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営業マンのメンタルが弱くなる原因とは?対処方法や実際のエピソードも併せて紹介!

記事公開日:2022/04/21

最終更新日:2023/11/17

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不動産営業は、顧客の人生に大きく関係する重要な不動産を扱う職種です。高いノルマが課せられることも多く、プレッシャーを感じる営業マンも少なくありません。このようなプレッシャーと、営業マンのメンタルヘルスには大きな関連性があります。

そこで今回は、営業活動をしている人のメンタルが弱くなる原因や対処法について解説します。また、現役の不動産営業マンに伺ったエピソードも紹介していきますので、お困りの方はぜひ参考にしてみてください。

営業マンのメンタルは強い方がいい?

さまざまな人と関わり、駆け引きをする営業活動において、メンタルの強さは大きな武器になります。メンタルが強くなければ、ノルマなど数字のプレッシャーに潰れてしまうかもしれません。

過度なプレッシャーはストレスを引き起こし、結果的にメンタルヘルスの不調に繋がります。そうなると、「営業しても契約してもらえないだろう」と気分が落ち込む他、営業活動に対するやる気も湧いてきません。

しかし、メンタルが強くなければトップ営業マンになれないというものではありません。メンタルが弱い人でも、これまでの心の持ち方を変えることができれば、トップ営業マンとして活躍することも可能といえます。

営業マンのメンタルが弱くなってしまう原因

メンタルが弱い人には、いくつかの共通する原因があります。それぞれの内容を見ていきましょう。

ストレスを溜めやすい

仕事量の多さや上司からの理不尽な要求、高いノルマへのプレッシャーや顧客との関係性など、不動産営業マンは日々さまざまなストレスを感じています。他の仕事が楽というものではありませんが、ノルマがあり顧客第一主義の営業職は、特にストレスを感じやすい仕事のひとつだといえます。

日常的に溜まったストレスは、定期的に解消するのが大切です。しかし業務量が多く、プライベートな時間を確保しにくい不動産営業マンは溜まったストレスをそのまま抱え込む傾向にあります。

自分の意見をはっきり言うことができない

自分の意見を発言することができない人は、思っていることが伝えられずモヤモヤした気持ちを抱えることも少なくありません。このようなことが続くと対人関係にストレスを感じ、人との関わりを避けるようになりがちです。

営業職のメイン業務は、顧客とコミュニケーションを取り商品やサービスなどを販売することです。しかし人との関わりに苦手意識を持っていると、思い通りの営業活動が叶いません。顧客に対して自分の意見を伝えることができないと、結果的にさまざまなトラブルを招くかもしれません。

また賃貸営業の場合、大家さんや管理会社の担当者との接触も必要です。自分の意見をはっきり言えないと、大家さんや管理会社と対等な関係が築けない可能性もあります。

物事を真面目に考えすぎている

物事を真面目に考えすぎる人は、目の前にある問題を解決するために徹底的に向き合う特徴があります。どんな問題にも逃げたり目を逸らしたりすることがなく、考えすぎてしまう傾向が顕著に見られます。また、誰にも頼らず一人で解決しようとしてしまい、メンタルが病んでしまう方も少なくありません。

真面目な人の特徴である、決められたルールに従順な性格もメンタルヘルスの悪化を引き起こす原因のひとつです。「こうあるべきだ」という意識が強く、思い通りにならないことにストレスを感じてしまいます。真面目なことは良いことですが、メンタルヘルスの面から見ると悪い結果を引き起こすこともあるのです。

ポジティブに物事を捉えられない

メンタルは気の持ちようによっても左右されます。特に、何事もネガティブに捉えがちな人は抑うつ症状などメンタルの不調を引き起こしがちです。一度失敗しただけで最悪の事態を考えたり、営業活動を行う前から失敗するイメージを膨らませたりする人は、ネガティブ思考であるといえます。

戦う前から戦意を喪失してしまっては、良い結果は生まれません。また、一度のミスを引きずるとさらなるミスを引き起こす可能性もあり、さらにネガティブに陥るといった悪循環が生まれてしまいます。

