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不動産チラシこと「マイソク」とは|効果的なポイントや作り方、記載内容を解説!

記事公開日:2022/10/06

最終更新日:2022/10/05

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不動産の営業は簡単なものではなく、そのため「複数の仲介会社で入居者募集中なのに空室期間が長い」「内見予約もほとんどない」といった悩みを抱えている営業マンも少なくありません。状況によって異なるものの、不動産広告の「マイソク」の品質を高めるだけで改善する可能性があるので、マイソクの作り方・使い方を見直してみましょう。

今回は、そんなマイソクに盛り込むべき情報や書き方のコツについて解説します。集客力や成約率を上げるのに効果的なので、お困りの方はぜひチェックしてみてください。

マイソクとは

賃貸物件を探す際によく見る紙のチラシがマイソクです。かつて毎日速報センターという企業が不動産情報を扱うビジネスを行ったのが名前の由来(毎日速報センター→毎速→マイソク)で、賃貸物件の写真・家賃・間取り図・アピールポイント・契約情報の詳細などが記載されています。

マイソクは大家さんがすべて自作する場合もありますが、不動産会社やマイソク作成業者が作ることもあります。いずれにせよ、最終的には不動産営業に使用するツールとなるため、その物件のメリットが十分に伝わる内容を記載しなければなりません。

マイソクに盛り込まれている主な記載内容

前述のとおり、マイソクには賃貸物件の写真・間取り図・テキストなどが記載されています。外観や内装の魅力を伝えなければならないため、単に羅列すれば良いというものではありません。ここからは、マイソクを作成するうえで必要となる情報を7つの項目に分けて解説していきます。

マイソクの記載内容①:賃貸物件の外観・内装の写真

外観・内装の写真は、顧客が暮らしを想像するのに欠かせない情報源です。家賃が安く築年数も浅いなど魅力的な賃貸物件であっても、写真がなければ多くの見込み顧客を取りこぼしてしまいます。忙しくて撮影の時間がない・リフォーム中で内観が撮れないなどさまざまな理由で写真を公開できない場合もありますが、極力きれいな写真を掲載できるように努めましょう。

マイソクは1枚の紙に情報を盛り込むため、ネット広告のように写真を何十枚も載せられません。したがって、限られた枚数で物件の魅力を伝える必要があります。たとえば、アピールポイントが少ない場合は1~2枚ほど、アピールポイントがたくさんある場合は3~6枚ほどサイズを調整しながら掲載すると良いでしょう。

マイソクの記載内容②:家賃

写真と同じく、家賃も顧客にとってなくてはならない情報です。1日に複数の賃貸物件を内見する顧客は物件名・写真・家賃などをセットで記憶するため、必ず記載する必要があります。家賃はもちろん、共益費・敷金・礼金・消毒費・鍵の交換費・火災保険料・保証料など大事な項目は漏れなく記入しましょう。

マイソクの記載内容③:間取り図

部屋の広さや方角など、写真だけでは伝わらない部分をイメージしてもらうためには間取り図の掲載が必須です。階によって部屋の間取りが異なるマンションなどでは、1枚のマイソクに数種類の間取り図を載せることもあります。

このとき、間取り図の記入ミスに気をつけましょう。「クローゼットの位置が違う」「部屋の広さが違う」など、顧客がマイソクと異なる点を発見してトラブルになるケースもあります。特に部屋数や収納が多く複雑な図形になりやすい場合、ダブルチェックを徹底して誤りがないようにしましょう。

マイソクの記載内容④:設備に関する情報

基本設備の記載も欠かせません。下記の表に主な設備を記載しているので、マイソクの作成の参考にしてみてください。

マイソクの記載内容⑤:物件のアピールポイント

リフォーム済み・敷金礼金0円・フリーレント1ヶ月・即入居可・ペットOKなど、物件の長所となるポイントを簡潔に述べるのが基本です。実際に作成するときは、太文字や赤文字を使い、目立つ部分に大きく記載するなど顧客の目に留まる工夫が大切です。ニーズと合致すれば、内見予約に繋がる可能性がより高まります。

また情報を伝えやすくするために、マイソクでは箇条書きで記載するのが一般的です。例として、次のような書き方があります。

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なお、リフォーム済みなど内装をアピールする場合、リフォーム前とリフォーム後の写真を掲載すると効果的です。

マイソクの記載内容⑥:問合せ先

営業担当者が空室確認をする際、スムーズに連絡を取るためにも問合せ先の記載は必要です。電話番号だけでなく、念のためメールアドレスも書いておくと安心です。また担当者の名前も記載しておくと、名前を調べる手間がなくなりスムーズに話の本題へと進めます。

このとき、連絡先を目立つように記載するのはもちろん大事なことですが、肝心な賃貸物件の紹介を妨げないよう、マイソクの下部に書き示しましょう。

マイソクの記載内容⑦:その他情報(アクセスや建物構造など)

最後に、築年数・戸数・方位・建物の構造・アクセスに関する情報などを記入します。しかし、写真や間取りのように大きく目立たせる必要はなく、紙面の右端か左端に記載するのが基本です。

また、メリット・デメリットは選別して書きましょう。築浅ならアピールポイントとして大きな文字で紹介したいですが、築古であれば目立たないように書くのが適切です。もし情報が多すぎる場合、文字サイズを小さくする・余白をなくす・アイコンを使用するなどの工夫を実践してみてください。

より効果が得られるマイソクを作成するポイント

ただ情報を書き連ねただけでは、顧客に賃貸物件の長所が伝わらないだけでなく、営業担当者も紹介しにくくなってしまいます。内見者を増やして早期に成約してもらうには、効果的なマイソクを作成するのが重要です。

