事とプライベートが切り替えられるようになっていくと思っています。

Q:プライベートを充実させるためにやるべきことがあれば教えてください。

A:仕事の経験を積むことです。経験を積めば効率の良い仕事の仕組みづくりができるので、仕事・プライベートの両方を充実させることができるようになると感じています。

自宅では連絡を返さない

営業マンの切り替え方法として、プライベートな時間では仕事の連絡を一切返さないことが挙げられます。営業マンはどうしてもお客様にあわせて動く必要があるため、意識的に仕事とプライベートを切り替えることが大切です。

連絡が来ているか気になる気持ちも分かりますが、自宅にいながら連絡を返してしまうと、気持ちを仕事からプライベートに切り替えられません。どうしても返信が来ていないか気になってしまったり、明日の仕事のことを考えてしまったりと、プライベートの時間を有意義に過ごすことは困難です。自宅では気になる気持ちをぐっとこらえて、携帯の電源は切ってしまいましょう。

抱えきれない仕事は断る

仕事を断ることも、切り替えにつながる方法の一つとして挙げられます。ワークライフバランスを考えるうえで、仕事の量を調整することはとても大切です。自分のキャパを超えた仕事を抱えてしまうと、結局仕事がうまく回らなくなってしまいます。ミスも増えて結果も出づらいうえに、心理的負担も増えてしまうかもしれません。

イエスマンになりすぎず、上手に仕事を断ることを意識してみましょう。

「ノー残業デー」を確保する

1週間に一度、残業しないで帰る日を確保しましょう。そうすることで、プライベートな時間を強制的に作り出し、切り替えることが可能です。また仕事の終わりを決めることで、効率の良い仕事ができるようになるため、時間への意識が向上します。

  • 絶対に残業しないと決めている人
  • 残業すればいいと思っている人

上記の2人では、仕事のパフォーマンスも大きく変わってくるため、結果的に仕事の効率も良くなります。

仕事とプライベートをうまく切り替えて充実した生活をしよう!

仲良い家族の画像

仕事とプライベートを切り分けることで、生産性の向上と業務効率の改善が叶います。また、ストレスの軽減により、従業員同士のコミュニケーションも活発になり、職場の雰囲気も明るくなります。特に趣味を楽しみたい人や健康・将来に不安がある人は、仕事とプライベートをうまく切り替えて、充実した生活を心がけましょう。

合同会社ゆう不動産 岩井佑樹

合同会社ゆう不動産 / 岩井佑樹

この記事を書いた人

不動産業界10年の経験と知識を活かし、今まで作成した不動産関連記事は250記事以上。記事を読む人が「どんなことで悩んでいるのか」「どんなことを知りたいのか」ということを日ごろから心がけている。

・不動産業界10年の経験と知識を活かした記事作成
・不動産業者&不動産ライター&アパート大家(投資家)の観点から書く記事作成
・不動産業界で働いているからこそ発信できるリアルな情報をもとにした記事作成
以上の強みを活かして、不動産のことで悩んでいる個人の方や企業様を助けていくのがモットー

■現在の職業・肩書き・資格など
宅地建物取引士 / 不動産Webライター / シニアライフ相談士

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