失敗をするのが怖い

一部の営業マンは、過度に失敗を恐れる傾向があります。しかし、トップ営業マンであってもすべての営業活動に成功するわけではありません。誰しもが失敗する可能性のある営業活動に恐怖を抱きすぎてしまうと、思い通りの行動が取れず、営業活動そのものに支障をきたしてしまいます。

失敗することに強い恐怖を感じている人は、一度の失敗で過度に落ち込んでしまいます。失敗するたびに自分を責め、どんどんメンタルが弱くなる傾向が強いです。

数字を気にしすぎて焦ってしまう

ほとんどの営業マンには営業ノルマが課されています。営業は数字ではっきりと結果が見える職種のため、目標数値に達しなかったり周りと比べて低かったりすると、焦りの気持ちも強くなりがちです。

トップ営業マンになるには、数字のみを純粋に追いかけることが重要です。しかし、数字ばかりを気にしすぎてしまうと顧客ファーストの営業活動ができなくなる可能性もあります。

営業マンのメンタルを保つ方法

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営業マンのメンタルが弱くなると、仕事に支障をきたすかもしれません。ここからは、営業マンのメンタルを保つ方法を5つ紹介します。

ストレス発散をする

ストレスを発散させるにはさまざまな方法がありますが、趣味や生きがいを持つことがおすすめです。自分の好きなことに没頭していると、仕事で感じたストレスを忘れることができリフレッシュに繋がります。

自分自身で解決するのが難しい人は、周囲の人に協力してもらい不安や怒りなどの感情を聞いてもらいましょう。悩んでいることや、ストレスの原因になっていることを話すだけでも気が楽になります。聞いてもらった後は感謝の気持ちを伝え、お互いに良好な関係を保ちましょう。

気になったことがあればすぐに相談する

業務内容で気になったことや不安な点があれば、すぐに上司や先輩に相談することもメンタルの維持に重要です。人に相談せずに自分だけで抱え込んでしまうと、対処方法がわからず不安を感じてしまいます。抱えている問題が大きなものではないならば、経験者に相談することですぐに解決することも珍しくありません。

「忙しい上司や先輩に相談するのは難しい」と考える人も多いかもしれませんが、やはり問題が大きくなる前に解決することが最優先です。自分だけで抱え込む前に、できるだけ早く人に相談しましょう。

ポジティブ思考に切り替える

ネガティブ思考の人は、できるだけポジティブに考えるよう心がけることが重要です。起きた物事が一緒でも、考え方を変えることで捉え方は異なります。

たとえば賃貸マンションを提案した顧客の契約が取れなかった場合、ネガティブ思考の人は「次の見込み顧客も契約を取れないかもしれない」と考えがちです。しかし、「今回の顧客は周辺環境の説明が不十分だったから次は丁寧に現地視察を行おう!」とポジティブに考えることで、次の行動にも良い影響を与えられます。

常にポジティブな精神を保つために、日々のメンタルトレーニングは欠かせません。ネガティブ思考の人は意識的にポジティブな考えを心がけ、ポジティブ思考を身につけましょう。

失敗を恐れずに挑戦する

失敗することが怖いからといって、なかなか行動を起こせない営業マンも少なくありません。しかし、営業マンは失敗を経て成長するものです。失敗を恐れず行動することで、経験と知識の量が増え成約率も高まります。

さらに成約率を高めるために、これまでの失敗を振り返ることも重要です。失敗の原因を考え改善策を見つけることで、今後の営業活動へ活かすことができます。「失敗は成功の母」だと考えると失敗が怖くなくなり、もし失敗しても落ち込まなくなります。

数字はあくまで「頑張り度」として捉える

数字を気にしすぎてしまう営業マンは、数字を「結果」ではなく「頑張り度」だと捉えましょう。数字が低い場合、結果に対して努力できていなかったと自分を責めてしまいがちです。しかし、少しでも契約が取れたのであれば、「今月はこれだけ頑張れた」と自分を褒めてみてください。

メンタルを保つためには、自己肯定感を高めることが重要です。自分の頑張りを可視化し、できなかった部分に目を向けるのではなくできた部分にフォーカスしましょう。

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CHINTAI JOURNAL編集部は、営業活動に役立つ情報や業務効率化するための工夫をはじめとして、賃貸仲介業務に「おもしろさ」と「ライフハック」を提供します。

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