ここからは、顧客に好印象を与えるマイソクの作り方のポイントを紹介していきます。大事なポイントは4つあるので、ぜひ押さえておいてください。

マイソク作成のポイント①:きれい&明確に伝わる写真を使用する

薄暗い写真と明るい写真の賃貸物件を比較したとき、顧客が内見してみたいと思うのは断然後者の明るい写真です。それも人工光ではなく自然光がベストなので、晴れた日の昼間を狙って物件の写真を撮るようにしてください。

また内装の写真を撮るときは、部屋の隅に立って距離を十分に確保したうえで撮影しましょう。部屋の情報が伝わりやすい写真に仕上がるだけでなく、空間が広く見える効果も期待できます。広角レンズ搭載のスマホやデジタルカメラならよりきれいに映せるのでおすすめです。

そして、ピンボケ・指の入り込み・水平垂直のズレなどの細かい点もチェックしましょう。その都度確認したり、多めに撮影してきれいな1枚を厳選したりすることで細かいミスを防げるため、成約率アップのためにも細かい部分にも目を通すようにしてください。

マイソク作成のポイント②:物件情報を丁寧に記載する

間取り・設備・立地は、多くの顧客が物件選びの際にチェックする項目なので、一目見ただけでわかるようなデザインにするのがポイントです。たとえば間取りは中央に、立地は上部に太文字で、設備は表や箇条書きにするなどわかりやすく記載しましょう。

また赤や黄色など、テキストに色をつけて目立たせるのも有効です。しかし、顧客の手に届くときは白黒のコピーとなっているケースも珍しくないので、白黒になった場合を想定して見やすいマイソクを作成しましょう。

マイソク作成のポイント③:金額面を目立つように記載する

家賃は上部に大きく、初期費用・更新費用と分けて記載しましょう。契約時にかかる金額を明確に記載すれば、顧客は安心して内見へと進めます。また、営業担当者も初期費用の総額を計算しやすく、顧客にスムーズな金額提示が可能です。

なお、契約に必要な金額の部分を最初に確認する顧客も少なくありません。そのため、家賃がどこに書かれているかわかりにくいマイソクはスルーされてしまう可能性があります。フリーレントなどの特典を大きく宣伝したいところですが、重要な家賃の記載が小さくならないように留意しましょう。

マイソク作成のポイント④:連絡先を必ず明記する

営業担当者が大家さんや管理会社とすぐ連絡が取れるよう、連絡先もわかりやすいところに明記しましょう。連絡先が書いてない・どこに記載されているかわかりにくいといったマイソクでは、顧客に物件を紹介するのが難しいからです。「家賃を下げてほしい」「古いエアコンを交換してほしい」「照明を自前のものと交換したい」など、顧客の問合せや要望に対し、営業担当者が素早く対応できるよう、連絡先の記載は忘れずに行うようにしてください。

マイソクの作り方

マイソク作成方法は有料の作図ツールなどもありますが、エクセルやパワーポイントでも作成可能です。次項では、パワーポイントを使ったマイソクの作り方を5つのステップに分けて解説していきますので、パワーポイントで作成しようと考えている方は参考にしてみてください。

①スライドの向きを横にサイズをA4に設定

マイソクは横向きA4で取り扱われることが多いため、あらかじめ紙に印刷することを想定してサイズを合わせておきましょう。「デザインのタブ」をクリック→「スライドのサイズ」をクリック→「ユーザー設定のスライドサイズ」をクリックすると、サイズをA4に、向きを横に設定できます。

②見やすい文字サイズに設定する

アピールポイントなど強調したい文は18~20pt、その他の情報は12~16ptを目安にしてください。伝えたいことが多くなる場合は、文字サイズを小さめにして1枚のスライドに収めましょう。

③記載内容の配置を決める

新聞やチラシを見るとき、人の目線は左上→右上→中央→左下→右下といったアルファベットのZを描くように移動する傾向があるので、この動きに合わせて記載内容を配置しましょう。アピールポイントは上部に、写真や間取り図は中央、設備やその他情報・連絡先などは下部にするなど、重要度の高い順に上から並べるのがコツです。

<h3>④情報の過不足を調整</h3>

文字数過多のマイソクは読み疲れを起こしやすく、顧客に必要な情報が届かなくなる可能性があるので、不要と感じた情報は迷わず削除すべきです。また修正中に追加したい情報が出た場合、テキストサイズを小さくするか、また文字数が多くなりすぎない範囲で取り入れましょう。

⑤書き間違いがないか再確認

最後に、内容に誤りがないか一通り読み返しましょう。単純な誤字脱字はもちろん、「部屋の広さは正しく記載されているか」「記載している設備に抜け漏れはないか」などをチェックしてください。特に金額や電話番号など数字の間違いがあると、のちに大きなトラブルに発展するおそれがあるため注意しましょう。

効果的なマイソクを作成して顧客の心を掴もう

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今回は、不動産営業のツールのひとつであるマイソクについて解説しました。賃貸物件の良さを伝えられるマイソクを自作できれば、顧客への大きなアピールに繋がります。マイソクの作り方は人によって異なりますが、盛り込むべき情報はそこまで大きく変わらないので、オリジナルのマイソクを作成して顧客にアプローチしていきましょう。

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CHINTAI JOURNAL編集部

この記事を書いた人

CHINTAI JOURNAL編集部は、営業活動に役立つ情報や業務効率化するための工夫をはじめとして、賃貸仲介業務に「おもしろさ」と「ライフハック」を提供します。